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エピローグ ラブレターを間違えてもらったあたしが、初恋の人をその気にさせて相思相愛になれた件

 地面に倒れたことでついてしまったお互いの服の汚れを落とし、あたしたちは一緒になって立ち上がる。

 日向となる場所だったのが幸いし、乾いた砂程度がついただけで済んだのは助かった。


「にしてもお前なあ、ファーストキスが地面に倒れた状態でってどうなんだよ?」


 まあねぇ……。ってあれ?


「え? 今のファーストキスじゃないけど」

「…………え?」


 いやまあ、そのファーストキスも床に倒れた形でされちゃってはいるんだけどね。


「は、初めてじゃない?」

「うん。それがなに?」

「そ、そっか。綾音はすでにキスを経験済みだったんだな……」


 なにか様子が変だ。どうしてか、ユーヤが酷く落ち込んでいるように見える。

 あたしはその理由を考えてみることにした。


「……んん? もしかしてユーヤ勘違いしてる? あたしのファーストキスの相手はユーヤだよ。てかさ、ユーヤからしてきたじゃんか」


 もしかして忘れてるの? ええ……? 卒業式の手紙では後悔していたほどなのに?


「お、オレ!? オレからっていつだよ!?」


 驚いた顔で質問してくるユーヤ。


「そマ? ユーヤと最後に屋上のとこで会ったとき、あたしのこと押し倒したでしょ? あんとき、ガッツリ唇が触れてたんですけど」


 本気で忘れてる? というよりも、なにかボタンを掛け違えているような反応だ。


「それ本当か?」

「ホントだってば! ユーヤさ。自分の記憶疑った方がいいんじゃない? あのときのユーヤ、発情した狼みたいに目が血走ってたんだかんね。正常な判断とか出来てるわけないじゃん」


 言ってから察する。もしかしてユーヤ、ホントに触れていたことに気づいてなかったの?

 だとすれば、あたしがユーヤ以外とキスした経験があると思われ、彼が落ち込んでしまったことにも合点がいく。


 じゃあなにさ? ユーヤにとっては、二度目だけどファーストキスみたいな感じだったわけ?

 あたしのセカンドキスの心境と歪曲しているのは、なんか納得いかないんですけど……。


「マジかぁ……。そ、その件も混みですまん綾音。きちんと責任取るから」


 へ? 責任? そ、それって結婚とかそういう――じゃなくて! ここは気を利かせて慰めるべきっしょあたし!


