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【祝200話】ヴィンターリア城

メイの喋り方の修正をしました。


4年も経って大きくなってるんだから気付けよ作者(笑)

「……………何だよアレ。」


民衆の見守る中、次々と組まれていく城の基礎を皆、口を開けて呆けて見ていた。


「おにいちゃん、すごい…。」


マサルは全力でアイテムボックスに溜め込んでいた素材を使い倒して工事を進める。まさに神業としか言い様のない光景に誰も手が出せない。


「お、メイか……悪いな、一緒に遊べなくて。アデリナとザーグの家が無いっていうから適当に作ってやろうかと思ってね。」


「おにいちゃんの神殿に住んでるもんね。」


「3階建てが良いかな?それとも4階建てかな?思いきってシンデ○ラ城でも目指すか?メイも大きいお城が良いだろ?」


「あたし、おっきいお城がいい!」


「良しメイ、俺の本気を見せてやる!」


それから5日………マサルは不眠不休で何とか城を1つの形に仕上げたのである。


「おかしいな………確かに整地は綺麗な四角にしたのに何でこうなった。」


悪のりに悪のりを重ねたマサルはアメリカのペンタゴンにあやかって5角形の城を建てたのだ。城といっても実際は黒い5角柱を大きくしたものなのだが。


「おにいちゃん、おっきいねぇ!!」


「そうだろ?なんと中は5階建てだぞ!探検してみるか?」


「探検?…するっ!」


各階層には5角形の形を利用して魔法陣を仕込み、強度を上げていて、高い階層には大きく窓を取っていたり、3階以上の階層では内側がくり貫かれていて中空構造になっている。

ぽっかりと空いた3階フロアの真ん中には噴水が設置されていて憩いの空間となっており、その上空の5階の部分は、現在は骨組みしかないが将来的にステンドグラスで覆われる予定である。

このデザインとなったのはマサルの造形力の無さの賜物だが、構造的には正三角形が集まって出来たこの構造はとても高い強度を有しているのだ。


「やっぱり貴方………本当に神になったのね。」


思い思いに中を見学する人々の中に紛れて登ってきたアデリナが呟く。


「おっ、アデリナ。新居は一応4階なんだけど大丈夫か?一応エレベーターはあるんだけど…半自動なんだよね。」


「エレベーター?何だか分からないけど後で見させて貰うわ…。で、部屋が5階じゃなくて4階なのは?」


「5階は展望室と街の見張り用に考えて大きく外側に窓があるんだよ。建物の軽量化を計る意味合いもあるけどね。」


「確かに重いものね、これだけの建物になると。」


「だからさ………。」


「んっ?どうしたの?」


「俺とビクティニアスの神殿(おうち)返して………ちょっとビクティニアスの機嫌が悪いんだよ。」


「あっ、ごめんなさい!急いで引っ越しの支度するから!」


「いや、こっちこそごめんな…急かす様で。俺も引っ越しの荷物運んだりは手伝うから。」


慌てて駆けてく陽気なアデリナさんを見送る。


「帰ってきたんだな………ここが俺の故郷なんだな。」

お城というか要塞になってますが気にしたら負けです。


ついに200話ですね。

皆さんにご要望が有って書けそうならSS(ショートストーリー)も書いていこうかなと思っています。この人のこんな話が見たいとか、ここはどうなっているんですか?等のリクエスト大募集しちゃいます!

リクエストのあったものについては一区切りついたら少しでも書いていきたいなと思います。

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