魔法と術
ようやく魔法…
ギルド2階の図書館で色々なアーツの組合せを確認している。
「これは…」
それはデュプリケートとと言う欄だ。
読むとデュプリケイターの能力を更にワンランク上げるアーツらしい。
しかし、デュプリケイターでもごく一部しかアーツ化しないらしく、相当数のスキルを持っていたデュプリケイターでも発言しなかったらしい。
(これはじっくり極めるしかないかな…)
けれど、『小剣』や『双剣』と『天足』を重ねながら『剣術』を習う事で、『剣術』がアーツ化するらしい。
後は『術』は魔法と違ってアーツ化しやすいものらしい。
けど、そもそも『術』が体系化されてなくて、習得や制御が難しいので魔法よりアーツ化が難しいらしい。
(あれ…?そんなに制御が難しいとか思った事ない…)
ちょっとダーレンさんに話してみよう。
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「…っという事なんですけど」
「あぁ…だから魔法に手を出さなかったのか…」
ダーレンさんは胸の支えが取れたらしい。
「魔法は体内の『オド』から精製される魔力を体外に発する時に、魔法式を通すことで様々な形として発現するのが魔法」
「因みに、魔法式なんかを通さずにオドを直接、斬撃や衝撃波に変えて繰り出すのが闘気法だぞ」
「はいはい、今回は私の番だからガイは黙っておいてください」
そう言われてガイさんが拗ねる。
「で、『術』は自然界に存在する魔力を取り込んで発生させるんだけど、魔法式を介さずに、頭の中のイメージを形にするんだよ」
「そう言えば、呪文も魔法式も使ってなかった…」
「そう、恐らくレッサーデーモンの術を丸ごとコピーしたけど、残念な事に術の概念を知らなかったから、新たな術を作成出来なかったんだろう」
「成る程…」
「しかし、この『術』の一番難しい点は魔力を取り込む事なんだ」
「えっ?」
「オドから生まれる魔力と自然に漂う魔力はそもそも違うから、取り入れる時に拒否反応みたいなことが起きる」
「えっと…ならないですね…」
「まぁ待って、もしかするとマオ君の中にはもう一つの魔力を受け入れる所が存在するのかもしれないな」
「おぉー」
「そして此処からだけど、術を発動する要領で魔力を体内に取り込み、それを使って魔法式や呪文を唱えれば…」
「まさか…」
「そう、魔法と同じ効果を得ることが出来る」
「それだと魔法使い放題になりませんか?」
「それが出来ないのは、魔力の取り込みと拒否反応があるから。どんなに優れた魔法系の人でも、そこまで出来るのは一握りだよ。逆にマオ君のように魔法系の奥義を先に体得しているなんて希中の希だよ」
「魔法…」
「でも、やれる事は1つだから何でもかんでも焦ってやらないほうがいい。それよりマオ君に足りないモノを補完した方が生還率は上がるよ」
「じゃぁ…神聖系のヒール系ですかね」
「成る程、どんなにやられても自分で回復出来れば…か…」
顔下半分を右手で隠すようにしてちょっと考えてるダーレンさん。
「良いかもね。マオ君の持つ『高速回復』は一つの戦闘内での完全回復は厳しいしね」
「はい」
「じゃぁ簡単なとこから始めるか」
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今日やったのは信仰する神決めとヒールの詠唱と魔法式の暗記、そして瞑想だった。
ちょっと面白かったのは、神決めする時に四つ葉のクローバーを手に持ち、目を瞑って後ろに投げる『夢見式』と言う儀式だ。
オレのような特にこれといって信仰する神が定まっていない時に、指標として執り行われる簡単なモノらしい。
びっくりしたのは9回中5回も真理と選定の神トルファンに落ちた事だ。
ダーレンさんはそうなるだろうと予測していたらしい。
理由はやはりオレの先天性スキルが『鑑定』だからとの事。
後はゼイルートに2回、アルトニクスとサイファーに1回づつ落ちた。
まぁ、トルファン神からの『俺にしとけ』と言うお達しだろう。
そのお陰か今日1日で何とか無詠唱のヒールを獲得出来た。
あと、ダーレンさんオススメの初級魔法の本と術に関する本を2冊借りた。
そして結局、あれからミツキは戻ってこなかった…。
◆◇◆◇◆ 9人の神々 ◆◇◆◇◆
第一位:ゼイルート(破壊と創造)
第二位:ガルドバ(生と死)
第三位:トルファン(真理と選定)
第四位:フェイハー(天空と風)
第四位:ドンゾン(大地と鉱物)
第四位:アルトニクス(太陽と炎)
第四位:ナイシェル(月と氷)
第四位:オーシェン(海と水)
第四位:サイファー(嵐と雷)
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スキル
◎神聖魔法(LV1)up!
☆魔力転換(LV0)new!
現在ゆっくり投稿中(本編更新は朝6時)ですのでどうぞ宜しく。
2日に1回程度の更新になります。
あっ、宜しければ★を押していただいたり、感想などを書いて頂くと嬉しいなぁ…。




