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何言ってるか、分からないかもしれないけど

作者: 朝焼 悠

もうお前は使えないと払い下げられて

それ以降どこへ行っても門前払い

もう何をしても無駄なのだと

内に籠もることが多くなって


これまで散々くらってきた門前払い

自分でもしてみようと

心の門を閉じたけれど

よく考えれば

誰も訪れるはずのない場所で

あれからずっと閉じたまま

今じゃ蜘蛛の巣が張り巡らされています


足りていないと切り落とされ

テーブルにさえつけず

誰にも見向きもされないまま

それでも

ここまで生きています


あり得ないだとか最低とか

あれよりはマシだとか

笑われるたび

同じことを思って

似たような汚い言葉が湧いてきたけど

口から出る前にどうにか飲み込んで

聴こえない振り決め込んだ


この汚泥みたいな気持ちと言葉

漏らしてしまったが最後

僕もそっち側へ行ってしまうから


持っているか 持っていないか

足りてるか 足りてないか

そんなの知らないけれど

この気持ちを口に出したら最後

僕もそっちへ落ちてしまうから


偉そうなこと言えるほど綺麗じゃない

当然美しくもない

真っ直ぐでもなくなって

色々な嘘を吐きながら

逃げ回りながらここまで来て


それでも守れてきたものもある

ボロボロで薄汚れて

それでもまだ

正しいと信じられるものがある


だから僕はせめてそれを貫きたいと思っています

それくらいは守り続けたいと思っています


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