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無機質の生命と  作者: 遙々春太
プロローグ
1/28

序話 招待

 僕は幸せだ。


 金持ちというわけでもないし、モテているというわけでもない。だが、朝起きるといつも家族が笑顔でおはようと言ってくれるし、自分の高校へ登校しているときの近所の人たちも優しくしてくれるし、学校に行けば友達と、ドラマの話やらゲームの攻略法やらしょうもない下ネタやら言い合って、とても楽しかった。

 周りの人たちはみんな優しい。僕の心は温かくなる。僕もみんなのために、何かをしてあげたいといつも思っている。そんな助け合いの関係が僕は大好きだ。

 


 僕は幸せだった。


 学校から帰るとき、後ろから突然ハンカチを口に当てられた。大人の男に襲われたようで、暴れようとしたが、しっかり押さえられた。少しすると眠くなってきて、意識もなくなってきた。

 幸せでたまらなかった僕の毎日。永遠に続いてほしかった毎日。だけど、そんなものは些細なことでなくなるものだった。


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