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第10章 雪音ちゃんと村娘達 134 〜 早く魔剣ディーアを元あった場所に戻しに行こう!④〜

 ◇◆◇


 右側の通路から新たに現れたゾンビ牛頭牛足人胴鬼(ミノタウロス)と戦っている雪音ちゃんの姿を見守っていたラピは、何匹かの犬の鳴き声が聞こえたので鳴き声のする方に顔を向けてみた!


 すると、ソフィーが聖なる破邪の矢(ホーリー・アロー)で穴だらけにし、ラスィヴィアが念のためにと言って燃やしたゾンビ牛頭牛足人胴鬼(ミノタウロス)の身体からメラメラと勢いよく立ち昇る炎の壁の向こう側から2匹のゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)が飛び出して来た!


「あらあらー、燃え盛る炎の壁を突き破って来ちゃうなんて元気なワンちゃん達ですねー♪ でも、腐ってて、かつ、燃えてるワンちゃんを飼うことはできませんので天にお(かえ)りくださいねー? それー♪」


 ラピはいくつもの氷の槍(アイスランス)を2匹のゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)に向かって飛ばした! けれど、その攻撃は俊敏なゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)の回避行動によって(かわ)され、ゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)の残した炎の残像を貫いただけに終わってしまった!


「むー、当たらなかったのですー! なら、コレならどうですかー!」


 ラピは大量の氷の(つぶて)を散弾のように2匹のゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)に向かって飛ばした!


「「ガフッ!? グルルルルルルゥ!!」」


 俊敏なゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)達も流石(さすが)にこの攻撃を避けきることは出来ず被弾してしまう!


「やったのですー♪ 腐ったワンちゃんは燃えていますから氷は多少溶かされちゃってるとは思いますけどー、でも、効いてはいるみたいですよねー♪ 1撃で仕留めてあげられないのは可哀想だとは思いますけど、氷の槍(アイスランス)を避けてしまったのはワンちゃん達なので恨まないでくださいねー?」


 そう言ってラピは青い宝珠を口に(くわ)えた龍の杖を振って宙に再び大量の氷の(つぶて)を作り出し、それを2匹のゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)に向かってぶつけていった!


 近寄ろうとする(たび)にラピが放つ氷礫の散弾(アイスショットガン)を浴びて徐々に動きが(にぶ)くなっていく2匹のゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)


 意を決した2匹のゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)が最後の力を振り絞って今まで以上に身体から炎を発し、ラピに向かって特攻して来た!


「むむむ、逃げずに向かって来ちゃうんですかー? ゾンビさんは頭が悪いから逃げるってことを知らないんですかねー? 仕方ないのですー、とどめを刺してあげるのですよー!」


 雪音ちゃんの血を体内に取り込んでいるラピの身体は炎に耐性があるため、普通の人間にとってはただ燃えているだけで脅威(きょうい)になるはずのゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)達の身体から発せられる炎も、ラピにとって脅威(きょうい)にはならなかった!


 ラピは龍の杖を天上界の倉庫に収納し、時間差で飛び掛かって来たゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)達を舞を舞うかのようにヒラリ、ヒラリと(かわ)しながら氷の刃でコーティングした手刀をゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)達の首へと叩きつけて斬り落とした!


「ふー、動きが(にぶ)ってて助かったのですー。氷の(つぶて)を当てて弱らせる前に特攻されていたら危なかったかもしれませんねー」


 ラピは(ひたい)の汗を(ぬぐ)ってひと息ついた!


 ◇◆◇


 同じ頃、マッドとフトモ(ピート)モスキーは冷や汗をかいていた!


「おいおい、腐った(ロトン)牛頭牛足人胴鬼(ミノタウロス)の後ろに腐った(ロトン)黒妖犬(ヘルハウンド)が3匹もいやがるぞ!?」

「くっ!? 前回遭遇したのよりも(はる)かに大きい腐った(ロトン)牛頭牛足人胴鬼(ミノタウロス)だけで厄介だと言うのに、お供までいるとは!?」

「がぅがぅ! がぅがぅ!」おちついてー! きっと、だいじょーぶー!


 雪狼(フェンリル)のクゥーが2人に向かって励ましの声を掛けた! もちろん、マッドとフトモ(ピート)モスキーには動物の鳴き声にしか聞こえていないのだが……。


「あー、俺らの言葉が通じるか分からねえが腐った(ロトン)黒妖犬(ヘルハウンド)どもの相手を頼んでも良いか?」

「がぅ!」まかせてー!


