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探し物?みーつけた!  作者: あんころ餅
1章「クロを探して三千里」
8/11

やっと見つけた




俺の家から逃げ出し、黒猫だったはずのクロをこんなよく分からない場所で、しかも人型で見つけました。なんじゃそりゃ。


だが、なんとなくこの子は俺の探し求めていたクロの気がしたんだ。クロの色をまとったこの子供は初めて会った気がしない。


どこか甘えるように見上げてくる大きな黄色い目も。

撫でたら気持ちよさそうな黒髪も。

ご主人様と言いながらもつんつん怒ったようなツンデレなところも。

俺の探していたクロそのものなんだ。



「あれ?ケン、どうしたの?なんで泣いているの?」


心配そうに覗きこんでくるクロの目を見て、初めて俺は泣いていることを知った。



「いや、何でもない。何でもないんだよ。」


次々と溢れて止まらない涙を拭いながら、クロであろう子供をぎゅっと抱きしめる。


毎日毎日ひたすら探して、疲れて帰ったらクロのいない部屋に寂しさを感じて、会社へ行っても仕事もなかなか手につかなくて…。


辛くて悲しい日々の中、こんな訳の分からない世界だけど、やっと俺の大好きなクロを見つけたんだ。






クロちゃん見つかってよかったね泣

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