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第1章 神様との対話 001 〜私、死んじゃったみたいです〜

「...んっ? 部屋が暗い...まだ夜なのかな...」


 ベッドで目覚めた私は辺りを見回してみる。なんか青くて綺麗な淡い光があっちこっちで漂ってる。何この不思議空間……。


「えっと私まだ夢みてるのかな?」

「夢なんかじゃあないよ、大神(おおがみ)雪音(ゆきね)


 急に掛けられた声にびっくりして声がした方に顔を向けてみると無数の青い光が1箇所に集まり出して、それが大きくなってパァーンと(はじ)けたかと思ったら、青い光が人間になっちゃいました。しかも、とっても美人さんです。変わった格好してます。おっぱい大きいです。羨ましい。


「とりあえず初めまして、雪音(ゆきね)。あんたは魔力過多に体が耐えきれず死んじゃったのさ」


 と目の前の美人さんは、びっくりしている私に衝撃の事実を告げたのです。


「えっと私死んじゃったんですか?ここってあの世で、あなたは神様なの?」


 なんで私の名前知ってるんだろう? 神様だからかな? 死んじゃったなら、もう痛い思いしないで済むのかな?


「地球の神様じゃあないけど、こっちの世界での神様のようなもんだね。あんたの魂は膨大な魔力を生成するみたいで、その魔力は地球人の体には合わないからって地球の神様にこっちの世界へ回されたのさ。毎日、拒絶反応による激痛が酷かったんじゃないかい? 地球で生まれ変わっても、また幼くして死んじまうのは嫌だろう? っで、ここはこっちの世界で生まれ変わる予定の魂を管理する場所なのさ」


 事故で死んじゃった天国にいるパパとママ。雪音はどうやらそっちには行けないみたいです。地球とは別の世界で生まれ変わるみたいです。毎日痛い思いをしないで済むのなら、別の世界でも許してくれるよね。とりあえず、私の原因不明だった激痛の原因の魔力について聞いてみよう。


「神様、魔力って何ですか?」

「魔力は魔力さ。地球だと漫画やゲームの世界で有名な魔法を使うための力のことだよ」


 私も魔法が使えるようになるのかな? でも、魔法があることにもびっくりだけど、神様も地球の漫画読んだりゲームしたりするのかな? そっちの方がびっくりだよ。


「神様も地球のゲームしたりするんですか?」

「もちろんさ。地球人って面白いこと考えるから、ゲームやりながら気に入った所をこっちの世界に取り入れたりしてるのよ。時々失敗して大変なことになっちまう事もあるけどさ。あっ、でも魔力はもともとこっちの世界に存在してるから、魔力はゲームのパクリじゃないよ」


 オーマイガッなのです。地球のゲームやってるだけじゃなかったよ。そっちの世界では、地球のゲーム内容が現実にミックスされちゃってるんですか。時々失敗して大変ってどういうことですか? 強すぎる魔物を配置しちゃって村が全滅とか、そうゆうことですか? 勘弁して欲しいのです。不安になった私は焦りながら神様に聞いてみる。


「えっとえっと、そっちの世界に回されるってゆうことは、神様好みのゲーム内容が一部反映されている世界に私が行くってことなんですよね? その世界で魔法は何のために使われることが多いんですか?」


 神様は満面の笑みでこう答えたのです。


「そりゃ〜もちろん魔物をぶっ殺して生き抜くために決まってるじゃあないか。命を()けた血湧(ちわ)肉躍(にくおど)る戦いって燃えるよね」と。


神様は狩猟民族です。多分…

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