 マッドは自分の言葉に大きく(うなず)くクゥーの姿を見て驚きながら、


「おぉう!? マジか!? お前、賢いんだな! じゃあ頼んだぞ!」


 とクゥーに声を掛けた。


「がぅ!」たのまれたよー!


 クゥーは元気良く吠えてマッドに応えた!


流石(さすが)、金髪の魔法使い殿の使い魔だな、頼もしい限りだ! マッド! マイケルのせいで聖女殿の詠唱が始まるのが遅くなってしまったが、詠唱が終わるまではなんとか持たせるぞ!」

「おう!」


 フトモ(ピート)モスキーとマッドは、ゆっくりと自分達の方に向かって歩いて来るゾンビ牛頭牛足人胴鬼(ミノタウロス)に向かって駆け出した!


 その動きに反応したゾンビ牛頭牛足人胴鬼(ミノタウロス)のお供のゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)達もフトモ(ピート)モスキーとマッドに向かって走り出す!


 そんな3匹のゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)目掛けて雪狼(フェンリル)のクゥーが3本の氷の槍(アイスランス)を飛ばすと、3匹のゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)は俊敏な動きでそれらの攻撃を(かわ)し、標的をクゥーに切り替えた!


「がぅ!?」よけられちゃったー!?


 クゥーは再び氷の槍(アイスランス)を作って何度か飛ばしたが、それもヒョイヒョイっと避けられてしまった! 氷の槍(アイスランス)が貫いたのはゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)の残した炎の残像のみ!


 3匹のゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)はクゥーの周りを大きくグルグルと回り出した! そして、徐々にその包囲を(せば)めていくかのように回転の中心にいるクゥーへと近付いていく!


「がぉー」よけられちゃうし、てきのかず多いよー。うーん、うーん。


「がぉ!」そうだ!


 クゥーは氷の剣を作ってその(つか)をパクッと(くわ)えたのであった!


 ◇◆◇


 その様子を見ていた私はと言うと、それはもう大興奮だった!


「灰色の大狼シ◯ちゃんの降臨だよぉおおおお!!!」


 灰色の大狼シ◯ちゃんってゆーのはダークソウ◯に出て来る格好良いボスキャラクターなんだけどね、超カッコ可愛いの! 今のクゥーみたいに口に剣(くわ)えて攻撃して来るんだよ! 倒さないとお話進まないから泣く泣く倒すんだけどね! ( 号泣 )


 ちなみに、DLCだと子供の頃のちっちゃくて可愛いシ◯ちゃんと一緒にボスと戦えたりするんだけど、その時だけしか一緒に戦えなくて超悲しかったんだよぉおお……。しくしく。


 でね、共闘した後に、過去から戻って来て森を抜けた先にいるボスのシ◯ちゃんの所に行くと通常とは違ったムービーが流れるんだけど、それがまた悲しくなって来るムービーなんだよネー。


 って、ああ!? 3匹のファイヤーゾンビ犬が一斉にクゥーに飛び掛かっ!?


 うっわ!? クゥーがその場でグルンと1周した横回転斬りで3匹のファイヤーゾンビ犬の身体を輪切りにしちゃったよ!?


「クゥー、すっごぉーーい! かっくいーーーー!!!」


 雪音ちゃんは両腕を上下にブンブン振って大はしゃぎだった!


 ◇◆◇


 スカッ! ガスッ! スカッ!


「雪音ちゃん、腐った(ロトン)黒妖犬(ヘルハウンド)(まと)う炎を(おそ)れることもなくコイツらと戦っている俺の勇姿も見てください! くっ、聞こえていませんね!?」


 ロリコン(ライト)は亡者を1撃で光に帰す黒の炎を発動させた魔剣ディーアを一生懸命振っているのだが、俊敏な動きをするゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)達の身体に一太刀も入れることが出来ずにいた!


 そんなロリコン(ライト)の戦う姿を見てラスィヴィアは高笑いをしながら馬鹿にする!


