3章まで登場人物紹介
このページでは、第3章(第30話)までに活躍したキャラクターを軽くまとめています。
本編を読み終わったあと、「あれ誰だっけ?」という時にゆるっと眺めていただければうれしいです。
※3章までの展開に触れる説明が入ります。未読の方はご注意ください。
・メインふたり
・リリアナ・フォン・グランツ
元・公爵令嬢にして、本作の主人公。王太子アルバートに公開の場で婚約破棄され、辺境ノルドハイムに送られた過去を持つ。
前世はブラック企業勤務の社畜OLで、《生活鑑定》スキルを使いながら「ちゃんと食べて寝る」ことから体調を立て直すカフェごはんを作っている。
街の人からはいつの間にか「カフェ聖女」と呼ばれつつも、本人はあくまで小さなカフェ店主として、辺境でのんびり暮らしたい派。教会から聖女候補として王都行きを持ちかけられても、「ここが好きなので」とノルドハイムの日常を選んだ。
・ディルク・ノルドハイム
北辺境ノルドハイムを預かる辺境伯で、騎士団長も兼ねる寡黙な領主。過去の魔物氾濫で父を失い、「援軍を渋った王都に見捨てられた」という経験から、王都と教会への根強い不信を抱いている。
リリアナに対しては、最初から罪人扱いではなく「ここでは自由にしていい」と居場所を用意した人。3章では、彼女を聖女として連れ去ろうとする教会使者に「ここは俺の領地だ。勝手に連れて行くな」と静かに釘を刺し、カフェと街の日常を守る盾として本格的に動き出す。
ノルドハイムのカフェの仲間たち
・マリア
ディルク付きメイド長にして、カフェの実質副店長。きっちり者で現実的だが、感情の機微にとても敏感で、「ディルク様の耳が赤い」など小さな変化を見逃さずに内心ニヤニヤしている。
リリアナにとっては最初の女友達であり相棒。教会使者が来た時に固まるリリアナやノエルを陰でフォローし、総力戦前夜の仕込みでは「影の現場監督」としてカフェを回している。
・ノエル
孤児出身の少年で、今はカフェ見習い兼雑用係。ディルクに拾われた過去があり、リリアナからは弟のように扱われている。
口は少し悪いが根は素直で、街の子どもたちともすぐ仲良くなるムードメーカー。教会使者の来訪にガチガチに緊張したり、瀕死の兵士のそばで「生きててほしい」と真剣に祈ったりと、戦う大人たちと日常の子ども世界をつなぐ存在。
・グンター
先代辺境伯の時代から仕えている老騎士。今は半引退状態の相談役で、街と兵士たちの歴史を一番よく覚えている人。ぶっきらぼうで酒好きだが、若い世代にはとても情が深い。
3章では、過去の魔物氾濫と「辺境見捨て事件」を語り、なぜディルクがここまで王都を信用しないのか、その根っこを読者とリリアナに伝える語り部となる。
・礼拝所の若い神官
ノルドハイムの小さな礼拝所を任されている、温厚な若い神官。中央教会の末端でありつつ、肩書きよりも目の前の領民を大事にするタイプ。
瀕死の兵士に対して「もう手が尽きた」と肩を落としながらも、リリアナの申し出を止めず、その回復を見て「女神の御業かもしれませんが、あなたの献身も確かです」ときちんと礼を言う、街側の味方。
・瀕死の兵士
北門から運び込まれた重傷兵。瘴気を帯びた傷で「回復不能」と言われ、誰もが覚悟しかけたが、リリアナのごはんとケアで回復し、「……腹、減った」と第一声を漏らして周囲を泣かせた人。
その存在が、「カフェのごはんは奇跡級」という噂に重みを与え、「カフェ聖女」伝説の芯になっていく。
・エルザおばさん
カフェ常連の主婦層代表で、街の噂話ネットワークの中心人物。おしゃべりで世話焼き、口コミの拡散速度が異常に早い。
ラウルから聞いた話や兵士の回復を、瞬く間に近所中へ広げ、「やっぱりカフェのごはんは神様付きだよ」と庶民目線で言い切る人。総力戦後には「この店があったから皆生きて帰ってきたんだよ」と、泣きながらリリアナに抱きつく。
外からやってきた人たち
・行商人ラウル
南や王都を行き来する行商人。雑貨から食材、小さなお菓子まで何でも扱う、陽気で口の達者なオジサン。
穀物コーヒーとおやつにすっかりハマり、「王都で出したら列できるぞ、これ」と大興奮。帰り道で「辺境のカフェ聖女」の噂をあちこちにばらまき、王都の重臣会議にノルドハイムの名を届けた張本人でもある。
・中央教会の高位神官
王都・中央大教会から派遣された教会使者。表向きは「聖女候補の調査と保護」のために辺境を訪れるが、実際はリリアナを第二の聖女として取り込みたい上層部の意図を背負っている。
規定や前例を重んじる堅物ながら、リリアナの料理と加護の力を目の当たりにして揺れ始める人。「王都へ来て真の聖女として仕えよ」と勧誘するも、ディルクに一喝されて引き下がることに。
・ユリウス
王都情報部から派遣された密偵三人組のリーダー。旅人を装ってノルドハイム入りし、噂の「カフェ聖女」を調査する任務に就いている。
冷静で現場感覚のあるプロだが、カフェの居心地の良さと料理の力を前に、「ここは国にとっても必要な場所かもしれない」と考え始める、王都側の良心ポジション。
・レナ
ユリウスと共に動く女性密偵。変装や接客混じりの情報収集が得意で、人当たりの良さと聞き上手さが武器。
カフェでマリアと世間話をしつつ、「女の人が自分の場所を持って働くの、すごくいいですね」と本音を漏らすなど、リリアナの生き方に憧れを抱き始める。
・ミゲル
密偵三人組の末っ子。少し抜けていてリアクション担当、そして何より食いしん坊。
バフ料理の試食会では「これ、戦闘前に飲むとテンション上がりすぎます!」と素直な感想を口にしつつ、《生活鑑定》で自分の変化を確かめ、「……帰りたくない」と漏らしてユリウスに小突かれている。ノエルとは同年代で、すぐに打ち解けて情報交換(?)する仲。
王都サイド
・アルバート
王太子にして、リリアナの元婚約者。断罪の場で彼女を切り捨てた張本人でもある。
3章では、疲弊する国と聖女クラリスを前に会議で板挟みになりつつ、「辺境のカフェ聖女」の報告書に記された名前を見て動揺。「あの日の選択は正しかったのか」と胸の奥で問い始める段階にいる。
・クラリス
庶民出身の現・聖女。瘴気浄化や治癒、祈りをほぼ一手に担わされており、過労とプレッシャーで心身ともに限界近くまで追い詰められている少女。
「愛されたい」「庇護されたい」という願望と、「昔ついてしまった嘘への罪悪感」の間で揺れ続ける。辺境に自分と同じ力を持つ存在がいると聞いて怯えつつも、どこかで救いを期待している、今後の謝罪&和解ルートの鍵。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
3章までのキャラたちの関係性や今後の展開を「ちょっと気になる」と感じていただけていたら嬉しいです。
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