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オリュンポスの聖なる炎  作者: 絵之空抱月
一章『戦いの始まり』
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7話「約束の責任」


 キュクロプス。

 それはギリシャ神話における大地の女神ガイアから生まれた巨人。1つ目で、日本では怪物としてのイメージが強いサイクロプスそのものである。

 勇気は死の危険を肌で感じ取った。

 その場に落っこちていた槍を手に、ヘスティアを抱えて屋上から飛び降りる。

 流石の勇気も3階建てのビルから無傷で飛び降りるのは無理だ。落下の途中で対面の建物に槍を突き刺し、ワンクッション置いてから地面に着地する。

 勇気はヘスティアを連れてキュクロプスから距離を取る為に走る。


 「何あれ!?絶対まずいよ!?」

 「あれはキュクロプス…サイクロプスなら聞いたことありますか?」

 「名前だけはなんとなく…怪物だっけ?」

 「怪物ですけどガイアから生まれているので立派な神でもあります。見ての通り腕力は一級品です」

 

 ヘスティアの話を聞きながら大通りに出ると多数の倒れた兵士が目に入る。今まさに最後の1人を真っ赤な角を生やした龍二が撃退している最中だった。

 

 「龍二!」

 「龍二様!」

 「無事だったか。こっちも終わったぞ——」 

 

 どうしてそんなに慌てているのかを聞こうとする前に答えが自ら足を運んできた。

 果たしてどれだけの跳躍力を持っているのか。

 ヘスティア の2倍以上の巨躯を持つキュクロプスが上空から3人の傍に着地。落下による衝撃で大地が揺れる。

 それほどの勢いで落ちてきたのにも関わらず、キュクロプスは無事そのもの。首を動かして3人を見下ろす。

 

 「あ…ヘスティア様…みづげだ」


 低く、濁点が多い枯れた声。茶色い岩のような体。右手に握り締める棍棒。巨大な1つしかない目玉は龍二の恐怖心の糸ですら激しく震わせた。

 天につくほど右腕を振りかざし、忠告をする。


 「ヘスティア様…ぞごあぶない…ばなれないどおじづぶず…」

 「勇気!避けろ!」

 「っ!」


 巨大な棍棒が勇気たちのいた場所に容赦無く叩き付けられる。その一撃は激しい音を立てながらアスファルトを砕いた。

 攻撃を避けた勇気と龍二は砕かれた道路を見て戦慄する。

 もしも龍二の判断が一歩遅かったら、避けるのが少しでも遅れていたら、間違いなく全身が粉砕されて死んでいた。

 

 「やるしかない!2人で倒すぞ!」

 「う…うん!」

 

 一旦退いて作戦を立てたいのが本音だが、ここで逃げれば必ず2次被害が出る。

 破壊された道路はあくまで偶然の産物。キュクロプスが見えているから道路が破壊されただけで見えていない一般人なら全身ぐちゃぐちゃのグロテスクな死体が完成していた。

 自身に向けられる槍と木刀を見てキュクロプスは2人を敵だと認識する。


 「じゃま…おで…ヘスティア様づれがえる…!」

 

 先ほどの動きからして予備動作が大きいのかと思いきや、キュクロプスは機敏な動きで棍棒を振り下ろした。

 戦いの準備が出来ていた龍二は攻撃を避け——地を蹴る。

 鬼の血を活用した龍二の動きは速い。

 懐に飛び込んでくる龍二を見たキュクロプスは左腕を使って追い払おうとする。

 それを読んでいた龍二は木刀を縦にして大木のような左腕を防ぐ——ことは出来なかった。

 キュクロプスの腕力は龍二の想像の範疇を超えていた。

 元々木刀での防御を敷いていたおかげで直撃こそ避けた。だがキュクロプスとの力勝負に負けた。

 龍二の足は地から離れ、飛ばされた先にはショーウィンドウ。

 ガラスが崩れ去る音が大通りにこだまする。

 

 「龍二様!!!」

 

 勇気はヘスティアの悲痛な叫びを聞いて龍二の安否を確認したくなる。

 (でも…今はこいつの動きを封じる!)

