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終末後記  作者: Takahiro
1-1_サンフランシスコ攻防戦
28/720

ホワイトハウスにてⅡ

サブストーリーが終わったとは言ってないのです。

時は、サンフランシスコ失陥直後である。


「ほら、見ただろう?諸君。日本軍が、サンフランシスコ市民を虐殺する様子を」


ルーズベルトは、茶化したように、大臣達に問いかけた。


「もちろんであります。しかし、まさかこのような手段を取るとは、感服であります」


「これで、支持率には響かないでしょうな。」


「確かに。だが、諸君、そこで満足しているようでは、感心しないな」


「と、言うと?」


「明日の新聞には、こう載せよう。『ルーズベルト大統領は、サンフランシスコ市民を守るため、軍に撤退の英断を下した。』と」


「なるほど。我々は市民の味方であると」


「その通りだ。我々は、人民の、人民による、人民の為の政府だからな」


「まさしく、そうでありますな。」


議場から、笑いが巻き起こった。それは、国民を嗤う笑顔であった。


「さあ、引き続き、人民の為に働こうじゃないか」


ルーズベルト大統領は、微笑みを浮かべて、そう言った。


その場に、他の大臣らとは違った雰囲気を纏う男が一人。


「民主主義とは、つまるところ、優秀な者の寡頭政治だな。

…人類とは、これほどにも愚かな生き物か」


そう呟いた。

これが、本当の一章の終わりです。

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