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探し物?みーつけた!  作者: あんころ餅
1章「クロを探して三千里」
6/11

この木なんの木?


呟いたその瞬間、頭の中で見えた光景は大きな木だった。


なんていうんだろう。あぁ、あのメロディーが印象的な某有名CMの名前の知らない木みたいな。とにかく大きくて、少なくとも都内じゃ見ないだろう木。


しかも木が見えただけじゃなく、なんとなくこっちの方角にその木があると分かるんだ。

まるで、その木のところに探し物があるかのようにー。


ずっと座ってても仕方がないし、直感?に従って進んでみることにした。どのくらいの距離にあるかは分からない。暗くなる前に着けるといいんだが。






さて、どのくらい歩いただろう。現代っ子にしてはなかなか歩いたと思う。日頃の運動不足が悔やまれる。


だけど、歩いているうちにだんだん見えてきたもの。近くまで来るとより鮮明に分かる。


そう。あの頭の中で思い描いた木そのものが、目の前に立っている。この木で間違いないと俺の本能も告げている。


いつまでも続くかと思っていた原っぱに、ポツンと一本だけ木が立っているのは、なんだか不思議な気分だ。


何メートルあるかも分からないくらい巨大な幹。そしてどこまでも青々と茂る緑の葉。葉の間からは木漏れ日がキラキラと光り、それはもう絶景だ。


「すげー…」


言葉を失ってしまうくらいの美しさに少しばかり立ち尽くしてしまった。






草原地帯に突如木が現れました!

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