小鬼の岩窟❸
いきなり悪魔戦…
★ 6/30と7/1は6時、12時、18時の更新です。
(『看破(鑑定・現在・未来)』・『観察』・『模倣』!)
心の中で3つのスキルを念じ、パッシブ化する。
既に『看破(現在・未来)』はパッシブ化していたが念の為だ。
「ムン!!」
宙に現れた火球がこちらへ向かってくる。
取り敢えず、こいつの攻撃手段は『火球』確定だ。
他にも幾つあるか分からない。油断をせずに回避一択だ。
余裕で躱しながら、鑑定で奴のHPとMPを確認する。
MPは未だ健在…と言うか減ってない?
だけど、HPは少しづつ減っている。
恐らく身体を半分失ったせいでHPが削られて行っているんだろう。
このままでも勝てそうだが…。
「ムン!」
馬鹿の一つ覚えの様に火球が襲ってくる。
ピピッ!
(なんか頭の中に変な音聞こえた!?)
『観察』スキルのせいか、レッサーデーモンの身体に帯電が見えた。
「ガァ!」哈ッ」
バリッ(ヒュッ!)
ヴィシィィッ!
悪魔の眉間から発せられた稲妻が、咄嗟に投げたナイフに当たる。
最初の登場から何となくおかしいと思ってたが、隠し球だったらしい。
悪魔のHPが数段下がった。体力と引き換えの攻撃らしい。
「グルルゥゥ…」
悪魔も今の攻撃を避けられるとは思っていなかったらしい。
「オォォゥ!」
持っていた杖の様な武器を起点に思いっきり飛んで来た。
コレも『看破(未来)』は捉えている。
思いっきり前に飛び出して、前周り受け身をする様に回転してやり過ごす。
振り返るとまた帯電が始まっている。
しかも、それを杖の先に集めている。
コレは…。
「くっ!」
思いっきり後ろに飛び図去り、オレが隠れれる位の岩の背に滑り込む。
ヴァァァァン!
『看破(現在)』で岩を透過して見ると、振り向きざまに振り上げた仗の先に集めた雷を拡散した。
とんでもない…。
拡散しているから威力は落ちているけど、喰らえば一時的に動きが鈍る。
そこへ『火球』を放たれたら一気に形勢逆転される。
ピピッ
(さっきから何なんだ…?)
悪魔が居なくなったオレを探している間に、ステータスとスキルを急いで確認する。
バッドステータスが付加されていたら事だ。
ステータスは何もない…スキル…
◆◇◆◇◆
スキル
◉看破(LV4)
:鑑定(LV10)
:過去(LV3)
:現在(LV2)
:未来(LV1)
◎小剣(LV5)
◎短弓(LV5)
◎偵察(LV3)
◎隠密(LV3)
◎解除(LV3)
◎監察(LV1)up!
◎模倣(LV1)up!
◎体術(LV1)up!
◎火術(LV0)new!
◎雷術(LV0)new!
◆◇◆◇◆
衝撃を受けた…。
2章まで一気に投稿します。
後はゆっくり投稿で行きますのでどうぞ宜しく。
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