「もー、ユーヤは深刻に捉えすぎ。ファーストキスの相手が、こーしてあたしの彼氏になってるんだし、責任としては充分果たしてるっしょ?」

「あ……」


 こっちは重く捉えてないと、いつもながらの態度で言ってみた。

 その言葉にユーヤは、言われてみれば確かにと、納得したような顔をしている。これで大丈夫そうだ。


「それにしてもユーヤが彼氏かぁ……。実感が湧くようで湧かないなぁ。ずっと望んでたことだけど、いざ叶っちゃうとぽわぽわした変な感じがする」


 決して楽な道じゃなかった。それでもいざ叶うと、夢見心地な気分になってしまう。


 屋上で出会った、お互いに家庭環境が歪だった二人がこうして、恋人として付き合うに至るなんてね。

 一人を好んでいたあたしが、初めて人を好きになって、外面や内面を変えてまで振り向かせたいと思った相手。それがユーヤなんだよね。


 そういえば、当時は眼鏡だったあたしがかけるのをやめて、対して今はユーヤが裸眼から眼鏡にか。

 なんかちょっと笑えてきちゃうかも。


「だな。オレも変な感じだ」

「でしょ? にしてもさ。やっぱユーヤが言う通り、二回キスして二回とも横になったままってのも、変な感じだよねー?」

「まあな。……なんだったら、もう一回するか?」

「え? あ、ユーヤ……」


 冗談半分で言ったつもりだったんだけど、ユーヤからワンモアな誘いが来てしまった。

 あたしの返事を聞くよりも先に、ユーヤがあたしの肩に手を置いて正面から見つめてくる。


「……うん。いーよ♡」


 もちろん断る理由はない。むしろ、ユーヤとだったらいつでもしたいくらいだ。


 あたしは目を閉じてユーヤがキスをしてくれるのを待つ。目の前にある気配が近づいてくるのがわかる。三度目なのに緊張で体が熱――。


「……ん? もしかして今の着信音?」


 唐突にスマホの通知音が鳴った。

 誰なの? あたしたちの逢瀬(おうせ)を邪魔してくれちゃってるやつは?


 腹が立ったので、すぐにスマホを取り出して確認することに。

 ミャーコか? ミャーコなんでしょ? ミャーコに決まってる!

 どうせ、『下校中の実況を頼むでー!』とかKYなメッセを寄越したんでしょ、あいつー!


「あれ? あたしんじゃない。ユーヤの方?」


 しかし、あたしが起動させたスマホの待ち受け画面には、なんの通知も入っていなかった。


「ん? オレのか? ちょっと見てみる」


 あたしから離れたユーヤもスマホの確認を行う。しかし画面を見た途端、ユーヤの顔がわずかに強張った気がした。


「どったのユーヤ?」

「……白斗からだ。今から会って話したいんだとさ」

「茅野くんから? なんで?」


 あたしは気になってユーヤのスマホを覗き込む。

 はしたない行動だったけど、ユーヤは特に気にもせず、むしろ見やすいように画面を傾けてくれた。


「んー? ちーちゃんに話したってなにを?」


 画面には茅野くんから『千歳に全部話した。今から会いたい。例の運動公園に来れるか?』というメッセが表示されていたのだ。


「手紙の件のことだ。あいつがお前の下駄箱にラブレターを移したって話」

「ん? それをちーちゃんに? ……ああ、そっか。茅野くんは、ちーちゃんのことも騙していたことになるのか……」


 茅野くんは話してなかったんだね、ちーちゃんに。

 なら、今回の件はあくまで茅野くんの独断で、ちーちゃんは一切関わっていなかったということになる。

 交際については黙っていたちーちゃんだけど、あの子もあたしとユーヤが付き合うための、片棒を担がされていた被害者だったのかもしれない。


「それで、どーすんのユーヤは?」

「まあ、行くべきだよな。気は進まないが」


 ユーヤが致し方なさそうに頭をかく。気乗りしない気持ちが見ただけでもわかる。


「ユーヤは、その……茅野くんとケンカ中なの?」


 この件で二人の仲は相当な悪くなってしまったのかもしれない。そう思うと聞かずにはいられなかった。


 予想にすぎないけど、もしかしたら昨日あたしと会ったあとに茅野くんが向かったのは、ユーヤのところだったのだろう。

 そこで恋人関係の話に触れることになって、ユーヤは茅野くんとケンカを……。


「ケンカっていうか、むしろ仲違いになるのかな。あいつのやったこと、オレはやっぱり許せない」


 そう、だよね……。あたしだって、ミャーコやちーちゃんが同じことをしていたら、嫌いになれる自信がある。


 立場が近いとしたら、あたしの場合はミャーコにあたるんだろうなぁ。

 もし仮に、そのミャーコが黙っていたことを許して欲しいと、頭を下げてまで謝ってきたら……あたしはきっと許すと思う。


 だって友達だもん。相手にだって黙っていた理由があって、それに共感出来るのなら、あたしはその謝罪を受け入れて、また一緒に笑い合いたい。


 ユーヤや茅野くんだって、本気で嫌い合う仲になったわけじゃないと思う。

 ならあたしは? 言ってみれば、あたしも被害者側の人間だ。茅野くんの計画に巻き込まれてしまった不幸なはずの人間。でも――。


「でもさ。茅野くんがラブレターを移し替えていなかったら、あたしたちって付き合えてないんだよね?」

「え?」


 難しい顔をしていたユーヤが、あたしの言葉に反応してこっちを見る。


「だってあたし、今回の件がなかったら、ユーヤに話しかけられずに卒業してたかもしれないから」

「そ、卒業って……」

「冗談に聞こえるよね? でも、あたしはそんな未来が簡単に想像出来た。元があのナナシなんだよ? 今回みたいなきっかけがなかったら、たぶん厳しかったんじゃないかなぁ……」


