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第1話「七瀬のヒミツ」

グラビアアイドルと悩んだですけど、こっちの方がヤバそうで選びました。


しかし、最近のAV女優さんは幅広く活躍してますね。


 なぜ、こうなった?


「はーい!ちょっとはにかんだ笑顔でー!」

「わかりましたー!」

 俺は、言われた通りの顔をする。もう、慣れっこだ。

 シャッターの連続音が響く。

「じゃあ、セクシーに胸を強調して!」

「はーい!」

 キタキタ。俺は内心うんざりして、おねだりする様な顔をしながら大きな胸を強調した。

 以前は好きなポーズだったが、自分の特技になってからは何とも思わなくなっている。


 なぜなら、今の俺は「電車で見掛けたいAV女優No.1・長谷矢七瀬」だからだ。


 …何だよ!?この「電車で見掛けたい」って!?

 だいたい、No.2は誰だよ!?


 確かにカワイいし、オレもお世話になったことあるけど。


 まさか、お世話する方になるとは…。




いつも通り、行き当たりばったりの軽い話ですよ。


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