表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
終末後記  作者: Takahiro
1-2_ロッキー山脈攻防戦
34/720

ある男の記憶Ⅲ

サブストーリーです。

東京近郊に集まった人々は、即席の防壁で周囲を囲い、屍人の攻撃を退けていた。


大和は人々の希望として、幾多の活躍を果たした。


ある日、男は従者とともに、屍人が徘徊する東京の廃墟に赴いていた。


彼らは、静かに屍人の間を縫って進んだ。銃を使うのを最小限にすれば、屍人は襲ってはこなかった。


「あなたが、石井か?」


男は、従者を外に残し、ビルの廃墟の中で待ち受けていた者に話しかけた。


「そうだ」


石井と呼ばれた男は答えた。


「率直に問おう。屍人を皆殺しにする方法は?」


「あるには、ある」


男は、彼に問い詰める。男は、どうしてもその方法が知りたかったのだ。


「教えてくれ」


「だが、君も知っているだろう?()()()()()()()ものがいると」


「構わない」


「まあいい。教えてやろう。そして、その方法を授けよう。使うか、使わないかは、君次第だ」


そして、石井は、男にその方法を教えた。


「わかった。感謝しよう。さようなら」


男が石井のもとを去ろうとしたとき、石井は男を呼び止めた。


「待て」


「何だ?」


「これを持っていけ」


そう言うと、石井は男に小さなデバイスを差し出した。


「一度、この場所に行くといい。その後に、やるかどうか、決めなさい」


「あなたがそう言うのならば、そうしよう」


男は、その場を去っていった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