 身長の大きさを逆手に取ってバランス崩しを試みる。

 槍を突くのではなく薙刀のように斬ることを重視して両腕に力を込めた。

 右足が斬れれば最高、斬れないほど頑丈でも足払いさえ出来れば完璧だ。

 しかし、そんな淡い希望は打ち砕かれることになる。


 「えっ…」

 

 槍の刃は通らなかった。それだけならまだ良い。

 地面に根を張っているのかと言いたいくらいの重さでびくともしない。 足払いすら出来ずに終わった。


 「なんだ…?おまえもじゃまずるのが…!」

 「うわっ!」

  

 キュクロプスが右足を蹴り上げる。

 勇気は蹴り上げられる足のつま先を踏んで勢いを殺しながらバク宙。

 着地した勇気を棍棒の影が覆う。

 回避は間に合わない。

 悟った勇気が取った行動は地面に槍を突き刺すと言うもの。

 刃の付いていない柄の部分が真上に向けられ、棍棒に対するつっかえ棒になる。

 刀身部分が上になっていると棍棒に穴を開けてしまう恐れと設置面が不安定で棍棒の威力に耐え切れず、棒自体が倒れてつっかえ棒にならない可能性があった。

 勇気の咄嗟の判断は功を奏してキュクロプスの棍棒が止まる。

 勇気が刺したよりも地面に押し込まれた槍は引き抜けなくなってしまったが代わりはそこら中に落ちている。

 新しい槍を手に取ったところで龍二が復活。勇気の横に並ぶ。


 「ったく…見誤ったぜ…あんな馬鹿力だとはな」

 「血…凄いけど大丈夫なの…?」

 「切り傷数十個じゃ大したことねぇよ」

 「いや、大したことでしょ」

 「良いんだよ。今はあのサイクロプスだ。体も頑丈、動きも速い」

 

 巨人は動きが速い。人間が鍛えて筋肉で重くするのとは話が違う。元来、その体躯で生まれてきた存在が自分の体を自由に動かせないはずがない。

 のそのそと近付いてくるキュクロプスに甘えて作戦会議。

 全身頑丈でパワーもあるキュクロプスの弱点は2つ。


 「あのでっけぇ目玉だ」

 「もしくは僕たちと同じように心臓。この槍が届くかどうかは分からないけど…」

 「どうにかして目ん玉を潰す。その隙に勇気は槍で心臓を突き刺せ」

 「ウガアアアアアア!」


 倒れない2人に痺れを切らしたキュクロプスが振り回す棍棒は荒々しくも狙いは的確だ。暴れ狂う棍棒を見た龍二は右手に持った木刀で真正面から立ち向かう。

 その瞬間、右手にズシリと圧力が掛かる。

 龍二の腕ではない、キュクロプスの右腕にだ。

 上方から重力と共に推し掛かる力を龍二は片手で弾き飛ばす。キュクロプスの表情は驚きへと変貌。

 弾かれた右腕を腕力だけで引き戻したキュクロプスは左へ薙ぎ払う。

 地面に沿って右から左へ流れてくる棍棒をジャンプで躱し、棍棒が戻ってくるより速く——前に出る。

 木刀の切っ先を真っ直ぐに向けてキュクロプスの臍を的に突き穿つ。

 硬い腹筋を潜り抜け、木刀が減り込む感触が龍二の手に伝わった。

 臍を的確に突かれたキュクロプスは人間の言葉では表せないような呻き声を上げながら体が後ろに流れる。

 

 「勇気!」


 龍二の声を合図に勇気の投げた槍は丁度キュクロプスの踵の後ろに刺さる。キュクロプスは背後の斜めに刺さった槍に気付けず足下を掬われる。

 体勢を崩したキュクロプスは仰向けに倒れた。

 ——好機。

 勇気の作り出したチャンスを無駄にしまいと龍二が倒れた巨体の上に飛び乗る。そして木刀で眼球を打った。

 

 「グガァアアアァ!」


 目を潰された痛みでキュクロプスが両手で顔を覆い、仰向けのまま暴れる。

 別の槍を拾った勇気が龍二に合流。

 暴れ回るキュクロプスを見て勇気が言った。


 「これ…心臓行けそうにないんだけど…」

 「やらかしちまったかもな…目潰しで死ぬとも思えねぇ…」

 

 目を潰されたキュクロプスは誰を狙うでもなく自分自身を守る為に棍棒と左腕を振って——振って———振り回す。

 痛みに耐え切れず大騒ぎする赤子と言わんばかりに歩く台風へと化けたキュクロプスの心臓を狙わなければならないのは勇気だ。

 

 「龍二じゃ駄目なの?はい、槍」

 「無理だな。よく見ろ」

 「あれ?角がない…」


 龍二の額にあった真っ赤な角は綺麗さっぱり無くなっていた。


 「使い始めたばっかりで時間制限がな…倦怠感が半端ねぇ…あいつの皮膚に槍突き刺すなんて無理だ」

 

