ある老人が遺した日記Ⅱ
サブストーリーです。
ヤバイやつですね。
2161年12月10日
今日は運悪く極左団体に遭遇した。奴らが主張するには、「国民主権」「非武装中立」「天皇制の廃止」などと喚いていた。
私には奴らが無論のこと理解出来ない。奴らが同じ日本人であるとは、到底、思えないのだ。
国民主権、天皇家の廃止、そんなもの、あり得ない考えだ。天皇家の歴史が何千年だと思っているのだ。主権者が天皇であるのは当然だろう。
確かに、西洋の思想には、優れた点、見習うべき点も多い。だが、それを無批判にバカのように受け入れようとする無能は、悪だ。そういう奴らがいるから、この国は腐っていくのだ。
非武装中立、これは、思想的な話というよりも、ただ奴らがバカなだけだ。非武装で平和が保たれると思っているのだ奴はバカだ。そんなことくらい少し勉強でもすればわかる。それは出来るのはバチカンくらいだろう。
ただし、問題なのは、政府がこんな野蛮を許していることだ。こんな明らかな売国行為が許されている。それは政府が悪だからだ。
最も悪いのは今の政府だ。真っ当な政府なら、奴らのような危険思想団体を徹底的に弾圧するだろう。法律がないなら作ればいい。奴らは公共の利益に反する。何も問題はない筈なのだ。
更に踏み込めば、適切な愛国教育を施さないのも悪い。いや、これこそが全ての元凶だろう。
お国を愛せよと全ての児童に教えこめば、この国は一歩はマトモな国家に近づける。神道の教育もした方がいい。いや、そもそも、それすら教えないこの世の中は腐っているんだ。
今の日本はダメだ。国として体裁をなしていない。
やはり、この国は根本から変革するべきだ。明治の御維新のように、急速な変化を。政府が腐っていては、何も変わらない。今ある悪を全て破壊し、本来日本にあるべきものだけを保存、発展させるべきなのだ。
日本人は真に覚醒し、世界に誇れる気高き民族にならねばならないのだ。




