第十七話 盗賊
はぁ、なんていうか俺はあの後、船着き場に着いてリアンに会って船に乗ったはいいがまさかこんなことになるとはな......
「おい! お前どこを見ている!」
まさかナテールに着く前に船で盗賊と遭遇するなんてねぇ......
どうしたものか、とりあえず人数は六人くらいか。
俺達のような客は船の個室に集められて、船長や乗組員などは別の所に閉じ込められたらしいな。
ドアの前には見張りが二人、残りの四人はおそらくデッキと別の所だろう。
そう考えていると、一人が俺の髪を掴んできた。
「てめぇ、聞いてんのかコラ!」
人様の髪を掴んでおいて何抜かしてんだコイツ。
俺が野郎に手を出そうとしたら、リアンがこっちを見て首を振った。
手を出すな、って事だろうか?
だとしたら癪だが俺は奴に手を出さなかった。
色々あって、二十時頃だろうか?
二人が部屋から出て、ドアに鍵をかけてどこかへ向かった。
おそらく奴らは食堂に集まって酒や飯を食べたり飲んだりしているのだろう。
騒ぎ声が聞こえてきたのだ。
すると、リアンは俺に小さい声で話しかけてきた。
「しばらくしたら、たぶん彼らは酔って眠りに着くと思うからそこを狙ってここから出るわ」
なるほど、寝ている隙に奴らを狙うのか。
それならさっきの奴らにある仕返しができるな。
「けど何人かは見張りで起きているかもしれないから気を付けてね」
まあ奴らもそこまで馬鹿ではないだろう......
ともあれ、俺は仕返しするために鞄からいくつか薬を準備した。
一応念のため、麻痺薬と睡眠薬をハンカチに染み込ませた。
それから一時間くらいして食堂の方が静かになった。
俺はドアを静かに開けた。
すると、さっきいた奴らとは違う奴がいた。
だが酒を飲んでいたのか顔が赤く、座ったまま寝ていたのだ。
「なんだよ、寝ていたのか」
何か緊張して開けたのがアホらしく思えた。
取り合えずこいつにまず麻痺薬を染み込ませたハンカチを嗅がせた。
すると見張りは体の異変に気付いたのか、目が覚めたようだが手や足は痺れているので動かなかった。
取りあえず叫ばれると困るから、今度はこっちの睡眠薬を染み込ませたハンカチを嗅がせた。
嗅がせて五秒ほどすると、見張りはまた眠りについた。
「これで大丈夫だろう」
見張りを眠らせた後、リアンは上のデッキに向かい、俺は奥の食堂に慎重に向かった。
すると三人ほど椅子に座ったり、床に倒れて眠っていた。
何て言うか酒臭いな......
近くには酒が入っていたであろう瓶があちこちに転がり落ちていた。
「こいつらはどうするかな?」
さっきみたいにハンカチ嗅がせるのも面倒だしなんかいい方法でもないかな?
そう思っていると、寝ている奴の内の一人がつい先ほど俺に色々してきたやつがいた。
これは仕返ししなくちゃな。
といってもそこまで俺も鬼ではない。
でもだからと言って、やられっぱなしなのも俺の気が収まらない。
取りあえず俺は、他の奴らには先ほどのように面倒だが、麻酔薬と睡眠薬を染み込ませたハンカチを嗅がせた。
「よし、あとはコイツだけか」
俺はコイツの腕と足を縄を使って椅子に縛って目を覚まさせた。
「ん? あ、おい!お前なんで......]
「やかましい、少し黙ってもらうぞ」
俺は麻痺薬のハンカチを嗅がせた。
すると野郎はおとなしくなった。
「さて、俺はお前に仕返しに来た、だが俺はお前の息の根を止めたりはしないから命は保証しよう」
俺はそう言い終えると睡眠薬を含んだハンカチで野郎を眠らせた。
取りあえず眠らせたし、リアンは......大丈夫だろうきっと。
その後、俺は食堂を後にしてリアンのいるデッキに向かった。
すると、予想通り残りの二人を片づけていた。
その後は船長や乗組員を助けて、盗賊どもは一部屋にまとめておいた。
「はぁ、なんか無駄に疲れたな~」
時計をを見ると、針は二十三時を指していた。
あれから結構立っていたんだな......
まあ、疲れたしもう寝るかな?
俺は部屋に戻ると、すでにもうリアンは眠りについていた。
いつの間に戻っていたんだろう?
まあいいか、俺も早く寝よう。
俺はベットに入り、直ぐに眠りについた。
どうも、黒密Ξです。
今回は、もうどうしてこうなった感があって現在ネタを考えています。
最近Twitterを始めたのですけどかなり便利ですね。
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まだまだ初心者ですが宜しくお願い。




