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クロアリの民意

作者: 瀬ヶ呂林倶
掲載日:2026/01/31

 ある日、いつものようにセッセと働くアリ達の巣にある噂が流れた、噂は「この巣にはシロアリが紛れ込んでいる」と言うものだった。

 働き者のアリが背の小さいアリに話しかけた「やい、お前さんはクロアリにしては背が小さい。お前がシロアリだろう」背の小さいアリは焦ったように言い返した「なにを、あっちのアリのが怪しいぞ。あいつは色が濃いんだ。きっと泥を塗って変装しているに違いない」色が薄いアリは、「あそこにいる怠け者のアリが怪しいぞ、きっとシロアリだから巣の決まり事がわからないんだ」と言い返す。

 次第に巣の中では全員が全員を疑うようになった。

 巣の全体が混乱してしばらくが経ったある頃に、とある一匹のアリが怪しいと巣で意見が固まった。アリ達は全員でその一匹を殺し、それからは安心して暮らせるようになった。

 それから幾日か経ったある日、働き者のアリが外で餌を探していると、自分達の巣穴とは全く違う巣穴を見つけた。働き者のアリは、「これはシロアリの巣に違いない」と思い、仲間を大勢引き連れてそこに入って行った。そこに居たのは自分達よりもずっと体の黒い、クロアリ達だった。

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