 もしかしたら、この先なにかのきっかけがあって、ユーヤとまた仲良くなれたのかもしれない。

 けど、それがいつになるかもわからないし、その機会が巡ってくる前に、ユーヤが恋人を作っていた可能性だってある。


 それを思うと、これはやっぱり気まぐれな神様があたしにくれた、最後のチャンスだったのかもしれないのだ。

 なんだか自分にとって都合のいい解釈だけど、ポジティブに捉えるとすれば、今回は茅野くんに対して感謝の言葉しか出てこなかった。


「そう考えるとね。茅野くんって、あたしたちにとっての恋のキューピットなんじゃないかな?」

「恋のキューピット?」


 聞き返すユーヤにあたしは頷いて答えた。

 ユーヤだってホントはもうわかってるんだよね?


「ねえユーヤ。あたしも茅野くんがやったことはどうかと思う。でも、ちゃんと友達として向き合うべきだよ」


 だからあたしは、目の前にいる彼氏に自分の意見をぶつけた。


 経緯がどうであれ、あたしは二人がケンカをしたままなのは嫌だ。せっかく恋人になれたのに、その恋人の交友関係が崩れるバッドエンドなんて望まない。

 望むのなら、やっぱり全部が円満に終わるハッピーエンドじゃないとね。


「友達として……。そうか……そうだよな。ありがとう綾音。オレ行ってくる」

「うん。いってらっしゃい」


 ユーヤが決意を固めた顔で去っていく。その背中を見送り、あたしは息を吐き出した。


「複雑だよねユーヤには……。あたしだってそうだけどさ、それでも二人には仲直りをして欲しいんだ」


 誰もいなくなった体育倉庫の前で、あたしは澄んだ青空を見上げた。

 遠くから聞こえてくる放課後の喧騒に耳を傾け、あたしは目を閉じる。


「綾ちゃん」

「え?」


 その声にハッとして目を開け、あたしは髪の毛をひるがえしながら振り返った。

 振り返った先に立っている一人の少女。見知ったその少女の名前をあたしは呼ぶ。


「……ちーちゃん?」

「ごめんね。いきなり話しかけちゃって」

「い、いつからそこにっ?」

「あ、その……二人がキスしようとしていたときからかな……。あはは……」

「っ!?」


 なんてタイミングで来るのちーちゃん!?

 いやでも、その前の段階を見られていなかったのは幸いだったり? 待って。それでもダメでしょ。


「な、なんでちーちゃんがここに? たまたま、じゃないよね?」

「うん。放課後になってすぐね。茅野く……白斗くんからラインが来て……全部知ったの」

「……そっか」


 さっきまでの会話を聞いていたのなら、あたしが茅野くんの計画を把握していることも、この子は知っているのだろう。


「でも、この場所に来られた理由は知りたいな。あたしのあとをつけてきたんじゃないよね?」

「あ、それは違うよ! 私、白斗くんと付き合ってることを、綾ちゃんにきちんと伝えるべきだと思っててね! ……白斗くんが、きっと進藤くんが連休前には告白するだろうから。もしかしたら、この時間は体育倉庫の近くにいるかもって教えてくれて」


