魔眼
魔眼の能力とは?
6/30と7/1は6時、12時、18時の更新です。
近場の森へは歩いて30分程度。
ゆっくり歩いて行く。
その間も看破を試して行くが、『鑑定』と対して変わらない。
結局分からずじまいで森へと入って行く。
森へ入り薬草を探す。
頭でスキルを念じながら歩いて行くと、サクサク薬草を見つける事ができる。
1時間程採集をして、ふと気づく。
鑑定しながら歩いても意味ないと。
スキルは口に出しても、心の中でもいいので思う事が大切だ。
だから、この一年『鑑定』をメインで考えていた。
『看破』を念頭にもう一度周りを見渡す。
『鑑定』だとどうしても見える範囲だったものが透過して見える様になった。
しかも、動いているものも見える。
動物や魔獣、魔物、ハンターのいずれかだろう。
今はなるべく戦闘は避けたい。
辺りを見回し安全を確保しつつ、森の1/3の薬草を収集して街に帰った。
幸い、宣戦同盟の主要メンバーとはかち合わず精算できた。
寝ぐらに帰る最中も『看破』を使い続け、急に目の前が暗転した。
◆ ◇◆ ◆◇◆
◆ ◇◆
◆
朝、気がつくとベッドに倒れ込んでいた。
「イテテテ…」
変な体制で寝ていたからか、体があちこち痛い。
スキルと言えど、半日もの間使い続けるのは身体に負担がかかる様だ。
…気を付けよう。
さて、今日は戦闘に活かしてみよう。
オレは身体を起こして準備を始めた。
落ち込んだのも一瞬で、新たな発見が希望に変わった。
1人になって、自由になって逆に自分の可能性に気付いた。
街中を行く足取りも軽く、ギルドの中に入る。
既に『看破』を使って宣戦同盟と時間をずらしている。
ゴブリン5体の討伐依頼。依頼を受ける。
オレが使っているのは小烏丸と言う小太刀と疾風の弓だ。
このスキルの可能性を探れる。
結果、とんでもなく戦闘に有効なスキルだと言う事がわかった。
特に遮蔽物のあるフィールドにはピッタリだ。
木に隠れての狙撃や、待ち伏せ、罠など多岐に亘った。
これだけ出来るなら…っと思ったが、流石にソロだと心元ないのでギルドに依頼して修練の期間を設けた。
二月の間、小剣と弓のスキルを徹底的に見つめ直した。
思った所に、思った様に剣がふれる。矢が飛ぶ。
これはオレのスキルを活かす為に最低限必要だった。
勿論その間も生活に必要なお金を稼ぐ為、支障が無い程度の依頼も請け負った。
二月が明けスキルレベルが全体的に上がり、新たなスキルを3つ覚えた所で修練を終えた。
そろそろ外に出てもいい頃合いだと思った。
2章まで一気に投稿します。
後はゆっくり投稿で行きますのでどうぞ宜しく。
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