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予兆。

40000ユニーク、100万アクセスありがとうございます!

何があったんですか…急なアクセスの増えかたに私は恐怖を感じております。凄く有難いし嬉しいんですけどね!

「マサルっ!ザーグが来た!何か急な伝令らしい急いで来てくれ!」


真面目な顔でいつものように「ッス」という口癖も出ないウェインの様子に慌てて鍛治をしていた手を止めウェインについて街門のところに駆けていく。

そこにはザーグと知らない顔の騎士4人がいて馬共々消費が激しい様が見ただけで分かる、どれ程に急いでここまで馬を走らせて来たのか軽量化する為に鎧も略式の軽量のもので武器も最低限だけ、あとは僅かな食料などが入っていたと思われる小さな鞄だけが無造作に地面に置かれていた。


「何があった!?お前たちの様子からただ事ではないとは思う…悪いが疲れている様だが報告してくれ。」


「魔物にバゼラールカが襲われた!多分全滅だ…至急対策を練りたい。マサルにも協力して欲しいと王からの伝言だ…詳しくは書状に書いてある。アデリナさんに渡したから見てくれ。」


「バゼラールカか………魔物に………。」


「どうした?」


「それって何処だ?聞いたことないんだけど…。」


「………………隣の国ッスよ。マジッスか………。」


ザーグとウェインどころか獣人たちの顔にも何で知らないの?と書いてある。


「ほぅ、隣の国かぁ………知るわけねぇし!地図とか大雑把だしそれすら軍事機密なのに何で俺が隣の国を知っていると少しでもおもった!」


「………開き直ったッス。」


うるさいよ!?だいたい俺の管轄外の知識じゃないか!


「くっ…因みにどんな魔物に襲われたって?何か情報聞いてるんだろ?」


「あぁ、グレイタス王国に避難してきた者たちによるとたくさんの蜘蛛の魔物らしい…突然現れたその魔物の群に王都も蹂躙されたのだと…。」


今こいつ何て言った?蜘蛛?スパイダー?………………。


「今回はザーグ君、君に全てを任せよう!お婆ちゃんに蜘蛛にだけは近づいてはいけないよって遺言で言われてるから………。」


「「「「「「……………………。」」」」」」


「そうだった!アレルギーだった!俺は蜘蛛に近付くと何かなんかなるアレルギーなんだ!だから今回は…………。」


「「「「「「……………………。」」」」」」


「………あれ?ビクティニアスが呼んでる気が!なになに…バゼラールカの反対の方に至急来て欲しいって???」


「なんなんッスか?ビクティニアス様の名前使ってまで逃げたいくらい蜘蛛が嫌いなんッスか?」


皆が完全に冷たい眼差しで見ているがそのさ!その通りなのさ!神様だろうが何だろうが使ってもお近づきになりたくないくらいに蜘蛛は嫌いなのだ。


「そうだよ!悪いかよ!俺にだって嫌いなものも気持ち悪くて近寄りたくないものもあるんだよ!何で俺なんだよ!」


「マサルも人族だったんだな…なんだか安心したよ。」


何故かほっとしてるザーグ…だれが人辞めてんねん。


「………いや、応援を頼みに来た人が苦手で安心されては困るのですが。」


ザーグと一緒に来た騎士の1人の言葉に皆は顔を見合わせた。


「………そういえばそうだね。」


結局、ザーグたちが命懸けで急いで頼みに来た救援の話は神殿にて改めてゆっくり聞く事となったのだった。

章管理までしてたならココで新章突入!とかなるんでしょうが章管理するほど今の作者は時間も几帳面さも足りませんので諦めて下さいませ。


最近、短めなのはちょっと体調不良な上に忙しい為です…暫く短めなのが続くかも知れませんがご了承下さいませ。


近いうちにまた更新祭するんで許して下さいませ。

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