宣戦同盟第二部隊❷
今日は12:00に幕間も追加します。
鈴鳴りの塔編前編終了です
「そんな使い方が…」
「あぁ、お前とうちのガランさんがやりあった時、お前のスキルコピーとギルマスの要請があって、アーツも闘気法も使わなかったらしいな」
「えっ…」
(オレを守りながらオレと戦っていたのか…)
ガランさんとの格の違いを思い知らされた。
「それに、他のメンツは一切手出ししてなかっただろう?」
「…らしいです…」
「ガランさんが言ったらしい。『あいつを切ったのは俺だ。それなら俺がケツを持たなきゃな』ってな」
「…」
ギギ…ギギギ…。
「おら、感傷は後でやんな。次のお出ましだ」
目の前が滲むのを堪え、今の俺に出来る事をやる。
そうしよう。
さっきノーマンさんがガーゴイルを墜落させた。
『看破(監察)』による原理はこうだ。
❶魔力を乱雑に回転させる。
❷それを矢に纏わせる。
❸撃ち抜く。
乱雑に回転する魔力が強引に侵入する事で、魔力の集中と発現がうまくいかない。
結果、飛行術によって飛んでいたガーゴイルは飛べなくなる。
これをオレなりにアレンジする。
ノーマンさんの『混濁』をトレースする。
火術や雷術を用いていた。
その経験が急速に緻密な魔力操作を可能とする。
ギーーー!!
2体のガーゴイルが動き出し、飛び立つ。
「そこだ」
2体のガーゴイルを結界術に捕らえる。
「濁」
「ギギ?」
2体を中心に外皮にまとわり付くように乱雑した魔力が覆う為、オドで魔力を生成出来ないガーゴイルは落ちる。
結界術と纏術、混濁のアーツの重ね技だ。
ズン!x2
「コーウェンさん、リーゼさん、ローマンさん!」
「任せろ!」
「任せて!」
「任された」
コーウェンさんはさっきと同じく闘気法でメイスの打撃力を拡張させる。
リーゼさんは地中の鉱物を練り上げて幾本もの槍を突き上げる。
ローマンさんは3本の矢を番え、貫通力と範囲を闘気法で拡張する。
瞬殺。いや、瞬壊と言うべきだろう。
「恐ろしいな…」
「なーに言ってやがる。いきなり合わせんのかよ。いや、俺らが合わせたのか?」
「君、結界術なんて使えたの?」
「混濁…会得したか」
三者三様の反応だ。
「なんかあたしだけ出番ないよぉ…」
「エイミー泣かないの」
いつもは回復の手が掛かるんだろう。でも今日は必要ない。
ギギギ!ギギギギギギ!!!
「さてと…殲滅だ」
それから次々と起動するガーゴイルはオレの結界術と纏術で次々と落とされ、真下に展開されるリーゼさんの鉱物の槍に串刺しにされる。
まだ動こうとするヤツはコーウェンさんのメイスで叩き潰され、あっという間に戦闘は終了した。
ノーマンさん曰く。『闘気法や魔法はオドによる回復で何とかなるが、矢は使い切りだからほっとした』だそうだ。
そしてエイミーさんは目を線にしていた。
◆◇◆◇◆
スキル
◎結界術(LV3)up!
◎魔力操作(LV3)new!
術
☆纏術《混濁》(LV3)new!
☆結界術《緊縛》(LV3)new!
現在ゆっくり投稿中(本編更新は朝6時)ですのでどうぞ宜しく。
2日に1回程度の更新になります。
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