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「連載版」婚約破棄されて辺境に追放された悪役令嬢ですが、のんびりカフェを開いたら無愛想辺境伯様に溺愛されています  作者: 夢見叶
第1章 婚約破棄と辺境行き

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第1章登場人物紹介(第1章時点)

※第1章までに登場するキャラのみ/立場や性格はこの時点のものです。


◆リリアナ・フォン・グランツ(主人公)


レーベンハイト王国のグランツ公爵家の一人娘。元・王太子妃候補。

中身は前世日本の社畜OLで、ここが乙女ゲーム世界だと知っている自覚持ち悪役令嬢。


王太子アルバートから公開の場で婚約破棄と辺境追放を言い渡され、北のノルドハイム辺境領へ送られるところから物語が始まる。


表向きは品があって落ち着いた公爵令嬢だが、内心はかなりドライ。

ブラック職場からの永久離脱だと思っていて、実はわりと前向き。


固有スキル《生活鑑定》を持ち、人の体調や食材の状態など、生活に直結する情報を読み取ることができる。

第1章では、この鑑定と前世での救急対応の経験を活かし、辺境へ向かう道中で負傷兵の応急処置を仕切ることで、周囲の評価をひっくり返していく。


アルバートやクラリスに対しては、すでに恋愛感情はなく、

王太子は「私を切ってバッドエンドまっしぐらの人」、聖女クラリスは「駒にされている同世代の女の子」という、どこか会社員目線の冷静な認識をしている。


---


◆ディルク・ノルドハイム(辺境伯/ヒーロー)


北方ノルドハイム辺境領を守る若き辺境伯。爵位としては伯爵に加え、辺境防衛を任された立場。年齢イメージは二十代後半〜三十代前半。


黒髪短髪に鋭い灰色の瞳、長身で鎧姿がよく似合う、いかにも無口寡黙武骨枠のイケメン。表情筋が固いせいで、初対面の人からは怖がられがち。


性格は無愛想で寡黙、不器用だが、本質は情に厚い。

口数は少ないものの、言葉は全部本気で、領民にとっては命を張って守ってくれる頼れる領主様。


第1章では、辺境に到着したリリアナを罪人扱いせず、きちんと客人として迎え入れる最初の大人として登場。

「無愛想だけど優しい領主様」という第一印象を残し、リリアナにとっての信頼候補になる。


---


◆アルバート(王太子)


レーベンハイト王国の王太子で、リリアナの元婚約者。二十歳前後。


物語冒頭では、聖女クラリスに甘く、自信家でどこかお坊ちゃん気質。

表面的にはヒロイックだが、人を見る目が甘く、クラリスの涙と周囲の声に流されて、リリアナを公衆の面前で断罪してしまう。


第1章時点では、

リリアナから見れば「自分を悪役にして切り捨てた人」であり、すでに完全に過去の人。今後のざまぁ要員としての側面が強い立ち位置になっている。


---


◆クラリス(現・聖女)


庶民出身の聖女。年齢イメージは十代半ば〜後半。


王城では光属性の奇跡を起こすことができる存在として、教会と王家に重宝されているが、本人はまだ精神的にも未熟。

冒頭時点では「庇護されたい」「愛されたい」という願望が強く、無自覚に周囲を利用する甘え上手な一面を持つ。


リリアナを悪役令嬢に仕立て上げてしまった張本人だが、その裏には罪悪感や劣等感も抱えており、第1章の段階ではまだ複雑な立場のヒロインポジションとなっている。


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◆グランツ公爵(リリアナの父)


レーベンハイト王国有数の名門、グランツ公爵家当主であり、リリアナの父。

政治的なバランス感覚に優れた現実派で、王太子との婚約も「娘の将来」と「家の立場」の両方を考えて結んだ人。


公開断罪の場では、娘を庇いたい気持ちを飲み込み、場を荒立てない道を選んでしまうが、そのことを内心ではずっと悔いている。


第1章時点では、まだ感情をうまく伝えられない、不器用な父親というポジション。


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◆マリア(メイド)


グランツ家からリリアナに同行してきたメイドで、年齢は主人公より少し上。

幼い頃から仕えている側近兼お姉さんポジションで、リリアナにとっては数少ない「素の自分を見せられる相手」。


礼儀正しく仕事もできるが、リリアナの前ではツッコミ役になることも多く、のちのカフェパートでは頼れる店員兼女友達になっていく予定。


第1章では、王都から辺境への旅路や新居での生活を、一番近くで支えてくれる存在として登場。


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◆ノエル(街の少年)


ノルドハイムの街でリリアナたちと出会う、素朴で元気な少年。

第1章では、買い出しや街案内などでお世話になるポジションで、リリアナから見ると年下の弟分のような存在。


のちにはカフェの手伝いをするようになりそうな、将来の弟子候補。


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第1章での世界観メモ


◆レーベンハイト王国


物語の舞台となる王国。普通の王政国家で、頂点には国王、その後継として王太子アルバートがいる。


公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵といった貴族制度があり、リリアナの生まれたグランツ公爵家はその中でも有力な家柄。


王都レーベンは、典型的な乙女ゲームの王都らしく、石畳の街路や貴族の屋敷、舞踏会やお茶会文化が根付いたきらびやかな場所として描かれる予定。


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◆ノルドハイム辺境領


王国北端の辺境領で、ディルクが治める土地。

高地と針葉樹の森に囲まれ、冬が長く雪が多い、寒冷地らしい環境。


王都から見れば魔物対応の前線基地のような扱いだが、実際には鉱山や木材などの資源も多く、そこで暮らす人々にとっては「命を張って守ってくれる領主様と、寒いけれど温かい街」がある場所。


街の中央には小さな広場と市場があり、その一角に、のちにリリアナのカフェとなる家が建っている。


---


◆スキル《生活鑑定》


リリアナの固有スキル。食材や日用品、人の体調など、生活に密着した情報を読み取ることができる能力。


戦場で敵をなぎ倒すような派手な力ではなく、

体調管理や応急処置、料理、在庫管理など、地味だけれど「日常を底上げする」方向で真価を発揮するスキルとなっている。


第1章では、魔物襲撃で負傷した兵士を救う場面で、その有用さが少しだけ明らかになる。


お読みいただきありがとうございます。


第1章のラストというところで「第1章でのキャラ&世界観まとめ」を整理してみました。

リリアナたちの立ち位置や、ノルドハイムという辺境の雰囲気、そしていずれカフェに繋がっていく要素を、読みやすく確認できるようにしたつもりです。


「このキャラいたな」「この関係性がこう変わっていくのかも」と、物語を読み返すきっかけや、続きへのワクワクに少しでも繋がっていたらうれしいです。


もし本編を追いかけてもいいかな、続きも読んでみたいなと思っていただけましたら、

作品への評価やブックマークをぽちっとして応援していただけると、とても励みになります。

感想欄で「このキャラが好き」「この設定もっと見たい」など一言いただけるのも、本当に創作の燃料です。


これからも、追放悪役令嬢と無愛想辺境伯、そして個性的な仲間たちの、のんびりだけど甘くなっていく辺境ライフを書いていきますので、引き続きお付き合いいただけたら嬉しいです。

次回から第二章へと入っていきます。

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