第四十三話 北の地へ 後編
「取りあえず、船にも乗れたし少し休むかな」
あの後十二時ぐらいに港に着いて、今俺達は船の個室にいる。
ただ、レイアム行きの船に乗るまでの荷物チェックが長くて、気が付けば三十分経過していた。
まさかあそこまで、持ち物を調べられるとは思っていなかった。
何でも、今のレイアムは原因不明の病が流行っているらしく、レイアムに行くためには厳重なチェックを受けなければ入れないようだ。
もしもそれを受けずにレイアムに行くものなら、問答無用で白の騎士に捕まって地下牢に連れていかれるらしい。
まあ、要するに不法侵入するなって事だろう。
ちなみに、ちゃんとチェックを受けると、それを証明する切符サイズの通行証を渡された。
これを失くすと、また三十分近くかそれ以上のチェックをされるようだ。
「はぁ、よく考えたら今休むとまたユーリに会ってしまうかもしれないな......」
アイツはよく勝手に夢の中に入ってくるからな。
不用意に寝てしまうと逆にまずいかもしれないな。
とはいえ、一睡もしないのも問題だけどな。
俺がそう思っていると、リアンが話しかけてきた。
「ねえ、シンは何がきっかけでユーリと知り合ったの?」
そうえば、まだ話していなかったっけ。
俺は、リアンに過去の事を話した。
どうやってこの世界に来たのかを。
「......という訳なんだ。 最初はこんなことになるなんて思ってもみなかったよ」
話し終えると、ちょうど船が港に着いたようだ。
すると、リアンはあることを聞いてきた。
「ねえ、シンはユーリと決着を付けたらどうするの?」
「え?」
俺は、リアンの質問につい声を上げてしまった。
確かにユーリに決着をつけた後の事は考えていなかった。
とはいえ、ユーリを倒した後、俺はこの世界に居られるのだろうか?
そう考えていると、リアンがじっと見てきた。
「まだ細かくは考えていないけど、できるなら俺はこの世界のどこかでひっそりと暮らしたいね」
そう答えるとリアンは、そう、と答えた。
さて、そろそろ船を下りるかな。
俺達は、その後港の宿で一泊することにし、俺は市場で素材集めることにした。
どうも、黒密Ξです。
やっとテストが終わって書こうと思ったらまたネタ不足に陥ってしまいました。




