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波のあるプール

よろしくお願いいたします。

白い砂浜の波打ち際まで歩いていきます。

 ミッチとカンナは先に水面に入って奥の少し深いところでプカプカ浮いているのが見えた。一孝さんは私の後ろを付いてきてくれます。

 丁度、寄せてきた波に足先を入れてみた。


「冷たあーい! 気持ちいいー」


 さわさわと水が足先に触れてくるの。なんとも言えない擽ったさかな。もう少し進んでくるぶしが浸かるぐらいまで入っていく。


「一孝さんもどうですか? 冷たいですよー」


 一孝さんが近づいてきてくれたので手を伸ばして彼の手を取り、引っ張った。


「おっと、無理して引っ張ると転んじゃうよ」

「大丈夫です………ハレッ」


 彼を引っ張ろうと、踏ん張るつもりが右足が堪えきれずに滑ってしまった。バランスを

崩して水面にしゃがみ込んでしまった。


「言ってる側から!ほらっ、捕まって」


 一孝さんが手を差し伸べてくれる。


「えへへ、ありがとう」

「折角の服が濡れちゃったね。……あっそうか、水着だったんだね」


 手を引かれて立ち上がる。そのまま手を握ったまま寄り添いました。


「ふんわり袖のブラウスかと思ってたんだよ」


 彼は周りを見渡していく。


「今って、普段着みたいなのが流行りなのかい?」 


 私も、今来ている水着の袖を掴みながら、


「このまま、近くのショップとか行けそうなのが良いみたい。肌も露わだとなんか恥ずかしい。よっぽど自信がないと、外なんていけません」

「美鳥は可愛いから、自信持っていいのに。でも他の奴らには、見せたくないっていうか」


 一孝さんは頬を薄く染めて頬をカキカキしながら、ソッポ向いてる。恥ずかしがってるの。


「ありがと一孝さん。私も、これならって、選んだのを褒めてもらって、嬉しい」


 彼の赤くなった頬を仰ぎ見ながら、自分の熱った頬を彼の腕にスリスリする。


 でも、一孝さんの視線が、一瞬止まるのが見えた。私も追っかけてみてみる。あー、あんなの!


「と、言いつつも、あんなマイクロビキニも気になるんですか? 谷間をばっちし見せた方がよろしいかしら」


 一孝さんの視線の先には、大きな胸の谷間を強調するかに見せる、布面積の小さいセパレートビキニのトップにローライズのアンダーを付けた、ふんわりロングヘアーの女性が3人、並んで立っていた。スッとしたウエストが羨ましいの。


「ごめん、いやぁねぇ、美鳥があれを着たとしたら目のやり場に困ると言うか。なかなか、きついものあるよ」

「私では、人にお見せできないと」


 私は体を返して、彼の胸に詰め寄る。自分の頬が膨らむのがわかる。


「違うって! さっきも言ったけどお前、凄いのはわかるから、他の奴らには見せたくないんだよ」


 なぁーんだ。


 額を彼の胸に押し付けて、ぼそっと、


「ヴァカ」

「えっ何?」

「なんでもなぁーい」


 なんて、やってると、波のトップ越しにミッチの緊迫した声が耳に届く。


うえっ波?


「美鳥! 波!」


一孝さんと話をしながら、歩いて水面をかなり入ってしまったよう。大波が始まる時間になってしまったようなの。


ドーン!


 私の胸ぐらいの高さの波を不用意に受けて、一孝さんにしがみついたまま引き倒されてしまう。水に揉みくちゃにされながら、流されてしまった。


 波が引いて、浅瀬に2人で横たわっている。私が一孝さんにのしかかっていた。ゆっくりと瞼を開けると旋毛が見えた。


「えっ髪?」


 て、ことは。と、下を覗くと胸の谷間に彼の頭を抱え込んでいたの。胸にしがみついていたと思ったんだけどなぁ。

 すぐに、体を反らして彼の頭を解放する。正しく水も滴る、いい男の顔が見られた。


「大丈夫か? 美鳥」

「はい、一孝さんのおかげで無事です」


 一孝さんの頬が赤くなっていく。私も顔が熱くなっている。


「やっぱり、こんな良いものは他人には晒さない。俺んだ」


 恥ずかしいけど、嬉しいことを言ってくれた。なら、


「では、次は私を南国のプライベートビーチにでも招待してくださいな。そうしたら見♪せて良いですよ」


 何をって。 それは、もちろんマイクロビキニの水着です。

 私は体を下にずらして、彼の胸に頭を乗せる。指で彼の胸に文字を書きながら。









ありがとうございます

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