 ああ、そういうことか。というか、茅野くんがユーヤの告白するタイミングを知っていたとは……。


 しかし、どこまでユーヤと茅野くんが話し合ったのか気になってきてしまう。

 まあ、ちーちゃん宛のラブレターは読まれてたっぽいから、告白場所が体育倉庫だって言い当てられたんだろうけどさ。


「でも、言わなくてもバレちゃってたみたいだね?」

「ユーヤから聞かされたからね」

「……幻滅した? 私のこと」

「どうして?」

「だって! 白斗くんに口止めされていたとはいえ、このことを早く話していれば、きっと全部丸く収まってたと思うから……」


 ちーちゃんは胸のところで手を組み、申し訳なさそうに話す。


 彼女の言う通りかもしれない。でも、ユーヤの好意を昨日知ったばかりなら、それは無理な話だ。

 全て明かされてから、あーすればよかった。こーすればよかったと言っても、全ては結果論に過ぎないのだから。


「……ちーちゃんはさ、茅野くんのことどれくらい好き?」

「え? あ……えっと…………すごく好きです」


 ちーちゃんは恥ずかしそうにはにかみながらも、あたしの耳に届く声で告げた。


「中学の頃に犬飼さんのグループからいじめられてから、私は卒業したあとも、すぐに謝る癖が直らなかったの。けどね、白斗くんと知り合って、あの人が元の私を引き戻してくれた。自然体でいられるように、ずっと話し相手になってくれたんだよ。そんな白斗くんの好意を私は受け入れて恋人になった」


 流暢(りょうちょう)に話すちーちゃん。

 それだけあの子にとって、茅野くんという存在が救いとなったのだろう。

 話しているときの朗らかな表情を見て、あたしは素直にそう思えた。


「確かに、今回白斗くんがしたことは間違ってる。私だって聞かされたとき、すごく怒れたよ」

「うん」

「でも、白斗くんの生い立ちや私が初めての彼女だって知ってるから、白斗くんの悩んでいた理由も理解出来るの。逆な立場だったら、私も同じようなことをしちゃってたはずだし……」

「そうだね。あたしもユーヤに振り向いてもらうために、いっぱい悩んでもがいて、やっとの思いで付き合えたから。実際、ちーちゃんとユーヤが付き合ったりしてたら、どーなってたことやら」


