3つ目
ミツキちゃんつえー
午後、ギルドの近くを歩き3つ目の星を探しに行ってみた。
流石にそうそう簡単に…っと思ったら簡単に会えた。
その子は街中で買い物をしていた。
流石に家の中にいたら会うのは憚られるからな。
オレは運がいい。タイミングが良かったな。
(オレと同じくらいの歳の子?)
しかも異性だ。
不躾だけど、怪しまれないように『看破』させてもらう。
◆◇◆◇◆
ースキルー
☆破呪(LV1)
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◆◇◆◇◆
『破呪』かぁ…どんなスキルなんだ?
でも、戦闘用ではなさそうだな。
などと考えていると…
「こら…」
背後からズビシッっとチョップを喰らった。
いくら看破中とはいえ、ムラサキさんとの戦闘訓練で感度が上がっているオレの背後に立つなんて…
振り返るとムラサキさんが立っていた。
「えっ…なんで?」
「それはこっちのセリフだよ」
「ギルドを早めに上がってみれば、私の可愛い娘をストーカーしてる阿呆がいるじゃないか」
「ちょっとウチで理由を聞かせてもらおうか?」
「えっと…はい…」
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◆ ◇◆
◆
「ふーん…『スキル』かぁ…」
「はい…」
オレはムラサキさん、そしてギルマスの家に来ている。
ギルドからかなり近い一軒家だ。
「どうぞ」
コトっと、娘さんがコーヒーの入ったカップをオレの前に置いてくれた。
ダイゼンさんの入れてくれるコーヒーの味だ。
「君の『看破』、旦那から聞いた時には中々凄いスキルだと思ったけどさ、そんな事も出来るんだ?」
「はい」
絶賛説教中だ。
「何でまたそんな事を?」
「多くのスキルを持っておけば色んな事に対処できるかな?っと…」
「君…強欲だねぇ…」
「すみません…」
「まぁいいよ、あんたらの歳じゃそう考えるのもおかしくない…ミツキ」
「何?母さん」
「今からコイツと組み手してやってくれない?」
「いいよ」
「えっ?」
◆ ◇◆ ◇◆◇
◆ ◇◆
◆
案内されたのは地下室。
ちょっとした広さの部屋だ。
「ここは?」
「ここはトレーニングルームみたいなもんだよ」
「へぇ…凄いな…。で、本当にやるんですか?」
「ミツキ?」
「…うん。準備出来たよ」
「あ…」
身体にピッタリと張り付くようなボディスーツの上に両腕、両足を短くカットしてある道着。
そして空いた部分を籠手と脛当てでカバーしている。
更に長く美しい髪は、後ろで止めている
町娘的な姿もアリだと思ったけどこっちもアリで…
ちょっと見惚れてしまった。
「こら」
またもやズビシッっとチョップを喰らった。
「さぁ、やってもらおうか?」
「ムラサキさん…」
「遠慮はいらないよ?」
「えぇ…」
流石にちょっとは戦闘の手ほどきを受けているだろうけど、こちとらあの宣戦同盟に随行してたんだ負けるわけがない。
「始め!」
◆ ◇◆ ◇◆◇
◆ ◇◆
◆
結果、負けた。
同い年位の女の子にだ。
3本中1本取れたのが嘘みたいだ。
「つ…強い…」
それ程までに身体能力が高い。
「大丈夫ですか?」
仰向けになっているオレを心配そうに覗き込むミツキさん。
壁に背を預けて見ていたムラサキさんがこっちに近づいてくる。
「この子は私達のスキルを『継承』してる。けどそれだけじゃ無い。
私達が実践を想定して武道を叩き込んでるからね」
「そんな…」
えっ?『継承』?『武道』?
「それに、君はスキルに頼りすぎてる」
現在ゆっくり投稿中(本編更新は朝6時)ですのでどうぞ宜しく。
3章からは2日に1回程度の更新になります。
あっ、宜しければ★を押していただいたり、感想などを書いて頂くと嬉しいなぁ…。




