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終末後記  作者: Takahiro
1-1_サンフランシスコ攻防戦
24/720

ホワイトハウスにてⅠ

最近、読者数が乱高下してます。

サブストーリーです。

時は、チャールズ元帥が、サンフランシスコで敗北を喫しつつある時である。


ホワイトハウス(再建されたもの)では、ルーズベルト以下の大臣達が、閣議を開いていた。


「大統領、このままでは、サンフランシスコの陥落は確実ですぞ」


「もし、サンフランシスコが落ちれば、我々の支持率の低下は免れないですよ!」


大臣が申し立てたのは、西海岸三都市を失った時の支持率低下についてだ。


「もちろん、そんなことはわかっている。だが、諸君、心配しないでくれたまえ。サンフランシスコには、ちょっとした仕掛けを施したのでね」


「ちょっとした仕掛け?」


「そうだとも。この仕掛けで、サンフランシスコが日本軍に占領された時、()()()()()()()()()()()()んだ」


「虐殺する?」


「まぁ、種明かしはまた今度にしようじゃないか。

そして、続きだが、虐殺が起これば、我が国の市民は、怒り狂ってくれるだろう。我々が世論を煽ってそれに関心を向けさせれば、支持率は下がらない。どうだね?」


ルーズベルト大統領の提案は、甘い果実であった。汚れた政治屋からすると、断るのは難しい。


「我々に責任が向かないのなら、良いことでありますが」


「安心したまえ。そんなことは起こらないと、私が保証しよう」


「ならば、私達は止めません」


かくして、ルーズベルトの奸計は承認された。

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