「おーほっほっほっほ。雪音様はお気に入りの雪狼(フェンリル)の戦いに夢中なのですわぁ〜ん。そもそも、先ほどから攻撃がまったく当たっていないお前(人間)の戦いなど、見る価値が微塵もないのですわぁ〜ん」


 ———— まったくなのじゃ! もっと相手の動きをよく見て、あぁあああ!? どうして今のを外すのじゃああああ!? 主様(ぬしさま)からいただいた魔力が無駄に消費されてしまうではないか!? (わらわ)の黒い炎は亡者どもを1撃で消し去る(ゆえ)、消耗が激しいのじゃ! ほら、飛び掛かって来るから、そこを斬り伏せ、にゅおおおお!? どうして、今のを斬り伏せず避けてしまうのじゃあああ!? ————


 ロリコン(ライト)の手の中で魔剣ディーアは盛大に文句を言いまくっていた! もちろん、その声は使い手(ライト)に届いていない!


「ラスィヴィアさん、そんなこと言っちゃダメなのですよー? ラスィヴィアさんの攻撃だって、かすりはしているものの致命傷を与えられていないじゃないですかー?」


 魔剣ディーアがブーたれてる途中で、中央の道での戦いが終わったラピが応援に駆け付けた!


「うっ、そ、それは!? ( ラ、ラピ様にみっともない所を見られてしまったのですわぁ〜ん!? きぃいいい、吸血鬼の翼さえ出せれば、こんな雑魚に(おく)れなど取りませんのにぃいいい!!)」


 ラスィヴィアはゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)が飛ばして来た火の玉(ファイヤーボール)を炎を(まと)わせた自前の長い爪 ( 注 : ロリコン(ライト)達には古代の(エインシェント)武器(ウェポン)の伸縮自在の鉤爪(かぎづめ)だと思い込ませている! ) で振り払って消し去りながら歯噛みして悔しがった!


 1、2、3、4、5とゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)を指差して数を数えながらラピは思った。


「( 燃える腐ったワンちゃん達の数が多いから氷の(つぶて)じゃ(らち)が明かなそうですねー。仕方ありませんので猛吹雪(ブリザード) ( 氷の(つぶて)版 ) を使っちゃいましょー♪) 今から氷の大魔法を使って弱らせますから、そしたら、あとはラスィヴィアさん達にお任せしますねー?」

「ギッタンギッタンの八つ裂きにして差し上げますわぁ〜ん!!」

「だ、大魔法ですか!? わ、分かりました! ( 味方ごと攻撃されたりしませんよね!? ラピさんの俺を見る目が時々怖いのですが、だ、大丈夫ですよね!?)」


 ラピの宣言に顔色を若干悪くするロリコン(ライト)であった! 自業自得である。


「では行きますよー? それー♪」


 ラピが青い宝珠を口に(くわ)えた龍の杖を横に振ると、ラピ、ラスィヴィア、ロリコン(ライト)の3人の身体から猛吹雪(ブリザード) ( 氷の(つぶて)版 ) がまるでシューティングゲームの螺旋(らせん)弾幕のように周囲に放たれた!


「「ガフッ!?」」

「「ゴフッ!?」」

「ギャフッ!?」


 いきなり大量の氷の(つぶて)で出来た竜巻が高速で同心円状に広がって来たため、いくら俊敏なゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)とは言え、なす(すべ)もなく次々と身体に被弾しダメージを負っていった!


「これでもう速く動けなくなったと思いますので燃える腐ったワンちゃん達にトドメをお願いしますなのですよー♪」

「分っかりましたわぁ〜ん♪ ラピ様の前で(わたくし)に恥をかかせた腐った駄犬どもにお仕置きなのですわ!」


 そう言って、ラスィヴィアは動きの(にぶ)ったゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)の元へと走って行く!


 弱った身体では逃げられないと思ったゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)はいくつもの火の玉(ファイヤーボール)を宙に作り出して、それをラスィヴィアへと飛ばして来た!


「無駄、無駄、無駄なのですわぁ〜ん! この程度の炎の熱さでは(わたくし)を燃え上がらせることなど出来ないのですわぁ〜!!」


 ドラゴンのプラーミャの炎のブレスで(よろこ)んでしまうラスィヴィアにとってゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)の放つ火の玉(ファイヤーボール)の熱さは生暖かい風程度のものでしかなかった!


 もちろん、生暖かい風は気持ち悪いので、ラスィヴィアは次々と飛んで来る火の玉(ファイヤーボール)を右腕を振って左腕を振って、また右腕を振って炎を(まと)わせた自前の長い爪の攻撃でかき消しながらゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)の元へと駆け寄った!


「おいたの時間は終わりなのですわ、この駄犬がぁああ!!」

「ギャイン!?」


 姿勢を低くしたラスィヴィアが自慢の長い爪で地面を(えぐ)りながらゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)の身体を下からかち上げた!


