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ねぇ、神さまって祈っても良い?

作者: 秋葉竹



  



ねぇ、

神さまって

祈っても

良い?


とても大事な人を亡くした

あのときの心を

だれに云っても

わかってもらえないように


みんなの

たいせつな人の

死を

私は

同じ濃度でなんか悲しめないだろう


簡単だとは

想った


なにもかもグッチャグチャに

して


って



ねぇ、

神さまって

祈っても

いい?


お願いだから

言葉に残る

あけっぴろげな嘘を

お願いだから

言葉で突き刺す

正直ものの心臓の音を


お願いしても

聴こえないのか

夜の好きな詩人の

つたないやさしさを

簡単に云い変えれば

自己憐憫を


お願いだから

ただ今夜だけ

片耳でもいい

聴いておくれよ


どんな夜にも

星々は

すっと澄まして輝きを


夢でみるより儚げに

命を語るほどじゃなく

消え入りそうだよ


ただ君にだけホントを云うよ


そんな夜

流れる流星が

いつまでも好きなんだ


嘘じゃないよ?


ただ君にだけちゃんと伝えて

しまいたかったたんだ


神さまにだって

祈ったよ?


照れもせずに

祈ったよ?


ちゃんと生きるという意味を

たぶんだぁーれも知らないトモシビ


簡単に

思いがけずに簡単に

正しい夜を過ごしたふたりは


笑っちゃうほど簡単に

トモシビみつけて

しあわせを知る


知っているから

生き

生き

生き

切る







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