 龍二は今、倦怠感に襲われている。鬼の力を使った代償だ。痛まなかったはずの切り傷も少しずつ燃焼し始めていた。

 その話を聞いた勇気は暴れるキュクロプスを2つの目で見据える。

 倒れた兵士を踏みつぶし、道路端の建物に棍棒を叩きつけている姿はとても神には見えない。

 紛れもない怪物だ。

 勇気にあの暴走を潜り抜けて心臓に槍を突き刺す芸当が出来る自信は無かった。しかし、やらない選択肢も無い。

 右手の槍を握り締め、キュクロプスに向かって一直線。

 

 「…!」

 「嘘でしょっ!?」

 

 射程圏内に入ってきた勇気をキュクロプスの棍棒が掠めた。

 勇気の足が止まる。刹那、左足を振り抜くキュクロプス。

 勇気は間一髪でキュクロプスの蹴りを避ける。目を潰されているキュクロプスの攻撃は的確に勇気を狙っている。


 「なんで…目を潰されているのでは…?」

 

 物陰から出て龍二を支えるヘスティアが口にする。

 

 「多分感覚だけで勇気を追ってるんだ…一応あいつも神なんだろ…?」

 「そうですね…つまりは死に直面しているのを死にたくないと言う本能だけで戦っていると?」

 「目的無しに棍棒振り回されるよりかは幾分かマシだと思うけど…勇気の野郎…」

 「勇気様がどうかしましたか?」

 「……なんでもねぇ」


 龍二が睨む先で勇気はなんとか直撃だけは避け続けている。

 押し潰さんとする棍棒、薙ぎ払いの左腕、大木のような足から繰り出される蹴りを辿々しい動きで避けている。

 危なっかしい回避をヘスティアは見ていられない。

 

 「ほっ…よっ…うわっと…!」


 勇気も勇気でそろそろ体力の限界が近付いてきていた。パルクールやっていた時ならいざ知らず、バイクに甘んじていた勇気の体力は低下していた。

 命のやり取りをしている緊張感もあり、普段よりも疲れが早い。

 (なんとか隙を見つけて刺さないと…僕がバテる…!さっきの感覚思い出せ!)

 キュクロプスに槍が通らなくて蹴られそうになった時、勇気は自分でも分からないくらいスムーズな動きで受け流した。

 あの時の感覚を呼び戻そうと攻撃を見切る為の目に神経を集中させる。

 辿々しかった回避は時間が経つ毎に洗練されていく。余計な動きは消え失せ、必要最低限の動きで避ける——避ける———。

 体の周りをちょこまかと動き回る勇気を捕まえられないキュクロプス。堪忍袋の尾が切れて溜まりに溜まった怒りのボルテージが爆発。

 この一撃で終わらせようと棍棒を両手で持つ。棍棒を握る両手が頭上に持ち上げられたことで左腕によってカバーされていた胴体が曝け出される。

 勇気は地面を勢い良く蹴り飛ばし、胸に向かって跳躍。

 渾身の力を込めて槍を持った腕を伸ばす。

 ………貫通はしなかった。が、勇気の槍はキュクロプスの皮膚に穴を開け、心臓まで突き抜けていた。

 

 「やった…?」

 「やりましたね勇気様!私は信じていましたよ!」

 「うわわ!」

 

 飛びついてきたヘスティアを勇気は両手で優しく受け止める。

 キュクロプスを倒して一息つきたい3人の耳にパトカーのサイレンが聞こえてきた。兵士もキュクロプスも暴れなくなり、静かになったのを皮切りに現場に突入してくる。


 「おい!逃げるぞ!捕まったら俺たちが犯人扱いされる!」

 「分かった。でもバイクは無理かな?」

 「単車は後で取りに来りゃいいんだよ!」

 「ちょっと待ってください!今から来るのは警察ですよね!?警察なら話せば…」

 「見えない兵士とサイクロプス。暴れた後にいるのは俺たち。信じると思うか?ヘスティアが思ってるほど警察は正義の味方じゃねぇぞ」

 

 話し合う3人の背後で起き上がる巨体に気付いたのはそちらを向いていた勇気だった。2人を抱えて飛ぶのは不可能で、ヘスティアだけを助けても手負いの龍二は逃げられるか不明。

 勇気は咄嗟の判断で龍二とヘスティアを突き飛ばす。2人を安全圏に押し出した後は自分の——勇気の瞳が棍棒を反射する。

 ヘスティアと龍二の声が聞こえてくるが金縛りにあったように動けない。勇気は目を閉じる。

 その後は一瞬。

 だと思っていた勇気の予想は外れる。いつまで経っても来ない衝撃の真偽を確かめる為に閉じた目を開く。

 勇気の目の前にいたのは人型の存在だった。何処まで広がっているのか分からないほどの黒。髪の毛もなく顔も無いソレは『人の形をした銀河』と呼ぶのが相応しい。

 その存在が片手でキュクロプスの棍棒を受け止めていた。


 「キュクロプス。お前は負けたのだ。大人しく冥府に渡るがいい」

 

