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第19話

スタールインファントム!!

2日目はまず伏見稲荷神社に行った。

アニメでよく見る千本鳥居につい興奮してしまった。それは未央も同じだったようで「このアニメもあったよね!」と優香と花奏を置いてけぼりに話し続けて優香に怒られた。

次に清水寺に向かう。

清水寺本堂に入ると平日のはずなのにそれなりに混んでいた。制服を着た5〜6人ほどの集団が多くいたので同じ修学旅行中の学生だと思われる。

その後は三年坂でお土産だったり食べ歩きをした。

スイーツでお腹が膨れるのは久しぶりかもしれない。

それと母親へのお土産に七味を買って行った。

夕飯は評価の高いラーメンを食べた。

豚骨スープの旨味が出ていて非常に良かった。ふと優香を見てみると替え玉の皿が山のように重なっていた。


宿に帰ってからは明日の予定の確認だ。

依頼者との集合は15時でそれまでは自由なので金閣寺にでも行こうという話になる。

だがやはり作戦自体の話し合いは進まなかった。

話し合いも終わり彼女達は温泉に入りに行った。

バルコニーに出て京都の景色を眺めながら先生の言葉を思い出す。

依頼を成功させなければ廃部。

これが先生が俺達のケツを叩くための脅しだったらどれだけ良かっただろうか。先生の言い方的に本当なのだろう。

比企○谷みたいなやり方をするにしても3人にその役目をさせるわけにはいかない。今回の依頼はどれだけ『成功』という見方を変えても告白が悠人に受け入れられること以外成功とは言えないだろう。それに万部は信用で成り立っている。失敗すればその信用は失われてしまう。部の存続のためにも失敗はできない。つまり俺たちは最初から崖っぷちに立たされているというわけだ。

気付きたくない真実だった。心なしか手が震えている。いや気のせいだろう。6月の夜風は時折冷たい。それも俺たちがいるのは山に少し入った所だ。きっと山の気温のせいだろう。

そんな時スマホから電話の着信が来る。

悠人からだ。


「もしもし」

『もしもし蓮君?今困ってるみたいだね』

「なんでそれ知ってんだよ」

『班の1人に問い詰めてみたらポロッと吐いたんだよ。依頼と告白の件を』

「それでなんのために電話かけて来たんだよ。それ知ってるんだったらそっちで完結してくれていいんだけど」

『それでね先生に万部について聞いてみたんだ。そしたら失敗できない状況に置かれてるって聞いてさ』

「何が言いたい?」

『取引だよ蓮君。今回僕は彼女の告白を断らず受け入れる。その代わり君に貸し一つだ』

「貸しって具体的にはどんな要求なんだ?」

『そうだね。きっと僕は今後君に助けを求める。その時に動いてくれればいいんだ』

「お前の助けだったらそんな貸しとか面倒臭い今年なくても行くぞ」

『蓮君は優しいね。でもその助けが君にとってデメリットだった場合は?それにこのままだと僕は告白を断るよ。君は分かってたことだろうけど』

「・・・分かった。その取引乗ろう」

『話が早くて助かるよ!やっぱり持つべきものは友だね!』

「どの口が言ってんだよ。その友を脅しといて」

『えへへ。じゃあよろしくね!万部のみんなによろしく言っといてよ』


そう言って電話が切れた。

ひとまず窮地を脱したことを喜ぶべきか、これからの災難を憂うべきか俺には分からない。

だが少なくとも一つ新たな不安が生まれたことに違いはない。


その後温泉から上がった3人に成功が確約されたことを話す。皆驚いた顔をしていたが安堵の表情を浮かべ喜んでいた。

彼女達とバトンタッチし俺も温泉に浸った後優香と再び添い寝をした。優香は何か察したのか俺の頭を胸で抱きしめてくれた。こう言う時の優香は本当に頼もしいと言う言い方が正しいのか分からないが正直助かる。

その日は優香の頭を撫でてくれる手が心地よくすぐに眠りにつけた。


筆が乗ってきたゾ。けどキリが悪ずぎて短くなってしまったゾ

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