斜め十字に(クロッスィング)斬り裂く爪(スラッシュ・クロー)!!!」


 そして、宙に浮かされたゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)はそのままラスィヴィアの下から斜めに(すく)い上げるような、左右の両腕を斜めに交差させた爪の攻撃で身体を四つに斬り裂かれ、さらに来た道を戻るようにして斜めに振り下ろされた左右の爪の攻撃によって細切れにされてしまった!


 仲間の無惨に散った姿を見たゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)はたじろいだ。そして、ラスィヴィアが自分の方に振り向こうとするのを見て次は自分の番だと思ったゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)は慌てて(きびす)を返し、逃げ出した!


「そこの駄犬? 逃げることは許しませんわよ?」


 ラスィヴィアは逃げ行くゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)を猛然と追い掛けた!


 そして、ゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)に追いついたラスィヴィアはそのお尻に長い爪を引っ掛けたあと、そのままゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)のお尻から胴体、頭へと縦に斬り裂いていった!


「やっと片付いたのですわぁ〜ん。翼さえ出せれば、こんな雑魚に速さで(おく)れを取ることなんてありませんでしたのに……。でも、これってラピ様との共同作業ですわよね? ラピ様が弱らせて(わたくし)が討ち取る! あぁ〜、でもラピ様には(わたくし)自身を痛め付けて弱らせて欲しいですわぁ〜ん♡」


 ラスィヴィアは身体をくねらせ妄想の世界に入ってしまった!


 ◇◆◇


 一方、ロリコン(ライト)はどうなったかと言うと……。


「くっ、先ほどより動きが(にぶ)くなっているはずなのに、ギリギリで避けられてしまいます!? 」


 ———— なんてヘッポコ剣士なのじゃ!? 今のを当てないでどうするのじゃ!? えぇい、このままでは(らち)が明かぬから(わらわ)が手を貸してやるのじゃ! あとで主様(ぬしさま)に怒られようと無駄に(わらわ)の魔力を消費されるよりかはマシなのじゃ! ————


「この、当たれ、当たれぇええええ!」


 ブォン! ブワァッ! ボボボボボボボボボボ!!!


 ロリコン(ライト)試練の宝剣(魔剣ディーア)を振ると、その剣が発している黒い炎から黒い炎の鳥ブラックファイヤーバードが飛び出した!


「ギャウッ!?」


 そして、ロリコン(ライト)の剣を避けたゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)の身体へと命中し、ゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)は無数の光の粒子となって消えていった!


「なっ!? 剣を振ったら黒い炎の鳥が飛び出しました!? こ、これは一体!? まさか、この魔剣は亡者を滅する黒い炎を剣身に(まと)わせる以外にこのようなことも出来たのですか!?」


 ロリコン(ライト)試練の宝剣(魔剣ディーア)をマジマジと見つめている!


 ———— こ、こぉの愚か者めがぁああ!? (わらわ)見惚(みと)れてどうするのじゃ!? もう良い! (わらわ)が残りも片付けてくれるのじゃ!! ————


 魔剣ディーアの剣身から黒い炎がブワァッと膨れ上がったかと思えば、上空へと黒い炎の鳥ブラックファイヤーバードが放たれた!


「うわぁああ!? か、勝手に黒い炎の鳥が剣から飛び出し!?」


 そして、舞い上がった黒い炎の鳥ブラックファイヤーバードはすぐさま上空で方向転換してロリコン(ライト)を後ろから(おそ)おうとしていたゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)の身体へと急降下し、体当たりをぶちかました!


 ドゴォーン! キラキラキラ……。


 その身に触れた亡者を滅することができる黒い炎の鳥ブラックファイヤーバードの体当たりを受けたゾンビ黒妖犬(ヘルハウンド)は無数の光の粒子となって消えていった……。


 ———— うむ! やはりあのとき主様(ぬしさま)にお願いして追尾型遠距離魔法を作ってもらっておいて正解だったのじゃ! 魔力を無駄にすることなく、敵の意表も突ける! (わらわ)は天才なのじゃ♪ かっかっか♪ ————


 魔剣ディーアはご満悦だった!


「か、活躍する場面を試練の宝剣(魔剣ディーア)に取られてしまいました……。無念……」


 雪音ちゃんにカッコ良い所を見せることが出来ず、ガクッと地面に崩れ落ちるロリコン(ライト)であった……。

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