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蛇のひげ短編集

空を飛んだ卵たち(200文字小説)

作者: 蛇のひげ

橋を渡っていた私の視界に、五つの真っ白な卵たちが突然飛び込んできた。




向こう岸側の水辺に、規則正しく一列に並んでいる。



どれも、同じくらいの大きさ。



仮に近寄ったとしても見分けはつかないだろう。









私の熱い視線に気付いたのだろうか。


卵たちは突然孵化すると、一羽、また一羽と、寒空へと飛び去って行った。



あの飛び姿には見覚えがある。


そうだ、コウノトリだ。




どうやら今日、この国のどこかの家庭に幸せが舞い込むらしい。

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― 新着の感想 ―
[一言] 200字の中に上手いこと凝縮された幸せのテイストが非常に味わい深く、心に染み入りました。 抽象的になってしまう200字であるからこそ、読者に解釈の余裕が出て、良い作品だなと思いました。 ち…
2016/12/13 00:47 退会済み
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[良い点] 読み終えた後に美しい余韻が残りますね(^_^) 基本的にネガティブ思考な私の短編と違って、温かな雰囲気を出しているなあと思いました! [一言] 他の方もおっしゃっていましたが、詩のような趣…
[良い点] 「真っ白な卵」 「コウノトリ」 「どこかの家庭に幸せが舞い込む」 なるほど! と思いました。象徴的な文章が素敵ですね! 詩にも近い趣のある文学でした!
2016/12/11 15:02 退会済み
管理
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