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きっかけ
「父様…………………お父さん…………おいていか………ないで」
冷たい部屋に少女の卑屈な叫びだけが響く。その叫びも、何もなかったかのように空を切る。それでも少女は叫び続けた
「ごめんね ごめんね。届いていないかもしれないけど言わせて欲しいんだ。生きているうちに『お父さん』って呼んであげれなくて………ごめんね。」
その日、少女は知った。生きているうちにしてあげないと
生きているうちに言っておかないともう永遠に届かない事を
お読みになって下さった皆さん。ありがとうございます。
不定期更新になると思いますがこれからもどうぞ宜しくお願い致します。なお、小説投稿初心者の為、何かお気付きになりましたらバシバシ突っ込んで下さい。お願いします。