駅にある家
ある条件を満たす駅の構内には、小さな家がいくつか設置されていることがあるらしい。
その家は人目につかない場所にあるのにも関わらず、何故か目撃している人は少なくない。
駅の隅に値する場所に置いてあるがために、端っこ好きな人が見かけるのだ。
普通に電車を待っていても気づきはしない。
条件を満たす駅は、地下である事が前提条件として挙げられる。
臭いが充満しやすく、夜行性の動物なんかもいたりする。
また、生ゴミの量が多いというのも共通点だったりもする。
ゴミ箱が多い地下鉄の駅や、ポイ捨てする場合もあり得る。
小さな家は毎日取り替えるようで、駅員さんはこぞって取り替える際に「どうにかならないのか」と呟くそう。
替ども替ども自体は変わらない。
さてさて、駅の構内にある小さな家は誰が住んでいるのやら。
別に駅の構内じゃ無くても、貴方の家にもこの家が置いてある所もあるのではありませんか?
食べカスや、食べ残し。強い匂いの服や香水なんかある家には必須かもしれない。
ほら。貴方の家の小さな家を開けてみましょう。駅の構内にポイ捨てや、食べ歩きなどで発生する食べカスを気にするようになりますよ?
ぞーっとしてきませんか?絶対にいないなんて確証はありますか?探してみてください。
いない方がぞーっとするかもしれませんが。