帰還
鈴鳴り塔編終了、からの帰還です。
◆◇◆◇◆◇ 告知 ◆◇◆◇◆◇
本日は2話投稿。そして完結です。
お読み頂き有り難うございました。
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「ん?」
「どうしたの?」
最前列を行くガランとノーマンの会話だ。
1階に到達したガランさんが怪訝な声を上げた。
「扉が…ない」
「うそ?」
「デガランの嘘?」
「本当だ…ない…」
「えぇっ!?」
「嘘…でしょ?」
「…」
「帰りたいよぉ」
確かに見渡す限り扉がない。
しかも踏み込んだ時に見た雰囲気とかなりイメージが違っている。
何というか、今までの広大なダンジョン風ではなく。
普通の塔サイズよりひと回り小さく、真ん中に祭壇。
それを囲う様に円状の長椅子が設置されている。
「マオ、ちょっとこっちに来てくれ」
お呼びだ。
「はい。何ですか?」
「おまえ、俺の頭の中に話しかけてきたろ?」
「えぇ」
「あれで外にいるムラサキさんと話ができるか?」
「やってみますっっふううううううg」
目を閉じてムラサキさんとコンタクトをとってみる。
『ムラサキさん…ムラサキさん…』
『これは…マオ…か?』
『はい。外から塔を見て何か変化はありますか?』
『いや、特にない』
『分かりました。今恐らく1階にいるんですが扉がないんです』
『何?それはどういう事だ?』
『まだ分からないのでまた後で連絡します』
オレはゆっくりと目を開けた。
「どうだった?」
「外と念話出来ました。それと、外から見て塔の以上は特になかったみたいです」
「そうか…よし、各自3名ずつで散開して調べろ。何かあっても触るなよ?」
「「「「「「「「おぅ!」」」」」」」」
で、オレはノーマンさんとエイミーさんのパーティーに編成された。
「頼む」
「宜しく〜」
「宜しくお願いします」
30分程探し回ったが、どのチームも特に手掛かりを掴めない。
遠目からガランさんが声を掛けてきた。
「なぁ…マオよ。お前の鑑定でどうにかならんか?」
(そうだった!)
直ぐ様オレは魔眼に連なる全てのスキルを発動させる。
オレの瞳の色が赤へと変色する。
(!?)
祭壇の上に直立した女神像がある。
確かこんなのは無かったはずだ。
『至元に至るものよ。この試練の塔をよくぞ攻略した…』
(試練の塔?)
オレの頭の中に声が響きわる。
『この試練の塔に挑戦し、攻略した初めての者に1度だけ恩寵を授ける』
少しづつ女神像が光を放ち、目を開けていられないくらいの光量を放つ。
「どうした?」
「うん?」
ノーマンさんとエイミーさんがオレに駆け寄ってくる。
「おい!扉が!!」
そこには入った時と同じく大きな扉があり、祭壇も長椅子もいつの間にか消えていた。
◆ ◇◆ ◇◆◇
◆ ◇◆
◆
外ではムラサキさんとミツキが待っていた。
直ぐにギルドホーム内へ転移して、ガランさん、コーウェンさんと共に報告を行うことになった。
「成る程…あそこは試練の塔…だと?」
「はい」
「あと、『恩寵』か?それは一体何だろうな?」
全員がソファーに腰掛けてコーヒーを飲んでいる。
「分かんねぇな…全員の見た目に変化はないしな…」
「見た目はない…けれど恩寵…」
「ムラサキ、分かるか?」
「ん、それって『スキル』とか『タイトル』じゃないかしら?」
「おぉ!そうかもな?ガランお前のスキルを調べてもいいか?」
「あぁ構わないぜ」
結果、ガランさんに『直感』のスキルが備わっていた。
「増えてるぜ?」
「恐らく、皆スキルが追加されているんだろうな」
「すげぇ」
コーウェンさんが驚き半分、喜び半分といった顔をしてる。
しかも、今回追加されたスキルは先天性スキルの部類だ。
ただ、先天性スキルの部類と言えど後天性スキルに属し、純粋な先天性スキルとは違い、効能は一段劣る内容となっていた。
「これは恐らく、あそこに居た全員に掛かったものなんだろうな」
「じゃぁ、何回でもスキルが…」
「あ、それはないみたいです。1度だけっていってましたし…」
コーウェンさんの願望にオレが答えると項垂れていた。
「コーウェン、それに報告を聞いた限りではお前達のメンツでようやく攻略できた様に聞こえたが?」
「確かに…そうだった」
「今日は疲れただろう。ゆっくり休め」
オレたちは解放され、帰宅することになった。
スキル
★至元の魔眼(LV6)up!
:威圧(LV6)up! :弱点(LV6)up!
:月影(LV9)up!
◉直感(LV0)new!
☆成長加速(LV6)up!
現在ゆっくり投稿中(本編更新は朝6時)ですのでどうぞ宜しく。
2日に1回程度の更新になります。
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