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ノーマルな俺とヒロインの彼女  作者: 霞ヶ浦 春
4/4

急展開すぎてついていけない

「おーい!椎名君こっちこっちー!早くー!」

「わかってるってば!加藤が早すぎるの!」

なんでこんな状況になってしまったのか...

それは1時間前に遡る。



ゴールデンウィーク2日目。俺は部のマネージャーであり同級生で同じクラスの女の子、鈴と部の買い物した後に映画を見た。その後スポーツショップに行こうとしたらこいつ(加藤)に捕まってしまったわけだ...


「そういえばスポーツショップ行くって言ってたけど何か買うの?」

「あぁ、ちょっとバッシュを見ようと思ってさ、そろそろ替え時だし。」

「そうなんだ!好きなメーカーとかあるの?」

「人それぞれだと思うけど俺はナイキだね。」

「どれくらいの種類があるの?」

「多分5種類くらい?大まかに分けると」

「そんなにあるんだ!」

こんな会話をしつつ、バッシュを買い用を終えた俺は帰りたいのだが、こいつはどうするのだろう?

「加藤、俺はもう用済んだから帰るぞ?」

「えー!早くない?」

「だってもうすることないし」

「せっかくこの私とデートしてるのに?」

「デートって」

「じゃあせめて駅まで送って行きなさい!」

「なんで命令口調なんだよ...」


加藤を駅まで送って今度こそ帰ろうと思っていると、親からメールが届いた。

「ねぇ椎名君。今親からメールがあって、今日から2日旅行行くから家事とかよろしく〜って。」

「奇遇だな加藤。俺もだ。」

えーっと、この場合はどうすればいいのだろうか?と迷っていると

「椎名君、悪いんだけど君の家に今日だけでいいから泊まらせてくれない?」

「...?」

今こいつなんて言った?

「だから泊めてくれない?」

「はぁー!?」

「そんなに驚かなくても」

「いや、驚くだろう普通!てかなんで!?」

「だって家にいても1人だし、夜ご飯ないし、1人だと暇だし?」

「いやその理屈はおかしい。」

「いいじゃん!それに椎名君なら襲われなさそうだしね!」

「お前、それをほかの男に言ったら間違いなく襲われるやつだぞ」

「えへへー」

「まぁしょうがないか...その代わりみんなに言いふらすなよ?」

「わかってるよー」


まさかこんな展開になるなんて...

「ねぇ夜ご飯何にするの?」

「冷蔵庫にあるものでなんか作る」

「すごい!料理できるの?」

「まぁ軽くな」

「普段の椎名君からは考えられない」

「お前はどんな目で普段見てるのさ」

「ごめんごめん」

〈次は〜◯◯〜〉

「降りるぞー」

「家この辺なの?」

「そうだけど?」

「私の家のすぐ近くじゃん!」

「まじか!」

「うん!じゃあちょっとここで待ってて!変えの下着とか持ってくる!」

「お前せめてもう少し小さい声で言えよ」

まったく、俺の理性が明日まで持てばいいんだけど...

まぁ何とかなるかなー

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