第2話 ステータス確認
いきなりの事で混乱しているクラスのみんなの前に一人の老人がやって来た
「ようこそ異界の勇者様方」
ん?勇者様“方”?
「ど、どういう事ですか?」
「いきなりの事で混乱しているでしょう今日はお休み下さい」
と言って一人一人個室の鍵を渡し部屋に案内した
俺達は取り敢えず皆が落ち着くまで待ってから一階の大広間に集合した
「皆集まった?」
場を仕切って要るのはクラスで皆に最も信用されているイケメン君天宮 光輝である
「よし、集まったみたいだね。まずは何が起こったか整頓しよう」
光輝は一つ一つ皆に確認しながら話をまとめる
「じゃあ、僕たちは地球とは違う世界に勇者として呼ばれたと言う事......かな?」
「光輝」
「どうしたんだい?樹」
「俺、こう言う感じの小説とか良く読んでてもしかして......と思ったんだが多分俺達はチートを持ってる」
「チート?」
「ああ俺もさっき見つけたんだが、皆『ステータス』と言ってくれ」
「す、ステータス」
さすが樹気づいたか、俺も確認しておこう
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名前/長谷川 創真 性別/男 年齢/18歳 LV590
HP 500000000/500000000
MP 800000000/800000000
竜力 200000000/200000000
攻撃力SSS+
防御力SSS+
魔法攻撃力SSS+
魔法防御力SSS+
俊敏SSS+
<スキル>
『剣術Lv10』『双剣術Lv10』『剛力Lv10』『金剛Lv10』『瞬光Lv10』『魔力増強Lv10』『全属性魔法Lv10』『竜魔法Lv10』『精霊魔法Lv10』『精霊召喚Lv10』『限界突破Lv10』『鑑定Lv10』『ステータス偽造Lv10』【スキルファイル】
<エクストラスキル>
『創剣Lv10』『剣聖Lv10』『概念操作Lv10』『確率操作Lv1』
<称号>
『異世界人』『勇者』『神々の使徒』『世界を救いしもの』『亜神』『竜殺し』『神殺し』『精霊に愛されし者』『竜王』『剣術を極めし者』『全属性魔法を極めし者』【称号ファイル】
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うん、我ながらチートなステータスだ......
【スキルファイル】と【称号ファイル】はあんまり使わなかったり、見たくなかったりする物をまとめてある物だ。
この『確率操作Lv1』が今回手に入ったエクストラスキルか
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『確率操作Lv1』
確率を操作することができる。Lv1では元の確率から上下10%まで
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なるほど......レベルが上がれば上下100%とかになるのかな?そうだとしたら“アレ”が出来るようになるかもしれないな
皆はどんな感じかな?
「鑑定」
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名前/泉堂 樹 性別/男 年齢/18歳 LV1
HP 500/500
MP100/100
攻撃力B
防御力B
魔法攻撃力C
魔法防御力B
俊敏B-
<スキル>
『剛力Lv3』『金剛Lv3』
<エクストラスキル>
『戦闘民族Lv1』
<称号>
『異世界人』『勇者』
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「ブッッ!!」
何だよ『戦闘民族Lv1』ってサ○ヤ人かよ。ま、まあそれはともかく......近接攻撃特化の脳筋ステータスか。
ちなみにステータスの基準は
SSS 人外。竜神とか亜神レベル
SS 化け物
S ギリギリ人間。
A ヤバい
B 凄い
C それなり
D 普通
E 凡人以下
HP、MPは一般人が50~80 騎士さんたちが300~500
ってわけでやっぱり勇者らしくLv1とは思えないステータスだった
光輝のも見て見よう
「鑑定」
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名前/天宮 光輝 性別/男 年齢/18歳 LV1
HP 1000/1000
MP 1000/1000
攻撃力B
防御力B
魔法攻撃力B
魔法防御力B
俊敏B
<スキル>
『剛力Lv3』『金剛Lv3』『瞬光Lv3』『身体強化Lv3』『光魔法Lv3』『限界突破Lv1』
<エクストラスキル>
『聖魔法Lv1』
<称号>
『異世界人』『勇者』
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おお、もしかしてクラスの中じゃ一番強いんじゃないか?勿論俺を除いて。クラスの皆はステータスを見てテンションが上がっていた。チョロいな
そのままいろんな人のステータスを見たところ皆強かったので一応この世界でやって行けそうだった。
その後色々話し合ってから解散し全員自分の部屋に戻っていった。
その後俺は自分の部屋で夜まであることを考えていた。魔王は倒したのに何故この世界にまた呼ばれたのか。魔王が復活したのか?いや、俺は跡形も残らないよう魔法で魂ごと消し飛ばしたから復活は出来ないハズだ。......なら新しい魔王が誕生したのか?いや、それも違う魔王復活のインターバルは100年だからあり得ない。なら何故?
謎は深まる一方だった