9. 生殖器官
花
植物の生殖器官で主に種子や胞子といった次の世代を残すための部分
めじべ、おしべ、花弁、がく片がすべて含まれる
虫媒花は鮮やかで派手なものが多いが、風媒花は地味で目立たないもが多い
柱頭
めじべの先端にある粘ついた部分
やくから飛んできた花粉がここにつくことによって花粉菅が子房へと伸びていく
花柱
柱頭を支えている部分、柱頭と子房の間にある
柱頭から伸びてきた花粉菅がここを通る間に正常なものとそうでないもの、元気なものとそうでないもなど、選ばれながら通る
子房
種子となる前の胚珠が納められている部分
通常は花の一番中心部分に守られている
柱頭から伸びてきた花粉菅が到達し、先端から精細胞が送られると子房の中の卵細胚珠と結びつくことによって受粉が完了する
ちなみに子房が大きくなると果肉に胚珠が大きくなると種子になるイメージ
やく
花粉が大量についている部分
風や虫によって運ばれるのを待っている(ユリの花粉は尋常じゃない)
花糸
やくを支えている細長いもの
子房と花柄の間部分から伸びている
花弁
いわゆる「花びら」と呼んでいるところ
この枚数や特長によって科が分類できる
中のめじべやおしべをつぼみのときに守る働きがある
がく片
花弁と花柄の間にあるイチゴで言うところのヘタの部分
アジサイの花といっている部分は実はこれ
花弁を補強する守る働きがある
花柄
花と枝や茎を結ぶ部分
胚乳(内乳)
米の普段食べている部分
胚とともにあり発芽に必要な栄養分が蓄えられている部分
無胚乳種子は無い
胚
米の精米の際に削られてしまう部分
胚乳の養分を使って発芽する部分
将来は根、葉、茎となる
種皮
胚乳を守るように覆っている薄皮
クリで言うところの渋皮、米で言うところの玄米
種子
胚珠が成長して子孫となったもの
胚、胚珠、(種皮)が基本的には含まれている
果肉
子房が大きく成長したもの
果肉の中に種子を忍び込ませることで動物に食べられ遠くまで運んでもらおうという戦略
ブドウでたとえるといつも食べられている部分
果皮
細胞壁が成長した部分、ブドウの皮
内部を保護や乾燥から守る働きをしている