24/45
イタリアの行方
1936年5月ーイタリア
西行寺幽々子は友人を追って地球に現れた。ドイツは紫が、そしてイタリアは幽々子が統治することになった。独伊市民からの支持は新興勢力でもあるにもかかわらず、何故か根強い人気を持つ。
それを背景にしてか、ヒトラーもムッソリーニもそのサポートに回ることになった。
素早く軍の支持を得た幽々子は、第二次エチオピア戦争の終結を急いだ。
1936年6月
第二次エチオピア戦争はイタリアの勝利で終わった。当然とも言える戦力差・国力差であり、エチオピアはイタリア領エチオピアとなり植民地となった。
次はユーゴスラビアだろうか?それともギリシャ?アルバニア?フランスかもしれない。
イタリアはどの道を歩むのだろうか?
ヨーロッパに覇を称えるのか。それともドイツと争うのか。はたまた、かつての栄光を取り戻してローマ帝国を再興するのか。
知っているのは、彼女だけ。