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報告&対策会議

なろうのランキングにて日間で総合2位、週間16位、月間110位に乗っていました。皆さまの応援のお陰です!これからも頑張って書いていきます♪

「という事で報告と対策会議を始めます。」


メンバーは、マサルにアデリナ、ウェイン、ザーグとその仲間の騎士が2人、それと何故か…。


「で、何でキバとライムがいるんだ?」


「何でって…ボクたちの力は要らないですか?」


「そうニャ!力になるニャ!」


「協力って…蜘蛛の魔物について詳しいとか、一緒に戦いに行ってやるぜ!とか思ってる?」


その言葉にブルブルと首を横に振る2人。


「お前ら仲が良いのは構わないけど、時と場所は考えような…。」


「わかったニャ…。」


「あと、子供が出来る前にみんなにちゃんと報告しとけよ。」


反射的に視線が2人に集まる。


「ななななっ……なんで!?」


狼狽えるキバ。そしてそっと横を向き視線から逃れるライム…こういう時は大抵女性の方が強かで男は動揺してしまうものだ。


「やっぱりそういう関係か…頑張れよ。あと報告したら教えてくれ、新居がいるからな。」


「はい。」「分かったニャ…。」


返事をしたら2人は部屋から出ていこうとする。


「おい、せっかくだから一緒に聞いていけよ。むやみに話を広めるのもあれだけど考える頭はたくさんあった方が良いからな。」


「…でも…。」


「良いから座れよ。ほら、早く。」


「分かったニャ…マサルは酷い男ニャ…絶対良い家建てて貰うニャ…。」


しぶしぶといった様子で部屋の隅の椅子に座る2人。


「何て言ったら良いかわからないけど、2人共取り敢えずはおめでとう…で良いのかな?」


アデリナの言葉に続き周りの皆からも「おめでとう」と言葉をかけられ照れくさそうに互いの手をぎゅっと握る2人。


「……………………。」


「ん?マサルどうしたの?」


「いや、何でもない、本題に入ろうか。」


アデリナは何かが引っ掛かったのだが大事な話が控えている事を思い、その考えから意識を離す。


「じゃあ、報告してくれザーグ。」


「あ、報告はこっちの2人からして貰うよ。頼む。」


「わたしはバゼラールカの騎士でナックルでそっちはスレイです。」


マサルは席から立ち上がり「よろしく」と握手をかわす。


「で、何で魔物に襲われたバゼラールカの騎士がここにいるんだ?それも含めて説明してくれるんだろうな?」


「我々は王都が襲われた時、任務で城門の外にいた…あの蜘蛛どもはどうやってか水堀を越え城の裏手から侵入して城内にいた人間から襲っていった。市民は騎士や兵士が抑えている間に全員では無いが逃げる事が出来た。でもそのせいで城にいた兵士も騎士も…それに王や王妃もきっと………。」


重い空気が部屋に満ちていく。


「魔物について知りたい。大きさは?数は?蜘蛛といってもどんな種類だ?色や形なんでも良い気付いた事思い出した事を教えてくれ。」


「………あんまりよく覚えてないんだが…。まず大きさは胴の部分が人の倍ほど…色は黒であんまり固そうな感じに見えなかった…その証拠に遠くで戦っていた騎士の何人がが奴らの脚を斬り飛ばしていた。」


「脚を?それはおかしいな…。」


「何がおかしい?」


「蜘蛛の脚の外殻はその巨体を支えるだけの強度があるんだ…じゃないと歩く事が出来ない。それを騎士が金属の剣で斬り飛ばす?本当ならその騎士たちはその魔物が相手にならない程に強いか、または何かを見落としているハズなんだ。その蜘蛛の魔物について何か変わったところはなかったのか?」


