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SEA武勇伝  作者: 鷹羅
1/3

春の前触れ

SEAを知ってるか?


知らない?


あぁ…これは知っていた方がいいだろう



「またSEAが動いたぞ」


「すごいよなぁ。そんな奴がうちの学校にいるだけで興奮しちまう」


「ホント何者なの?」


「あいつらさぁ…」



県立翔栄(しょうえい)高等学校の奴らなら誰でも知っている


奴らの行動でこの学校は180度変わった


皆、噂をしている


「SEAを敵に回すな」


***


「ほぉ…、そんなことがありましたか。」


湯飲みから湯気がゆらゆらと舞い上がる


山積みにされた書類に目を通す


「あんなことがあっては、うちの学校の恥です。厳しく罰を与えるべきです。」


落ち着かないのか、貧乏揺すりが激しい


せっかくの茶が不味くなるではないか


「教頭として私が…」


「わかりました。そのことは、あの子たちと話し合いましょう」


教頭に背を向けて、窓からの景色を見る


もうすぐ桜が満開になるだろう


“失礼しました”という声と“バタンッ”という扉が閉まる音が聞こえた


「荒々しいですなぁ…」


手に取った書類を見る



生徒会執行部 メンバー


会長: 天将 蓮

副会長: 獄成 龍雅

副会長: 夏希 瑞穂

書記 : 月城 弥生

書記 : 日向 雷人

経理 : 冬咲 めぐみ



「おっと!たしか、これは今日中に会長に提出でしたね」


提出しないと、めんどうですからね


書類の一番下にサインをする



校長:葉堂 陽介



「今年も何をやらかすか楽しみですよ」


夕焼けは綺麗に校長室を照らした

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