白状
済みません二重投稿やっちゃいました。
御免なさい!
あと、お詫びに本日18:00にもう一本upします。
明けて翌朝、ギルドへ向かう。
(なんかザワザワしてるな?)
気のせいか?と思いつつカウンターへ進む。
「あっ!マオさん!直ぐにギルマス室へ!」
「えっ?」
2階のギルマス室に行く。
コンコン
「マオです」
「おお、入れ」
ガチャ
ギルマス室はさっぱりした部屋だった。
特に私用のものは見当たらない。
「何だ?入ったのは初めてか?」
「はい」
見透かされた。
「まぁ座れ」
机の横の対面ソファーに座らされた。
カチャカチャ
コポポポ
瓶からコーヒーの粉をカップに入れ、温水魔導機から温水を注ぐ。
カップは私物だろう。
「飲め」
「あ、ども」
ひと口啜ると心地よい苦味と酸味が口に広がる。
「単刀直入に言うと、お前狙われてないか?」
「えっ」
「昨日の奴らな…」
あった事の有る無いじゃなく、あった事として進んでいる。
「うちのギルドに登録してあったんだが、どうやら裏ギルドとの繋がりもあるようだ」
「裏ギルド…」
「真っ当に生きてれば余り聞く言葉じゃねぇよ」
「はい」
「そんなに影響の無い裏ギルドもあるが、あいつらが登録していたのはアサシンギルドだった」
ダイゼンさんがカップを口につける。
「ヤバいギルドだ。盗賊ギルドよりも格上で、直接命を狙って来るイカれた奴らだ」
「…」
「で、そんな奴等に絡まれた。
他の奴ならまだしもお前だからな、こっちも過敏になる訳だ」
「有難う御座います」
「実を言うとな、お前も暗殺ギルドに登録しているのでは?と言う話も出た」
「い…「それは直ぐに却下した。それならそもそもギルドの勧誘を断らんしな」
確かにそうだ。
ちょっとホッとした。
「で、お前の『鑑定』スキルを使ってうちのギルドに潜り込んでるスパイを見分けれるか?」
「それは…」
「その代わり、ウチのヤツをボディガードに付ける」
ちょっと目を閉じた。
これからもこんなやり取りが続くならいっそ白状したほうがよさそうだ。
「ダイゼンさん」
「何だ?」
「スキル測定器を持って来て貰って良いですか?」
「それならこの部屋にある。準備するちょっと待て」
直ぐに用意してくれた。何かを察知してくれたようだ。
「じゃあそこに手を置け」
フワッとオレの周りを風が舞う。
紙にオレの今のスキルが印字される。
仕組みはよくわからないが、数年前この魔導機が開発されたようだ。
「な、何だこのスキルは…」
「オレが宣戦同盟を追放された直後に『鑑定』が『看破』に変化しました」
「なんだそりゃ…聞いたこともねぇスキルだな…」
「はい、オレもです」
「確かにソロ活動を行うようになってから活躍が目覚ましいと思っていたが…」
ダイゼンさんがマッチに火をつけシートに移す。
ガラス製の大きい灰皿の上でシートが小さな音を立てて踊る。
「これはオレのところで留めておく」
「有難う御座います」
「この『看破』は役に立つのか?」
「恐らく…」
「そうか…それなら今からでもいけるか?」
「はい」
「ん?何をしてる」
ダイゼンさんからすれば、オレは足下を中心にキョロキョロしているのだろう。
「ダイゼンさん紙を下さい」
「!…ああ」
直ぐに紙とインク、ペンを用意してくれた。
さらさらと1人の名前を書く。
「今、ギルド内にいる暗殺ギルド登録者です」
「!!…早い…な…」
驚いた顔は直ぐに悪ガキの様な笑顔になった。
「憲兵隊に連絡をとる。あとはあいつらの仕事だ。
これから1週間地下闘技場に篭ってもらってもいいか?」
「構いませんが…」
「安心しろ、これはギルド直轄案件として発注する。施設内の利用もタダにする」
「あと出来れば稽古をつけてもらえないでしょうか?」
「ふふん。俺から何を真似るつもりだ?」
『模倣』の事だ。
「オレのこれからに繋がる全部です」
「分かった、良いだろう。後進の育成もギルマスの務めだからな」
ダイゼンさんは勢いよく立ち上がった。
現在ゆっくり投稿中(本編更新は朝6時)ですのでどうぞ宜しく。
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