お魚天国
仮設住宅を作ったり、ミニボートレース(正確にはボートではないのだが)のコース作り、神殿の仕上げ等全てが順調に進んでいた時、思わぬ報告が入った。
「おにいちゃん!おんせんのお魚さんが増えてるよ!」
そのメイの報告を受け、手を引っ張られながら公衆浴場に向かうと…。
「なんじゃこりゃ?」
女湯の湯船で子供たちの足に群がる小魚たち。ざっと数えただけで100匹くらいいるのでは無いだろうか?
「これはちょっと確認がいるな…。なぁメイ、何時からこの魚はここにいたんだ?」
「おにいちゃんがおーとに行くまえだよ?」
「………ずっといたんじゃねぇか。で、その時は何匹くらいいたんだ?」
「う〜ん…じっぴき?」
「なるほど…10匹くらいか…。」
「そのときはこんなちいさかったよ?」
メイの証言通りならメダカくらいだったのだろう。今は倍くらいあるかな?…うん、今もちっこい。
「でも、何故か男湯にはいないと…。」
エロいのか?エロいだけなのか?
「う〜ん…こういう時は必殺のっ…一匹犠牲にして鑑定さんだな…。」
桶に一匹救ってから魔法でバチっと感電死させてから鑑定する。メイちゃん…そのままお魚の観察しててねっと…。
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【マナフィッシュの稚魚】
豊富な魔力がないと生きられない。温度による環境適応は幅広く0〜150度くらいまで生きる事が出来る。最大で8cmくらいまで育ち、生き物の皮膚の角質や糞、死骸等を食べるが食べなくても生きる事が出来る。
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「つまりはドクターフィッシュみたいな感じで子供たちの足の角質をオヤツ感覚で食べるのに群がっているのか…。なんか無害そうだけど、一応嫌がる人もいるかも知れないから別の浴槽がいるな…。エロ魚から変態魚にクラスアップさせてやる…。」
後々調べてみると、女湯にしか魚がいなかったのはお湯を地下から汲み上げた所で一度溜めていて、そこにマナフィッシュを放していたのだが、そこで繁殖して産んだ卵が流れて公衆浴場に行ったのだが…この溜め池から女湯まではパイプが真っ直ぐで、男湯に送られる湯は後から繋いだ分岐したパイプの方向に曲がらないといけないという構造上の理由で、マナフィッシュが女湯が好きだった訳では無かった。
「取り敢えず、熱い湯と温めの湯、水風呂に足湯、魚風呂とバリエーションが出来たのは良い事だとしよう。温泉都市まっしぐらだが別に良いよな…。しかし、このペースで増えるなら間引いていかないとヤバいな…人の角質食べてる魚は流石に食べる気にはならないし、堀でも作ってその中に湯と一緒に放流していくかな…何か生き物が食べにくるだろ…。」
こうして、一件落着としたのだがマサルは気付いていない…地下の温泉の溜まり場にこの魚が共存する生き物がいるであろう事に…。
その生き物に関しては今後…………語られる事があるかも知れない。(←多分無い)
リクエストが10件以上あったらするかも知れないですが、本気でどうでも良いですよね(笑)
昨日は9時間程1人カラオケしてました!
昼食付きドリンクバー付いて1290円!(安っ)
めっちゃ歌い過ぎて声がカスッカスですね…特にアニソンが多いのですが、ゴスペルや演歌も歌ったりします。
今朝、起きてみたら腹筋が筋肉痛でした…でも、カラオケ楽しくてやめられないッス!




