第31話
特に言うことなし。
さて。秋葉原に着いたが秋葉原にしろ池袋にしろ目的が無いと楽しめないと言うのが事実でさっきから何しよっかーと連呼する香澄さんが横に一人。そして目的もなく秋葉原に来たアニオタが行く所と言えばまずはラジ館だ。駅の真前にあり、さまざまなアニメグッズやカードショップがあったりするいかにも秋葉原らしい建物で秋葉原といえば?と言う質問に対してアニオタ10人中7人が「ラジ館」と答えるであろう名所だ。ちなみに残りの3人は逆張り&俺そこらへんの奴等とは違うからwwwと言ったような人間だ。
駅を出るとすぐにラジ館が見えるのだがラジ館を見た香澄さんが一言。
「やっぱりタイムマシンは埋まってないかー・・・」
「何言ってんですか。そんな物騒なこと言わないでくださいよ」
「な!?まさか・・・」
徐にスマホを取り出し真っ暗な画面の中誰かと話し出した。
「もしもし?俺だ!ここにシュタゲを履修してないやつがいるぞ!なに!?これも組織の…わかった。エル・プサイ・コングルゥ…」
「してますよもちろん。0も劇場版も見ましたよ。それより恥ずかしいんで今すぐやめてください!」
「え・・・」
何か驚いたような顔をしているがどうしたんだろうか。俺の顔に何かついてるのか俺の顔をまじまじと見つめおでこに手を当てて熱を計り出した。
「何してるんすか・・・」
「いやだって普段ゲームやってる時に『しゃおらぁ!雑魚乙!テメェの分際で俺に喧嘩売って生きて帰れるとでも思ったかバーーーーカ!!お前もうこのゲームやめてIPしか特徴のないクソソシャゲでもやってろカスぅ!!』とか言ってる人とから出る言葉とは思えなかったんだもん」
確かに普段気分が良くなってくると人が変わったような言動になるがそれ以外は割と普通だと思う。・・・多分。
建物の中に入ると冷房が効いていて生き返ったような気がした。今日は普通の平日のおかげで人も多くなく普段と違って商品棚の通路での譲り合いはほとんど起きなかった。おかげでゆっくりグッズを見ることができたがバンド系のアニメグッズを見てる時時折思い詰めたような顔をした香澄さんはどこか俺と似ている気がした。
ぶらぶら秋葉原を歩いて次に何をするか話していると見慣れた3人に会った。
「蓮ちゃん!!」
聞き慣れた声と聞き慣れた呼び名だ。それにしても3人で秋葉原とはなかなか珍しい。未央だけなら納得できるが。駆け寄ってきた優香を横目に香澄さんに3人のことを紹介すると
「さっき蓮君が言ってた部活の子か!よろしくねー!」
とゆるく挨拶して3人に質問攻めをし始めた。
少しすると未央がタイミングを見て俺のところに来て俺の首を固め拷問しに来た。
「あなた人のこと振った翌日に別の女とデートとはなかなかいい度胸してるじゃない」
「違います違いますから!そんな関係じゃなくて!普通にフレンドですフレンドですから首!首折れちゃう!」
「ふふっ冗談よ。それにしてもあなたにこんな風に一緒に出かける人がいるとは驚きね。どこでどこで知り合ったの?」
「ゲーム。たまたま野良でマッチして一緒にそのマッチにいたチーターボコボコにしたら仲良くなった」
「なんの話してんのー!」
突然香澄さんが俺達2人を抱きしめ話に突っ込んできた。すごく・・・いい匂いがする。
「部活のことです。そろそろ私たち行かないとなので蓮をお願いします」
「お姉さんに任せなさい!」
と3人は駅の方に歩き出して行った。ふと香澄さんを見るとなぜか泣きそうな顔をしている。
「どうしたんすか・・・?」
「だって・・・だって私より年下なのに胸が!!」
言われてみれば未央に首を固められた時に感じた感触が香澄さんにはなかった。だが、俺はあえて言おう。口には出さないがあえて言おう。俺は貧乳も巨乳を平等に愛し愛されたい!
そんな劣等感からか突然胸を大きくする方法を検索し始めたので急いで別の話題を振ってアニメイトに入った。
夕方になりこのままいてもやることもないので解散することにし駅まで移動し少し話していた。
「万能系のキャラクターって何がアンチになり得ると思う?」
「万能系ってのはどう言うことですか?」
「えっとオーバー○ォッチだったらソルジャー、ガ○エボだったらペイルとかのキャラ」
「自己完結ですか。やっぱワンパン系じゃないすか?」
「それはどんなキャラにも言えることだからそうじゃなくて有利を取れそうなキャラ」
そう言われてもなぁ。自己完結系は自分でヒールもダメージも出せるせいで倒しにくいからなんともいえないんだよな。
「強いて言うなら耐久できるキャラじゃないですか?」
「なるほどね。盾とか無敵持ちはやっぱどこでも強いね」
改札を抜けホームに上がる階段が見えたところで話もひと段落しここで別れることにした。
「今日はありがとね蓮君」
「こちらこそありがとうございました。相談にも乗っていただいて」
「いいよそのくらい。私たちの仲でしょ。また何かあったら相談に乗るからいつでもいいなよ!」
「ありがとうございます!じゃあまたオンラインで」
「またね蓮君!頑張りなよ!」
手を振りながらお互いにホームへの階段に消えて行く。ホームに上がると丁度電車がホームに入ったところでいいタイミングだった。運よく座れた席で香澄さんに言われたことを思い出していた。『進む選択肢を最初から捨てると幸せになれない』あのキャラも言っていた進めば二つ。進もう。どうなるかはその時の俺次第。でも今日の俺があれば今後の俺も大丈夫なはずだ。窓の外を見ると空は夕陽で赤く染まり明日は晴れると言っているようだった。
だが不幸や絶望というのはなんの前触れもなく関わった人をどん底に叩き落とす。
いかがでしたか?今回はハッピーな回でしたが最後の最後にとんでもない爆弾つけときました。次回からまた楽しくなりますよ!!それじゃ!
PS あの・・・執筆・・・間に合ってなくて・・・もしかしたら遅れるかも・・・。