考え込むバゼラールカの騎士の2人。


「じゃあ、分かった!思い出せる限りでいい絵に描いて貰う。」


棚から羊皮紙とペンとインクを取り出し騎士たちの前に置く。


「…ちょっとおれは絵は…ナックルさんお願いしますよ。」


「わたしだって絵なんか描いた事ないぞ。スレイが描いてくれ…苦手なのが分かるくらいには経験あるんだろ?」


「イチャイチャしてないで早く描け…誰も上手に描けなんて無理は言ってないから。ほら、早く!」


結局ペンを握ったのはスレイで頑張って描いているのは分かるのだが描かれたその絵はどんなに高く評価しても小学2年生の絵が苦手な子が書いたというレベルだった。


「ん?ちょっと待て…蜘蛛なのに脚を何本描く気だ?蜘蛛の足は8本だろ?」


みんなが驚くが何にそんなに驚くのかがマサルには分からない。


「何か変な事を言ったか?」


「マサルさん…蜘蛛の脚は8本なのですか?例外は?」


「いや…俺も蜘蛛の専門家じゃないけど蜘蛛っていうのは間違いなく脚は8本のはずだよ?多分、例外なくね。」


「じゃあ、あの魔物は蜘蛛じゃないんですね?」


「という事は………あんまり聞きたく無いけど…その魔物に脚は何本あった?」


「その魔物には脚が確かに片側に15本ありましたが…マサルさん、正体が分かったのですか!?」


あぁ、なんていう事でしょう…蜘蛛でさえ気持ち悪いのにまさかアレのデカいのがいるなんて…神様…俺は何か悪い事をしましたか!?…って神様はビクティニアス達だった…祈っても無駄だな。


「もしかして、長い触覚があって脚は細く長かったんじゃないか?」


「えっ?………ええ!やっぱり分かるんですね!ザーグさんが言ってた通りだ!マサルさんは凄い人なんですね!」


ザーグが何を言ってたかは知らんが騎士の男が無邪気に喜んでも嬉しくはないからな?


「で、どんな魔物なのニャ?」


「その魔物は…多分、ゲジだな。ゲジゲジとも言われる。長い触覚に16節の胴に細長い脚が15対ある。圧倒的な気持ち悪さで嫌われる生き物だ。俺の知っている魔物じゃないそいつは家なんかの害虫を食べてくれる益虫と言われる事もあるが、あまりの気持ち悪さに害虫と呼ばれる事もある。因みに奴らの脚は襲われたりすると自切…つまり自分で切り離したりするんだ。」


「詳しい…じゃあ、詳しいついでに聞くがそのゲジとやらは肉食なんだな?」


「あぁ、さっき言った様に害虫を食べたりする、つまりは肉食だ。もちろん魔物化してそこまで大きいのなら言いたくはないが人も奴らにとっては餌だろう。で、数は?」


「だいたい30匹…いや、もっといるかも知れない。」


多すぎる…ゲジが群れるとか聞いたことないんですけど!?


「他にマサルが何か知っている事はないのか?」


「そうだな…ゲジは運動能力が高いうえに視力がとても良いんだ。だから水堀は飛び越えたんだろう…あとは頭も悪くない…待ち伏せで餌を捕らえるくらいの頭脳はあると思ってくれ。」


「厄介な…何か弱点はないのか?」


「頭を潰すか、脚を全部やるか…燃やすか毒だな。」


「マサルが魔法で倒すニャ?」


「………………………………。」


「蜘蛛じゃないけど嫌なのね…。」


誰が自分を食べにくるゲジの群の中に遠征してまで行きたいと!?


「ん?」



******

《新着のメッセージがあります》

アイラセフィラです。現在皆さまとお話されている魔物は我々神も確認がとれてない魔物のようなのです。宜しければ調査も含めて討伐をして頂けないでしょうか?このご依頼を受けて頂けるようならわたくしよりスキル付与券をプレゼントさせて頂きたいと思っています。

******



「どうしたニャ?マサル?」


「………………行かせて頂きます。」


報酬が報酬だけに断りきれないのであった。


「これなら蜘蛛の方がマシだったよ………。」

ゲジゲジって何であんなに気持ち悪いんでしょうね?子供の頃に始めて出会った時に何もしてないのに「こいつは敵だ!」と思い逃走したのを覚えています。

小学生の頃に生き物の図鑑をみて脚が15対もあり、虫を食べる事を知り余計に嫌いになりました。

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