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第14話

エヴァの調子いいわ。

あと崩壊楽しい

緊迫した空気の中俺が話を切り出す。


「さて、今回の話し合いはあくまでお二人の話し合いなので俺は一切口を出すつもりはありません。それと、お父さんが手を出した場合今回に限って俺も容赦無く殴ります。そのために俺がいるんで」


すると狭山さんが口を開いた。


「まず、お父さんがこの話合いに応じたのって私とお母さんに向き合う気になったからでいいよね」


狭山さんが言うとお父さんは


「ああ」

と頷く。


「でも、なんでこのタイミングで向き合う気になったか聞かせて」

「そこの彼とお友達が奏音の物を持って行った時奏音が居なくなってしまう。そんな気がして・・・そんな時彼が現れて話し合いをしないかと持ちかけてくれたんだ」


そう。まず作戦1、お父さんが向き合おうとしていることに賭けて話し合いを持ちかける。それが大体1週間前。

2週間前に組み合った時狭山さんを心配するような事を言っていたのを聞いてそれに賭けたのだ。


「それに彼が気づかせてくれたんだ。第二の私を作ろうとしてることを、それに娘を使って娘の人生を潰そうとしてる事を。しかも手まで上げてしまった。許されないことをした・・・いくら謝っても許されることではないのはわかってる!でも謝らせてくれ。すまない。本当にすまない!」


いくらか間を置いた後狭山さんが話し出す


「今更謝られても許す気にはなれない。本気で私の人生を潰そうとして私やお母さんに手をあげた。挙句の果てには私を助けてくれた川口君にも!この間また川口君が怪我して帰ってきた時は本当に殺そうかと思った。でも彼がある本の言葉を教えてくれたの。チャンスはどんな人間にも何回でもあるべきだって。だから私はチャンスをあげることにする。でもそれは彼とお母さんに謝ってから。まずはするべきことをして」


お父さんの目を見て自分の気持ちを曝け出している彼女は普段の彼女と違いとても凛々しく見えた。


「私が好きだったサッカーは公園でお父さんと練習して難しい技ができたらお父さんが誉めてくれるそんな楽しいサッカーが好きだったの。私はもう今までみたいなサッカーをやるつもりはないわ。なぜなら私が楽しいと思える別のものができたから。でもお父さんがどうしてもって言うなら昔みたいに親子でボールを蹴り合うくらいであれば一緒にやろうと思える」


「でもまずは川口君に謝罪して」


お父さんは俺の隣まで移動してくると畳に頭をつけ土下座をしながら

「川口君。私が未熟なばかりに関係のない君にまで手を上げてしまいすまなかった。そして私から娘を助けてくれてありがとう」

「頭を上げてください。俺のことは別にいいですよ、少なくとも今後狭山さんを悲しませることがない限り」

「よくないよ川口君!お父さんのせいで痛い思いをしてるのに。私からも・・・本当にごめんなさい」


親子揃って頭を下げられると逆に困るな。


すると未央から通知が来る。どうやら今回の作戦の肝が到着したみたいだ。


玄関のドアが開き、現れたのは狭山さんの母親だ。


「お母さん!?」

「奏音!」


そう言ってお母さんは狭山さんの隣に腰を下ろす。


そう。今回の作戦のターゲットはもう1人いる。それが狭山さんのお母さんだ。

作戦を開始する前事前に狭山さんに聞いてみた。


「狭山さんは今後どうなりたい?」

「どうなりたいって言うのは・・・?」

「えーっと、たとえばお父さんと仲直りして暮らしていきたいとか、お母さんと暮らしていきたいとか」

「それなら・・・、私は家族3人で暮らしていきたいです。少し我儘ですかね・・・」

「そんなことはないよ。狭山さんがそう願うなら俺はそれを目指して作戦を練るだけだ」


このことを優香と未央に伝えると元々聞き出していた狭山母の連絡先にメールを送った。

内容は、狭山さんとお父さんは家庭の問題を本気で向き合おうとしています。今度勝手かもしれませんが話し合いの機会を設けさせていただきました。お母様もぜひいらしてください。

