表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
girls恋愛  作者: 死神
springlovesong
5/10

第四話 幼馴染というのは、様々な人種がいるものだ

ぎゃああああああああ!!!

ずれたああああああああ!!!!!!!!

はっきり言うと、俺の周りにはかなり幼馴染と呼べる人が多い。

ユーとベーロもそうだが、このバカ二人の兄であるアクアさんも幼馴染だ。

と言っても、三人は小学生の時に出会った幼馴染。

それよりも前に会っている幼馴染は、俺の知っている限りでは五人か六人はいる。

今日はそのうちの二人を紹介しようと思う。

その二人は兄妹で、名をタンガ(兄)とコロン(妹)という。

最初に出会ったのは、俺とタンガだった。



--------



昔住んでいたマンション。

そこで俺は母さんと弟、それと母さんの交際相手の男性と暮らしていた。

三人がお昼寝をしている間、俺は絵を書いていたのを覚えている。

当時かなり人見知りで、あまり人とは話さないようにしていた。

そんな時、外から聞こえる声が無性に気になったのだ。

二人くらいの子供が、キャッキャと遊んでいる声だ。

一人遊びを好む俺には未知の領域とも思える複数での遊び。

俺はそっとドアを覗き込んだのだ。

そこでは、二人の男の子と女の子が追いかけっこをしていたのだ。

正直追いかけっこをしていたのかは定かではないが、確かに二人は走り回っていたのだ。

すると男の子の方が、俺の視線に気づいたのか、はたまた開いているドアに気づいたのか、こちらをチラリと見た。

俺はビクッとする。

普段人見知りの子が、間近で男の子と視線が合っているのだ。

怖いなんてものではないだろう。

するとその男の子はこちらに歩み寄っては来ず、目線を合わせたままニッコリ微笑んだ。


「何してるの?」


その言葉に、俺はどう答えていいのか分からなくなる。


「良かったら一緒に遊ばない?」


そう言われ、俺はこう答えた。


「えっと……私、習い事の宿題があるから……」


もしかしたら俺はもっと舌足らずだったかもしれない。

しかしこの時、俺はまだ習い事なんてしていなかった。

それだけは事実だろう。

つまりこれは、ただ遊ばないようにするための言い訳だ。

別に遊びたくなかったわけではない。

ただ怖かったのだ。

この人付き合いという名の領域に踏み込む勇気が、この時の俺にはなかったのだ。


「そっか。じゃあそれが終わったらまた遊ぼう。俺、妹が待っているから行くね」

「う、うん……」


返事をして男の子が離れた後、俺は部屋に戻る。

あまり人と話したことがなかった俺は、この時かなり緊張していた。

それを紛らわすように、俺は絵を書くのに没頭したのだ。

だが少しして、俺はまた玄関のドアを開く。

そこに男の子と女の子の姿はなかった。

もしかして、私が遊ばないと言ったから帰ったのだろうか。

少し悲しい気持ちが、俺の心を渦巻く。

せっかく友達になれると思ったのに。

この時、少しばかり後悔したのだ。

部屋に戻ると、先ほどまで寝ていたはずの母さんが起きていた。


「どうしたの、ヴィース」

「なんでもない」


もしかしたらあからさまにションボリしていたのかもしれない。

母さんがそう聞くと、俺は子供部屋に行く。

だけど俺は立ち止まり、母さんに近づいた。


「ナリアちゃん」


この時、俺は母さんの要望で母さんの名前をちゃん付けで呼んでいた。

だからこの時も、そう母さんを呼んだ。

今なら絶対にしねぇけど。


「何?」


母さんが化粧をしながらそう聞く。

そんな母さんに、俺はこう言った。


「今日ね、男の子とおしゃべりしたの」



--------



それからしばらくして、俺とその二人は仲良くなった。

名前を知ったのも次に会った時だったと思う。

するとそれに混じって弟も二人と仲良くなったのだ。

それからというもの、四人で遊ぶことが多くなった。

家族ぐるみで出かけることもしょっちゅうだったと思う。

本当は同じマンションで知り合った女の子もいたのだが、その子は別の場所に引っ越してしまい、今となっては名前すら覚えていないのだ。

俺と弟、タンガとコロンもそのマンションから引っ越すことに。

だけど俺たち四人はおんなじマンションに引っ越したのだ。

小学校も一緒。中学校も一緒。

俺たちは幼馴染みとして仲良くしていた。



ーーーーーーーー



「おじゃましまーす」


 高校生になった俺。

 今タンガたちとは家が別々になってる。

 しかし近所なのは変わりないのだ。


「おー、ヴィース。久しぶり」


 小学校中学年になって急変化を遂げたタンガ。

 今ではおデブちゃんである。


「あ、ヤッホー。ヴィース」


 そしてコロンは現在引きこもり。

 最近は学校に行っているらしいが、中二になるまではほとんど行ってなかったようだ。

 そして俺は…………




 現在花の高校生である。

誠に申し訳ありません。

次からはちゃんと時間守れるように努力します。



















それと、次回は五週間後でお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