スキルの蕾
スキルは芽生えるもの。
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目標のポイントに達しなかったので、
この第5章を持ってマオの冒険を閉じようと思います。
あと数話有りますが最後までお付き合いいただければ幸いです。
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まぁ、ここまではある意味楽勝だった。
何故なら、普通1パーティーで挑む所を2パーティーで挑んでいるから。
その2パーティーが2等星クラスの戦闘特化パーティーだから。
更にオレの『月影』が『迷う』事を許さないから。
ある意味、迷いながら1つずつ攻略するのがダンジョンだ!
っと言う人なら面白くもなんともないと言われてしまうけど、現実的に死に直結する状況で普通そんな事を言うのはド阿呆だ。
それに折角発現したスキルを使わずに、ダンジョンを攻略すると言うのも何処かおかしい。
それが『一発で正解ルートを導き出すスキル』と言う通常有り得ないスキルだとしても…。
地味な規格外スキルと言う微妙な立ち位置のスキルだが、宣戦同盟は戦闘が大好き、と言う頭のネジが数本飛んでる人間の集まりだ。
それなら、戦闘をガンガン行えるスキルと言うオレのスキルは都合がいい。
退屈しなくて良いのだから…。
「いやー前の3階の番人は面白かったな」
「そうね。いきなり魔法タイプだったもの」
「くっくっく…私の魔法が火を吹いたわ」
「僕の結界だってさぁ!」
と言うのが第一部隊。
「どーだった?左腕叩き潰してやったぜ!」
「そうね〜その後の私の地魔法も中々だったでしょ?」
「脳天を貫く矢…最高だった」
「怪っ我人♪ 怪っ我人♪ 怪っ我人♪ 怪っ我人♪」
一番最後が一番怪しい…。
まぁコレが宣戦同盟だ!と言われればそれまでだけど。
「っで、どうだ?ダンジョンガイド?」
…変なあだ名付けられた。
デュプリケイターと比べればそりゃマシなんだけど、これはこれで…。
「もう少しで最後の休憩ポイントになりそうな場所があって、そこから数十メートル進めば番人です」
「そうか…やっと帰れそうだな」
「ちょっと、何でこれで最後だと?」
「勘だ」
「出た」
「デガランの勘」
「何だその全然信用できない様な言い草は」
「えぇ〜当たる時と当たらない時の差が激しいからなぁ…」
「くっ…」
そんな話を耳にして、ついガランさんのスキルを看破した。
確かに何か怪しいスキルがあるけれど、文字化けしてわからないスキルが1つある。
あと、それが卵から孵化する様な、しない様なそんな不安定な感じも受けた。
ん〜何か手伝える様な気がしてるんだけど…。
「おい、何考えてやがる?」
「えっ?」
「眉間にシワが寄ってんだよ」
(案外顔に出てしまうな…)
気がつくと一同がこっちを向いていた。
(これは何か言わないといけない雰囲気だな…)
「今のオレのスキルで分かったんですけど、ガランさんに新たなスキルが芽吹こうとしているんです」
「「「「「「「えっ!?」」」」」」」
一同が驚く中、ガランさんだけはニヤニヤしてる。
「ほら見てみろ〜やっぱなんかあんだよ」
「いや、そこじゃねーだろガランの旦那!」
直ぐにツッコミが飛ぶ。
「違うのか…」
ガランさんは縮こまる。
「まぁ、そりゃそれでめでたいっつーかそうなんだけど、それがわかるって事がスゲーなって話で…」
「おぅ。そう言われてみればそうだな!」
「このデガラン…」
「これだから脳筋天然は…」
「何だろうな!この嬉しいのに貶されてる感じは!?」
うん。ガランさんは愛されてると信じたい。
「で、何か手助けできそうで出来ない…そんな感じがするんです」
「スキルを開花させられるってこと?」
「まだイマイチ確信が持てないんです」
「無理すんな。直ぐそこには番人なんだろ?今のお前は何方のタイプにも対応出来る、いわばジョーカーだからな。無理してもらっても困る」
何だろう、コーウェンさんの方が同盟の統括リーダーっぽく見えてきた。
「同意する」
「そうね」
「うんうん」
第一、第二の面々は賛成している。
「終わった後に煮るなり焼くなりして良いから、ね?」
「ノートン…俺は煮たり焼かれたりすんのか…?」
「デガランのクセに気付いた…」
「どんどん俺への態度が横柄になってる気がするな?まぁいい、じゃぁ、最後の戦いに出発する!行くぞ!!」
「「「「「「「「おぅ!!!」」」」」」」」
現在ゆっくり投稿中(本編更新は朝6時)ですのでどうぞ宜しく。
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