と言う旨の内容だ。

元々来ると言う返事は貰っていたが時間になっても現れなかったため実はめちゃめちゃ焦っていた。

しかし来てくれた今。作戦はほぼ成功したと言っても過言ではないだろう。


「母さん・・・」

「話がある。と言う連絡をもらったので来ましたが奏音と話はついたんですか?」

「うん。お父さんとの話は終わったよ。あとはお母さんに謝るだけ」


次はお母さんの隣まで移動し俺の時と同じように額を畳に擦り付け土下座をしひたすらに謝っていた。


「すまない。本当にすまなかった」

「奏音はあなたにチャンスをくれたのよ。そのチャンスを無駄にしないように。そして奏音の期待を裏切らないように生きていきなさい」


狭山母はそういうと今度は狭山さんの方を向いて

「私も奏音に謝らなければいけないわ。ごめんなさい。あなたを1人ここに置いて行ってごめんなさい。私だけ逃げたことを後悔してあなたを想わなかった日は1日もないわ。あなた1人に怖い思いさせて本当にごめんなさい」


そう言って狭山さんを抱きしめる。

2人が泣きながら抱きしめ合っていると元々我慢してたのかお父さんまで泣き出してしまった。

だが、これで一件落着だ。俺の仕事はここで終わり。ミッションコンプリートだ。


すると部屋にグーーーと言う音が響き渡る。お父さんが恥ずかしそうに顔を逸らす。ゴミ箱を見てみると菓子パンのゴミで溢れかえっていた。狭山さんが居なくなったからちゃんとしたものを食べていなかったのだろう。それに気づいた狭山母が


「お昼ご飯にしましょうか」


と台所へ向かうと狭山さんも


「手伝うよお母さん!」


と嬉しそうにキッチンに立つ。

狭山母が持ってきた袋には生鮮食品が入っていた。

どうやら久しぶりに娘と会えるのが嬉しくてくる前に買ってきてしまったようだ。


「彼も食べていくでしょう?今回の功労者だものね」

「いえ、俺はそろそろお暇させていただきます。またの機会にお願いします」


そう言って席を立ち玄関を出ようとするとお父さんが俺を引き止めた


「川口君ちょっと待ってくれ。その、本当にすまなかった。お詫びがしたい。できることならなんでもする。だからなんでも言ってくれ」

「いやいいですよ。それなら狭山さんを幸せにしてあげてください」

「それは親として当たり前の義務なんだ。お願いだ!何かさせてくれ!」


そこまで懇願されてもなぁ。

それなら・・・。


「それなら、元サッカーのプロですよね。うちの学校のサッカー部のコーチやってもらえませんか?」

「そんなのでいいのか?でもなんて言って学校に行けばいいかな・・・」

「それなら俺が学校に言っておきますよ」


思いつきで行ってみたが多分いけるだろう。

なんせ校長よりも影響力のある担任がいるからな。

それに無理やり俺を部に入れたんだ。少しくらい我儘言っても文句は言えないはずだ。


礼を言われ外に出る。そういえば2人を待たせているんだった。早く行ってやらないと優香が怒りそうだ。


2人に合流し事の転末を伝え全てが終わったことを実感する。2人もそうだったのか目に見えて肩の力が抜けていた。

それにしても狭山さん本人の願いである『家族3人で暮らしたい』と言う結果にできて本当によかった。今回の作戦はほとんどが賭けだったためどこで失敗してもおしかしくなかった。それだけ難しく、運に任せなければ達成できなかった目標だったのだ。だがそれも彼女の純粋で強く願った事による結果だろう。もし神様がいるのならばやるやんと誉めてやりたい。


その後は2人と駅の反対側に行きサイ○リヤでお昼ご飯を済ませた後少し離れたところにある元郷のショッピングモールで未央と優香の買い物に付き合った。

すると未央のスマホに着信が入る。狭山さんかららしい。


彼女曰く


『荷物を回収したいんだけど4人でもう一泊させてほしい』


とのことだ。

未央と優香は大はしゃぎ。今日の夜ご飯は何にしようかの話で持ちきりだ。

1時間ほどすると狭山さんも合流しスーパーで食材を選び始めた。俺はというと未央に「シャンプーが切れてるから買ってきて」と薬局にパシらされた。

最近あいつの俺への扱いが酷くなってきている気がする。


一通り買ってスーパーに戻るとカゴは色々な食材で埋まっていた。白菜、豚肉、春雨、にんじん、もやし、カイワレ。なるほど鍋か。

その後も食材やお菓子を入れるとカゴは2つになっていた。

会計は狭山さんが今回のお礼と言って全て出してくれた。

ご馳走様です。


そして帰りに荷物持ちにされるのは容易に想像できただろう

書き溜めといてよかったわ崩壊楽しい。てか今回なっげーな

ちなみに妹属性が出てこないのはリアルに妹がいるからです。

てかどんどん前書きと後書きが適当になって俺の性格出てくるの面白いな。

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