 荘厳さを感じさせる低い男の声。

 腕の銀河が広がり、キュクロプスや兵士たちの全てを飲み込んでいく。銀河が元の場所に収束した時、兵士たちは全員居なくなっていた。

 一連の流れを見ていて呆然としていた勇気はヘスティアに腕を引っ張られたことで我に返る。


 「勇気様、行きますよ」

 「ご…ごめん」

 「こっちだ!逃走路は確保しているから安心してくれて構わない!」


 駆け付けてきたオデュッセウスの案内で勇気たちは警察が来る前に現場から離脱した。

 

 

 無事、トロイの木馬に帰ってきた4人。怪我をした龍二はオデュッセウスの治療を受けている。

 特にこれといった怪我を負わなかった勇気はヘスティアと話しながら龍二の治療が終わるのを待っていた。


 「キュクロプスが出てきた時は焦りましたがなんとかなりましたね。勇気様の独特な戦い方も龍二様の馬鹿力も凄かったです」

 「あんな戦い方しか出来ないから。それより僕は最後に助けてくれたあのヒト…?が気になる」

 「あれはなんだったのでしょう。片手でキュクロプスの棍棒を受け止めたかと思ったら綺麗さっぱり掃除していきましたね。人ではないのは確かです」


 人の形をした銀河の話をしているところで奥の部屋からオデュッセウスと包帯を巻いた龍二が戻ってくる。ヘスティアが気になったのは龍二の表情。

 キュクロプスを倒したのに何処か浮かないような、怒ってすらいるように感じた。

 勇気たちが座っているソファとは対面にある2人がけソファに龍二たちも座る。龍二は勇気と向かい合う形になる。

 

 「勇気はなんで最後俺たちを突き飛ばした?」

 「それは…2人を助ける為で…」

 「自分を犠牲にしてでもか?ヘスティアだけを助けて俺を見捨てる選択肢もあっただろ」


 キュクロプスの動きをいち早く察知していた勇気がどうして2人を優先したのか龍二には想像が付く。


 「俺を残した方が良いと思ったからか?自分より強い俺を」

 「そうだよ…だって先のことを考えたら僕より龍二の方が——」


 勇気の言葉を遮ったのは龍二がテーブルを強く叩く音。ヘスティアが突然のことに体をびくりと震わせる。

 その直後に事務所内には龍二の怒声が響く。


 「馬鹿野郎!そんなクソみたいな理由で命捨てようとしてんじゃねぇよ!自己犠牲なんて下らない考えは捨てろ!戦場では自分の命だけを優先させろ!そもそもてめぇが死んだらヘスティアを守る約束はどうすんだよ!あぁ!?」

 「そんなの…」

 「俺が引き継げってか?自分で約束しといて他人に任せるなんて無責任な野郎だな。そんなことなら最初っから約束なんかすんじゃねぇよ」

 「龍二様…!勇気様だって必死に考えて——」

 「うるせぇ!話してんのは俺と勇気だ!」


 一方的に責め立てる龍二をヘスティアが止めようとするが——止まらない。

 

 「後、お前のあの動き…戦う技術が無いに等しい。槍なんて持ったの初めてで喧嘩も碌にしたことないだろ?」

 「……うん。小さい時に1回喧嘩しただけでそれ以後は何にも」


 勇気がキュクロプスの心臓を狙いに行った時、攻撃を避ける動きが素人そのものだった。途中からはまるで武術の達人のような動きで回避していたものの、龍二はそんな不安定な力を信用出来ない。

 龍二は容赦無く、はっきりと勇気に言ってやる。


 「誰かを守る為に必要なのは覚悟や《《勇気》》だけじゃねぇ。戦う力も必要だ。蛮勇じゃ意味がねぇんだよ。俺に死にたがりの介護をしながら戦う余裕はない。分かったらトロイの木馬から出てけ」

 「そ…そんな言い方!酷いです!あんなに必死になって戦ったのに!」

 「ティア」

 

 龍二の心無い言葉に抗議するヘスティアの肩に勇気が手を置いて止める。

 勇気が何か言い返すことを期待してヘスティアが勇気と顔を合わせる。

 

 「もう…いいんだ…」

 「えっ…」

 

 笑顔で勇気はヘスティアに言った。


 「短い間でしたがお世話になりました。では失礼します」


 勇気は椅子から立ち上がり、龍二とオデュッセウスに深く頭を下げて事務所を出て行ってしまう。

 ヘスティアはどうするべきか迷い、出口と龍二に視線を往復させる。最終的にあの状態の勇気を放っておくのが心配になり、事務所を出ることを選んだ。

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