一日目
「おおおおーい、翔くーん、おーきーてー!」
とても大きい声が僕の耳に響く。
『ん?え、なに?』
「なに?じゃないよ!今日は私とお買い物行く約束でしょ?」
僕は一瞬焦り、時計を見た。
チクタクチクタク………
え?6時?え?
『あぁ、うん、そうだけど………まだ6時だよ?約束の時間は10時だよね?』
いくらなんでも早すぎるのではないか?
6時から何かするのだろうか?
「そうだよ?もー翔くんはわかってないなぁ…私は翔くんの、 彼 女 でしょ?」
『ああ、そうだね…』
眠すぎる。
「女の子はね、こういうデートの日には彼氏に今すぐにでも会いたいから来るものなんだよ?」
『こんな朝早くに?』
朝の6時に勝手に彼氏の家に入ってきて、そしてとても大きな声で起こす。こんな女の子いるのだろうか………。
「そうだよー、だからほら、朝一のキスは?」
もうついていけない。頭が回らない。
『待って待って、僕はとても眠いんだ。だからもう少し寝かせてくれないかな?』
「えぇーじゃあ、私にキスしたら寝ていいよ」
『寝るためなら…』
そして僕は彼女にすぐさまキスをし、眠りについた。
「…翔くんの目覚めのキス…私が…」
ボソボソと何か聞こえるけど無視する。
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なんとここで空気の読めないキャラ紹介!
主人公
❮翔❯
彼女
❮菊池 彩織❯
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ばふばふ。
彩織「はーやーとーくーんーくーじーでーすーよー」
ばふばふばふ。
翔『はいはいおはよう。準備してくるから………。』
彩織「うん、私翔くんのベッドで転がってるねー」
もう好きにしてください。
そして僕は一通りの用意を済ませた後、彩織を連れて行きつけのカフェへ入った。
彩織「ここのカフェはいつきても雰囲気もいいし最高だよね」
翔「そうだね、僕は本当にこのカフェが大好きなんだ。」
その時誰かがカフェへ入ってきた。
カランカラン……