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夏の味覚

暑いですね。久しぶりの更新です。

皆さん元気にお過ごしでしょうか?

「くっ、暑いな…………。」


ミコトがこの世界に来てから季節は移ろい『夏』に…ヴィンターリアの夏は湿度も程々だし、最高気温も30度程で過ごしにくいという程ではないのだが、人間というものは贅沢な生き物なのだった。


「だらしないぞ。これくらいの暑さで…日本の方がずっと暑かっただろ?ここは少し日陰に入れば涼しい風が来て、どうしても暑かったら水浴びでもすれば良いから過ごしやすいだろう?」


「そうは言っても暑いのは仕方ないですよ。むしろマサルさんは何でそんなに平気そうなんですか?今日はこの街にしたらかなり暑い気候ですよ?」


「んっ?あぁ、俺は神様だから…マイナス40度でも、40度でもあんまり関係ないんだ。こう言ったら何だけど生き物としての質というか、構造が違うからな。」


「何ですかそれ!完全にチートじゃないですか!」


「神様になる前は普通に過ごしてたぞ?文句ばっかり言うなよ。」


ミコトの文句を問答無用で封殺し、マサルは何だか作業に没頭している。


「さっきから何してるんですか?…ってそれは!あっ!!」


マサルの手の中にある物を見て思わず声をあげてしまった。


「今朝に来た商人が荷車いっぱいに持ってきてたんだ。ミコトも好きか?」


「大好きですよ!とうもろこしですよね!」


そう、マサルの手の中にはとうもろこしが握られていたのだ。日本のメジャーなとうもろこしの様に黄色ではなく、ミカンを思わせるオレンジ色なのが異世界なのを感じさせるが間違いなくとうもろこしだ。


「やっぱり焼きかな?」


「茹でるに決まってるじゃないですか!」


こういう場合、このヴィンターリアでは喧嘩にならない。


「よし、じゃあ両方やろうか。ミコトは炊事場に行って釜戸をキープしておけよ、じゃないと茹でられないからな。」


「了解です!」


あっという間に姿を消したミコトに苦笑しながらも、自身のリクエストの焼きもろこし様にバーベキューセットを担ぎ広場にいく。


「いやぁ、本当に硬い乾燥したとうもろこしじゃなくて良かったよ…あっちはあっちで美味しい食べ方があるんだけど、この生のとうもろこしを焼いたり茹でたりするのは最高に贅沢だからな。」


「おや、マサル様は安いとうもろこしの食べ方にもお詳しいのですかな?この街では新鮮な物じゃないとなかなか取り扱ってくれないから、安く保存しやすいとうもろこしは今回は見合わせたのですよ。」


とは、とうもろこしを今回もって来た商人の言葉だ。


「おっ、色んな品種のを育ててるのか?是非取り扱って欲しいな…そうだ!一緒に品種改良をしよう!こちらが勝手に育ててそちらの商売を邪魔したりしないから協力して新しい品種を研究したり、良い物がたくさん採れる様に考えてみないか?」


「そんな事が可能なのですか!こちらに凄く良いお話に思えますが、対価がご用意出きるかどうか…。」


「んっ?それなら安定してここに品物を卸してくれたら良いぞ?技術提供分として他所より少し安くしてくれれば助かるけど…その辺は無理は絶対させないから安心して。」


「本当ですか!そういう事でしたら是非!必ずマサル様のご希望に添えるように生産する村々に

話を通しましょう。」


嬉しそうな商売。しかし、ちゃんと釘は刺しておく。


「ちゃんと村々の利益率も調べて、途中で法外なマージンを取ったりしてないかは調べるからな?アホな欲を出したら分かっているな?」


「はい!無理な事をせずとも取引量が増えれば利益は増えます。良い物が出来れば更に利益となるでしょう、下手に欲を出して他の者に利益を持っていかれる様なマネは決して致しませんとも。」


「分かっていればそれで良いのさ。じゃあ、そろそろ焼ける頃合いだ。一緒に食べよう。」


とうもろこしの焼けて上がる匂いにつられて人々が集まってくる。ほのかに甘い香りに、マサルはトドメの様に甘辛いタレをハケで塗り、それに火が通った時、周囲は涎を垂らさんばかりの人で埋め尽くされていた。


「ミコトの方には茹でたとうもろこしがあるので皆さん出来上がったのを順番に配りますよ〜」


「ほぅ、みんなちゃんと子供や女性を優先させてきちんと並ぶのですな。これはうちの者にも見習わせたい…。」


焼き上がったとうもろこしを列の横からいつ貰えるのか?とキョロキョロする若い商人たちを見て溜め息をつく、商人さん。


「こういうのは慣れですから。人に優しくする余裕があれば、他の人も優しくする余裕が出来て自分に返ってくる。商売と同じですよ。まずは相手の利益ですね。」


「勉強になります。…ちょっくら失礼して、うちの若いのに話がありますので失礼します。終わったら列に並ばせて貰いますので。」


「あはは…お手柔らかに。」


そう言うとそそくさと若い商人たちの元へ向かう商人さん。この後、とてもとうもろこしは好評でヴィンターリアでもポピュラーな食材となっていくのだが………。


「あぁ!オレのとうもろこしが…全部配ってしまった。」


調子にのってお代わりする子供たちに欲しがるだけ与えて自分はお預けとなり、食べさせ過ぎたことで夕飯が残って女性たちに更に怒られるミコトであった。

先日、部屋の中にスズメバチが入って来ました…しかし、15分後…スズメバチ君は暑さでお亡くなりになりました。

スズメバチが死ぬ温度を調べてビックリ…そんな部屋で昼寝をしてた私は少し脱水気味で頭痛がしてたのでした。スマホを持つと熱いので更新頻度に関しては許して下さいませ…。

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