決着!!
「…………なぁ、降参する?」
マギアルウスの四肢は辛うじて身体を支え、生まれたての小鹿の様にプルプルしている。
「うぐっ………しない!」
強がるマギアルウス………さっきまではボスの風格を携えていたのに、そんなもの存在してなかったかの様にヘラ様の一撃で木っ端微塵に吹き飛ばされて哀愁が漂っている。
「うんしょ、うんしょ………はい、マサル砲弾オッケーだよ!」
ちっちゃいエルフのシルファヌスが自分にかけ声をかけながら、一生懸命に砲弾を運び砲身の向きを修正しているのはとても可愛いのだが(父性愛?)、この時ばかりは女性の逞しさに敬意を覚える。
「はい、本気でやっちって!」
「おっ、おう…。じゃあ、大気操作っと………本気だよね?」
「もちろん!ふたりを泣かした事、後悔させてやりなさい!」
「イェッサーっ!ボス!」
どぉぉぉぉぉんっ!
思ったより大きな爆発とともに2つのアダマンタイトの砲弾が飛び、マギアルウスの前後の脚に左側面から命中し、ひっくり返る。
「なんで2個?」
「ふふっ、いれちゃった♪」
「…………それより威力オカシいんだけど…はっ!」
ステータスを確認すると………。
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鳴海 優(年齢の概念を放棄しました)
職業 《製造神》
所属 《アルステイティア》
称号 《超越者》《蘇りし者》《新神》
レベル 1
生命力 いっぱい
魔力 非常識
力 逞しい
体力 呆れるくらい
精神 オカシい
素早さ 狂ってる
運 変態的
スキル《剣術8》《棒術8》《槍術8》《杖術8》《体術8》《弓術8》《治癒魔法10》《精密10》《鑑定10》《探索8》《解体10》《製造・神業》《算術8》《美術8》《歌唱8》《言語翻訳》《収納空間》《地図》
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「………………なにこれ?チート超えてバグ?」
戦いそっちのけで唖然として固まるマサル………そして動かないマギアルウス。暫く待ってもどちらも反応しないのでシルファヌスがシビレを切らした!
「マサル!まだ戦闘中!アレどうにかしなさい!」
「おっ、おぅ………マギアルウスさぁん………生きてますか?」
「…………………しくしく……しくしく。」
「うげっ、泣いてます!隊長!」
シルファヌスにビシッっと敬礼するマサル。マサルの言葉にぐるっと回りこんでマギアルウスの顔を見て嫌そうな顔をしながら問う。
「ねぇ、あんた………何泣いてんのよ。」
「………しくしく……脚折れた…動けない。」
「あんた背中の羽は?飛べばいいじゃん。」
「もともと飛べない………しくしく。」
聞いてみれば魔獣と融合した際、邪神の力を使い翼を生やしたのだが身体が重くて飛べなかったらしい。全力で走って魔法を併用したら100mくらいは滑空出来るらしいが。
「まぁ、マサル………おれたちコレに負けてたんだよな?」
「言うなっ!俺なんか一回死んでるんだぞ!?」
悲しい表情でマギアルウスを見下ろすゼラフィティスたち。それもそうだろう、こんなのと激闘をひろげ殺られかけてたなんて誰も思いたくない。
「で、コレ………どうするかな?」
ゼラフィティスがマギアルウスの処遇を考えていると…。
「「マサルっ!」」
ビクティニアスとアイラセフィラが思いっきりマサルに抱き付き地面に押し倒した。
「ぐげっ!」
潰れた蛙のような声をあげるマサルの胸にしがみつき子供の様に泣きじゃくる2柱の女神。
「ごめんな、心配かけたな。もう大丈夫だから。」
「生きてる…いぎでるよぉぉっ!」
「うわぁぁぁあぁぁんっ!」
「ぐあっ!!くっ………苦しい!首がっ…死んじやう!今度こそ死んじゃうからっ!」
じゃれるマサルとビクティニアス、そしてアイラセフィラの3柱。女神たちが泣き止み少し落ち着いた時、それは起こった。
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《新着のメッセージがあります。》
様々な規定違反により、ゼウス、ヘラ、鳴海優、マギアルウスを勾留致します。鳴海優に対する罪状は、雷霆の不正使用となります。 アテナ
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「えっ?………俺…規定違反?とやらで勾留されるらしい。」
えっ?シリアスバトルのパート?終わりですよ?
ホワイトデーでしたね。
今年はちょっとした花とメッセージカード。
そしてケーキを用意致しました。
ちょっと今年は予算的に厳しかったので、また今度カラオケや映画、ショッピングにお付き合いする事で許して頂きました。