 あたしたちはお互いに見つめ合って苦笑する。


「だから許そうと思うの、白斗くんのこと」

「うん」

「また壁にぶち当たったら、今度は二人で話し合って解決しようと決めたんだ。それがきっと、彼女として彼氏に出来ることだって思うから」


 話し終えたちーちゃんの顔は、とても晴れやかなものだった。


「それでもダメだったら、そこにあたしも加えてよ。ユーヤだって一緒になって駆けつけてくれるしさ」

「綾ちゃん……。うん。ありがとう」


 そして今度は見つめ合って微笑む。

 ユーヤと茅野くんがどうなるのかまだわからないけど、きっと二人は和解出来る。なぜだかそう思えた。


「綾ちゃんはこのあとどうする? 私は、白斗くんが話し合いを終えたら連絡してくれるはずだから、そのときに迎えに行くつもり」

「そうだなー……。なら一緒に行こうよちーちゃん。あたし、今すぐユーヤに会いたい」

「え? ふふっ、そうだね。迎えに行こっか!」


 あたしたちは二人は、ユーヤたちがいるであろう運動公園に駆け足で向かった。




 公園の入り口に着くと、少し離れたベンチの側にユーヤたちがいた。

 その一人であるユーヤが話を終えたようで、こっちに向かって歩いてきた。


「話が終わったのかな?」

「みたいだね。ユーヤの表情を見る限り、ダイジョブっぽそうかなー?」


 ユーヤもまた、ちーちゃん同様に朗らかな顔だ。


「あ、私別行動するね」

「え? なんで?」

「だってお邪魔するのも悪いし、すぐに白斗くんの側にいてあげたいから」


 ベンチに座り直している茅野くん。確かに、今の彼にはちーちゃんの支えが必要そうだ。


「わかった」

「じゃあ、私は別の入り口から中に入るよ」


 そう言うと、ちーちゃんは足早に去って行った。


「お疲れさまユーヤ」

「綾音?」


 それからすぐにユーヤと鉢合わせた。驚くユーヤにあたしは微笑み返す。


「気になってついて来ちゃった」

「お前なあ……」

「でもその顔、上手くいったんだね?」

「ああ。おあいにく様でな」

「にゃはは! んじゃ、そんな愛しの彼氏さんに綾音ちゃんがご褒美を上げちゃおう♡」


 あたしはユーヤに抱きついた。陽の光を浴びたユーヤの制服が暖かい。


「お、おい!」

「彼女成分充電ちゅー♪ 元気出るっしょ?」

「で、出るに決まってんだろ……」


 ありゃま? やけに素直だ。


「あれれー? 顔真っ赤だよー?」

「あーもう! うるさい!」

「ひゃあっ!?」


 しかし、ユーヤから抱き返されたせいで、あたしの思考は一気に加熱してしまった。


「これじゃあ、あたしにもご褒美なんだけどー?」

「いいだろ。お前もここまでがんばってきたんだし」

「あ……うん」


 卑怯だよ。そんなこと言われたら黙らざるを得ないじゃんか。


「綾音……」


 あたしを見つめるユーヤの目に熱がこもる。


「キスする?」

「ああ」


 やり直しのキス。あたしはスッと目を閉じる。

 抱きしめられる安心感も相まい、あたしは――あたしのお腹から、ぐっーと音が鳴ってしまった。


「おい」

「ご、ごめん……。色々安心したらおなか空いちゃったみたいで」

「ったく。んじゃ、ミックでも行って飯食うか?」

「いーじゃん! さっそく行こうし!」


 ユーヤやるじゃん。言われた途端に食べたくなってきちゃった。

 いやキスもしたいけどね。今はお腹の虫さんの機嫌が……あ。


「あ、そうだユーヤ」


 ふと、あたしの頭に彼をからかえそうな言葉が浮かんできた。


「ん?」

「この前のデートと同じことしちゃう?」

「同じこと?」


 あたしは自然とユーヤの腕に抱きつく。


「もちミック行って、そのあとゲーセンで遊んでさ」


 彼の反応を予想して口が緩む。きっと面白い反応が返ってくるはず。


「最後は大好きなユーヤと、ラブホでイチャイチャしたいにゃー♡」


 背伸びをし、届いた彼の耳へと囁く。


「なっ!?」

「どーするユーヤ?」


 あたしはニヤニヤと笑う。

 そこでならキスも出来るし、キスの続きのことだって♡ ――なーんてねっ♪


「い、行けるわけないだろ! 付き合ったその日のうちにとか!!」

「知ってるし♪ にゃはは♪ まだまだユーヤは陥落させがいがありそうだねー?」

「お、お前なあ!!」


 やっぱりこうじゃないとね。

 これから先、どんな問題や苦難があるのかはわからないけど、ユーヤとなら絶対に乗り越えられる。絶対にね。


 あたしはそんな慌てるユーヤの頬にキスをする。その感触がまた、あたしの胸を熱くさせた。


「えへへっ♪ もう手放したりなんかしないから。覚悟してよね? あたしの未来の旦那様♡」

『ラブまち』こと、『ラブレターを間違えて受け取ったギャルが、オレのことを好きだと言って陥落させにくる件』はこれにて完結となります。

ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。


ブックマークや感想、評価などが頂けると、今後の執筆活動もがんばれます。


二人の恋の駆け引きはここで終わりとなりますが、現在、恋人になったあとの二人の恋愛模様を考案中です。

プロット等がまとまり次第執筆を開始する予定なので、気長にお待ち頂けると幸いです。

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― 新着の感想 ―
[良い点]  完走いたしました。  主人公視点、ヒロイン視点、それぞれ良かったです。物語の筋はそりゃ同じものの、ヒロイン側でしか知ることのできない事実や伏線の回収・結果等、二度楽しめましました。 …
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