第7話「七瀬の七瀬たる義務」
裸シーンがあるのに、いつもながら全然エロくないです。
しかも、殺風景な部屋なのだ。
装飾品はおろか、必要最小限の物しかない。
最近流行りの、物を持ちたがらない「ミニマリスト」とか言うヤツだろうか?
まあ、物を探すのは楽だけど(笑)。
とゆー訳で、楽に見付かった新しい下着を用意した後、念入りに体を洗った。
別にスケベ心からではない。
確かに見事な体だが、もう慣れてしまった。
しかも、裸になるのが仕事なのだ。
もうエッチな事とかスケベな事とか全てが、色事から仕事に移ってしまった。
この仕事している人たちは、純粋にこれらを楽しめるんだろうか?気になる。
もっとも、聞きづらいことだから訊かないけど。
風呂上がったら、ストリップ?じゃなくてストレッチだ。
まあ、全裸でやってるからストリップって言ってもいいんだけど(笑)。
体を念入りに洗うのもストレッチも、この体になってからだ。
男の時は適当だった。
風呂は早かったし、ストレッチなんかやらないから体は堅かった。
でも、七瀬の体は違う。
人に見せるのだ。見せて、お金をいただくのだ。
資本で資産なのだ。
メンテナンスは重要だと、オリジナル七瀬に念を押された。
また、体が覚えているのか?気付いたら、何も考えなくてもやっていたりする。
よし!これでOK!
夕食にするか。
ストレッチやってる話なのに堅くなってしまいました。