バルカン半島での動き
ルーマニア →レミリア・スカーレット
ドイツ →八雲紫
イタリア →西行寺幽々子
ソビエト連邦→博麗霊夢
フランス →比那名居天子
イギリス →四季映姫
国家元首はこんな感じです。
1936年6月 ルーマニア
紅魔館の主、レミリア・スカーレットはルーマニアの国王カロル二世に代わってルーマニアを統治することになった。
もちろんレミリアだけではなく、フランドール・スカーレット、十六夜咲夜、紅美鈴、驚くことにパチュリー・ノーレッジもルーマニア政府に加わったのだ。
レミリアはまず、首都ブカレストに「紅魔館」という屋敷を建て、更に
「軍隊を強化するわよ!咲夜、準備なさい!」
とメイド長に丸投げ...任せた。
そうすると、メイド妖精を増やし、訓練し、瞬く間にルーマニアは軍事力を増加させていくのだった。
そんな折での出来事である。
───紅魔館にて
お嬢様の補佐として宰相になんとか就けたけど...今日の呼び出しは何なのでしょうか。
今はお嬢様のカリスマで軍と警察は忠義を尽くしてくれているけれど...
「咲夜、軍を隣のブラガリ..なんとかに配置しなさい!」
「南方のお隣様はブルガリアです。お嬢様」
「そ、そうとも言うわね!と、とにかくっ、すぐに軍を送りなさい!」
「かしこまりました。ですが、どうしてブルガリアなのですか?」
「圧力をかけるためよ。わたしのいうことをきかせるの!」
そう、主たるレミリアお嬢様は子供っぽい一面があるのだ。しかし、全く考え無しというわけではないようで、
「早くしないと、この辺りでの影響力を確立できないわ。ブルガリア、ユーゴスラビア、ハンガリー、ギリシャ、アルバニア。友好的なドイツやイタリアを考えれば今は北は大丈夫。なら、ブルガリア、ギリシャ、ユーゴスラビア、ハンガリー、そしてトルコと同盟、あるいは併合、傀儡的な政府に出来れば...」
今はいいですが、東のソビエト連邦に私たちルーマニアは敵視されています。ルーマニアは未だソビエト連邦と戦えるだけの国力はありません。
流石はお嬢様。未来を見据えて行動しようとしています。早速、12個師団をブルガリア国境に向けましょう。あと、今日のお茶請けは───
そうして、ルーマニアは隣国ブルガリアへ更なる軍を差し向けたのだった。