看破
魔眼開眼。
６／３０と７／１は６時、１２時、１８時の更新です。
目が覚めた。身体中寝汗でぐっしょりだ。
あの頭痛は例の看破のスキルの副作用だろうか？
それだと、面倒なスキルになったもんだ…。
体を起こしてもう一度スキルツリーを開く。
確かに『鑑定』は『看破』に変更されている。
◆◇◆◇◆
スキル
◉看破（ＬＶ０）new！
：鑑定（ＬＶ１０) up！
◎小剣（ＬＶ３）
：
：
◆◇◆◇◆
(『看破』に『鑑定』が飲み込まれてる…）
考えて、まだ余っているスキルポイントを看破に注ぎ込む。
『『看破』をレベル１へ進化させます。宜しいですか？』
ピッ
身構えていたが今度は画面の明滅は無かった。
が…
ピピピピ…
『『看破』に以下のサブスキルが発生しました』
：過去（ＬＶ０)
◆◇◆◇◆
スキル
◉看破（ＬＶ１）up！
：鑑定（ＬＶ１０）
：過去（ＬＶ０）new！
◎小剣（ＬＶ３）
：
：
◆◇◆◇◆
「え…増えてる…」
今までこんな事はなかった。
試しに『過去（ＬＶ０）』を鑑定する。
ピッ
過去（ＬＶ０）：過去の事象（対象：極小）を看破する。
（ＬＶって対象物の範囲の事か…？)
オレはまだ余っているスキルポイントを全部『看破』へと注ぐ。
ピピピピ…
『『看破』に以下のサブスキルが発生しました』
：現在（ＬＶ１)
：未来（ＬＶ０)
◆◇◆◇◆
スキル
◉看破（ＬＶ３）
：鑑定（ＬＶ１０)
：過去（ＬＶ２）up！
：現在（ＬＶ１）new！
：未来（ＬＶ０）new！
◎小剣（ＬＶ３）
：
：
◆◇◆◇◆
うん。コレで少しは使い勝手の良いモノになるだろう。
『鑑定』も今まで通り残ってる。
『鑑定』は何処でも引く手数多のスキルだ。
ただ、戦闘には余り向かなかった。
それだけだ。
生きて行く分には苦労しないだろう。
取り敢えず着替えたい。
お礼を言ってハンターズギルドを出て寝ぐらへ帰り、インナーを着替えてもう一度ギルドに来た。
このスキルがどう言った効果があるのか、それを見極めてからでもハンターを辞めるのは遅くはない筈だ。
「すみません、クエストを受けたいんですけど…」
「あ、マオさん。昨日は大丈夫でした？」
「はい。まぁ何とか…」
「それとちょっとお話がありまして…」
受付嬢のアメリアさん曰く、
・昨日パーティー追放手続きが取られたという事
・オレのスキルレベル等を考えると、５等星クラスとの事。
・もし良かったら、ギルドで働かないかと言う事。
一番最後が嬉しかった。
「取り敢えず、何回か依頼を受けて様子をみます」
「そうですか…ソロで挑まれると思うので、こんなのは如何ですか？」
近場の森へ薬草採集だ。
敵となる魔獣の強さも低く難易度としては最低クラスで、駆け出しパーティーがよく挑む依頼。
その割に薬草は何時も枯渇状態なので、この依頼が切れる事はない。
「そうですね。じゃぁそれにします」
２章まで一気に投稿します。
後はゆっくり投稿で行きますのでどうぞ宜しく。
あっ、宜しければ★を押していただくと今後の励みになります。
